「スーパーチームの失敗ではない」2004年レイカーズの敗因を米記者が分析「勝てなかった理由はシャック&コビー」<DUNKSHOOT>

「スーパーチームの失敗ではない」2004年レイカーズの敗因を米記者が分析「勝てなかった理由はシャック&コビー」<DUNKSHOOT>

シャック(右)&コビー(中央)擁するレイカーズは、2003年にペイトン(左)とマローンを獲得したが、優勝はならず“カルテット”は1年で解散を迎えた。(C)Getty Images

ロサンゼルス・レイカーズは今季開幕時、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニーというスター選手を揃え、「スーパーチーム」と呼ばれた。

 フランチャイズの歴史を遡ると、2003−04シーズンにもシャキール・オニール(シャック)、コビー・ブライアント、ゲイリー・ペイトン、カール・マローンの“カルテット”を形成。しかしタイトル獲得はならず、米記者は当時の敗戦を「神話化され過ぎている」と指摘している。

 チームは2000〜02年にシャック&コビーの強力デュオを中心に史上3チーム目の3連覇を達成し、黄金時代を築いた。翌02−03シーズンにティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリを擁するサンアントニオ・スパーズにカンファレンス準決勝で敗れて連覇はストップ。王座奪還を狙うべく、シーズン終了後に35歳のペイトン、40歳のマローンと大ベテランを加え、2枚看板のサポート体制を強化した。

 迎えた03−04シーズン、シャックが平均21.5点、11.5リバウンド、コビーが平均24.0点、5.1アシスト、ペイトンが平均14.6点、5.5アシスト、マローンが平均13.2点、8.7リバウンドをあげ、レギュラーシーズンは56勝26敗でウエストの第2シードを獲得。

 プレーオフではヒューストン・ロケッツ、スパーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズを破って2年ぶりのNBAファイナルに返り咲いたが、デトロイト・ピストンズの前に1勝4敗で力尽きた。
  当時のピストンズはファイナルMVPに輝いたチャンシー・ビラップス、リチャード・ハミルトン、テイショーン・プリンス、ラシード・ウォーレス、ベン・ウォーレスら職人肌の選手を中心としたいぶし銀のチーム。タレント力ではレイカーズに軍配が上がるものの、チームとしての完成度はピストンズが大きく上回っていた。

『Sports Illustrated』のハワード・ベック記者は『The Ringer's Real Ones podcast』に出演した際、同年のレイカーズのファイナル敗退は「スーパーチームの失敗ではない」と持論を展開した。

「『1人は全員のために、全員は1人のために』の精神を持ったスター不在のガッツあふれるピストンズは、神話化された物語を超えて、殿堂入りを果たすタレント揃いのゴリアテ(旧約聖書に登場する巨大兵士。ここではレイカーズが該当)を打ち負かした。スーパーチームの失敗ではなく、シャック&コビーの失敗だ。勝てなかった理由はこの2人だ。ペイトンとマローンは主要因ではない」

 選手としてピークを超えていたペイトン&マローンを補強した時点でも不安材料は懸念されていたが、シャックとコビーの確執がタイトルを逃す結果に大きく響いたとベック記者は主張していた。

構成●ダンクシュート編集部

 

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