終始苦しんだ角田裕毅、豪州GPを「とてもタフな週末」と総括。チームには「もっと速さが必要」と訴える

終始苦しんだ角田裕毅、豪州GPを「とてもタフな週末」と総括。チームには「もっと速さが必要」と訴える

豪州GPはペースがつかめず15位に終わったアルファタウリの角田。(C) Getty Images

F1第3戦のオーストラリア・グランプリは4月10日に決勝が行なわれ、13番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は、終始ペース不足に苦しんで15位に終わった。

 予選ではQ2で車のパフォーマンスが大きく低下してしまい、決勝までにこれを改善する必要があると語っていた角田は、1周目で2つポジションを上げる好スタートを切ったが、その後はペースが上がらず、ヴァルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に抜かれる。さらにミディアムからハードにタイヤを変えてからはより状況が悪化、ミック・シューマッハー(ハース)、チョウ・グァンユ(アルファロメオ)らにもオーバーテイクを許し、セーフティカー導入なども状況を好転させる材料とはならなかった。

【関連記事】海外メディアから同情の声が続々。走行前リタイアの角田裕毅に採点「7」の高評価も! レース後、彼はチームの公式サイトを通して「今日は、ペースが掴めませんでした。レース中、ずっと苦労したので、このようなことが二度と起こらないよう、原因を突き止める必要があります。他の車について行くのも、DRS圏内(1秒以内)に止まるのもとても大変で、全体的にパフォーマンスが足りず、ここまで悪くなるとは思っていませんでした。しかし、それが現実なので、ポジティブに考えて、次のレースに向けて改善していきます」とコメントを発表している。

 また、パドック裏で行なわれたインタビューでも、「とてもタフな週末でした。スタートからずっとペースが不足しており、コースに止まるのも大変でした。前の2レースではペースは良かったのですが、今日は本当に苦労しました」とレースを振り返り、「中団争いでは出遅れてしまいましたが、まだ20レースあるので、この先、何が起こるかは誰も分かりません。(次戦の会場である)イモラはホームレースのひとつなので、良いパフォーマンスと結果を出せればと思っています」と気を取り直した。

 2週間後の次戦(エミリア・ロマーニャGP)に向けての過ごし方を聞かれると、「こういう悪いレースの後ほど、食事は絶対に必要です。英国でイモラの準備を行なってからイタリアに戻り、オフをエンジョイしたいと思いますが、もちろんトレーニングも続けていきます」と、彼らしい答えも忘れなかった。
  チームは、角田に対してSNSで「残念ながら競争力とペースが足りず、タフな週末となってしまった」と同情を示し、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「ユウキはどちらのコンパウンドのタイヤにも苦労し、タフな1日を過ごすこととなった。金曜と土曜のセッションでは車に満足していただけに、背後にある要因を理解する必要がある。次戦に向けてやるべきことは多々あるが、同時にこのチャレンジを楽しみしている」と語っている。
  メディアの報道では、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「角田のオーストラリアでの挑戦は、ポイント圏外という結果に終わった。スタートでポジションを幾つか上げ、トップ10にも迫ったが、19周目でのハードタイヤへの移行により、彼のレースはより難しいものとなった」と伝えた。

 そしてオランダのF1専門メディア『GRAND PRIX RADIO』は「ガスリーは満足、角田はガッカリ…」と題した記事で、「アルファタウリの両ドライバーが揃ってフィニッシュラインを通過したのは今季初めてのことだが、角田にはこれを祝う理由がなかった。彼は『車には全くスピードがなかった。十分な速度がない』と語っている」と伝えている。

 レース後の無線でも「可能な限りもっと速さが必要だ」とチームに訴えた角田。結果的に今回も車に悩まされることとなったようだが、次戦までに問題は解決されるだろうか。そして、昨季は苦悩の始まりとなったイモラでのレースで、今季は飛躍のきっかけを掴むことができるか!?

構成●THE DIGEST編集部

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