“コビーのキャリア最高のプレー”としてガソル&レディックが挙げたのは?「あのパスが選手としての評価をさらに高めた」<DUNKSHOOT>

“コビーのキャリア最高のプレー”としてガソル&レディックが挙げたのは?「あのパスが選手としての評価をさらに高めた」<DUNKSHOOT>

コビーのキャリアにおける最高のプレーとして、レディックは2009年ファイナルのアシストパスを挙げた。(C)Getty Images

ロサンゼルス・レイカーズ一筋20年のキャリアで、コビー・ブライアントはいくつもの伝説を残してきた。数え切れないほどのハイライトプレーを生み出したなかで、“コビーのベストプレーをひとつだけ挙げる”となれば、多くのNBAファンが頭を悩ませることだろう。

 この難題に対し、JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)は明確な答えを持っているという。自身がホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man & The Three』でレディックは、ゲスト出演したパウ・ガソル(元レイカーズほか)とともに、“コビー史上最高のプレー”について語った。

 レディックが挙げたのは、レイカーズとオーランド・マジックによる2009年のNBAファイナル第4戦、第4クォーター残り約30秒で飛び出したプレー。レイカーズが5点ビハインドで迎えた状況で、ファーストブレイクからリムアタックしたコビーは、ディフェンダーをスピンターンでかわしながらガソルへアシスト。そのままガソルはダンクを叩き込んだのだが、このパスこそがコビーのキャリアにおいて最高のプレーだとレディックは考えているようだ。
  このプレーの後、レイカーズは同点に追いつき、オーバータイムの末にマジックを撃破。シリーズ戦績を3勝1敗とすると、続く第5戦にも勝利し、チームは7年ぶり15回目、コビーにとっても4度目のリーグ制覇を成し遂げたのだった。

 当時はマジックの一員として、このコビーのアシストをベンチから観ていたレディック。シリーズの流れを決定づけたプレーとして「あのパスは私にとって、コビーのキャリアにおける最高のプレーのひとつだった。おかしく聞こえるかもしれないけれど、本当にそう思っているんだ」と選出した理由を語った。

 このプレーについて、アシストを受けた張本人のガソルも「間違いなく素晴らしい、彼のベストプレーのひとつ」と同意。2008年から2014年まで、約6シーズン半にわたってコビーの相棒を務めたスペイン人ビッグマンは、続けてこう話した。
 「あれは彼とレイカーズに、新たなチャンピオンシップをもたらしたNBAファイナルだった。あの時我々は5点差をつけられていたが、それが大きな違いを生んだんだ。ハイレベルなスキルと、アンセルフィッシュによるプレー。彼はショットを打つこともできただろう。ディフェンダーにチャレンジすることもできたはず。けれど彼は適切なプレーを選択し、それが彼の選手としての評価をさらに高めたんだ」
  2000年代中盤のコビーは、2006年に歴代2位となる1試合81得点を叩き出すなど類い稀なスコアリング力を発揮した一方で、周囲をあまり頼らず、その結果チームも伸び悩んだ。しかし2007−08シーズン頃から味方を巻き込んだプレーが増え、レイカーズは2008年にファイナル進出、2009、10年に連覇を達成。コビーがチームプレーヤーとして一皮?けたことが王朝建国につながったわけだが、そういった意味でレディック選定の“コビー史上最高のプレー”は、素晴らしい着眼点と言えるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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