「王座を勝ち取るためにここへ来た」プレーオフを逃したレブロンが悔しさ胸に来季へ決意「またやり遂げたい」<DUNKSHOOT>

「王座を勝ち取るためにここへ来た」プレーオフを逃したレブロンが悔しさ胸に来季へ決意「またやり遂げたい」<DUNKSHOOT>

レイカーズ大黒柱のレブロンが今季の失敗の要因と、来季に向けての決意を語った。(C)Getty Images

現地時間4月11日、ロサンゼルス・レイカーズの選手たち並びにバスケットボール運営部門代表兼ゼネラルマネージャー(GM)のロブ・ペリンカが2021−22シーズン終了会見を行なった。

 今季のレイカーズは一昨季に球団史上17度目の優勝をもたらしたレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという2枚看板にラッセル・ウエストブルックを加えてビッグ3を形成。さらにその周囲にカーメロ・アンソニーやドワイト・ハワードといったベテラン陣、マリーク・モンクら新戦力を配置して豪華戦力を構築した。

 優勝候補として開幕を迎えたものの、蓋を開けてみればチームは噛み合わず、レブロンとデイビスがケガのため交互に離脱するなど戦力も揃わずに黒星先行。

 シーズン途中にスタンリー・ジョンソンやDJ・オーガスティンらを加えるも、オールスターブレイク後はリーグワースト2位タイの5勝18敗(勝率21.7%)と低迷し、ウエスタン・カンファレンス11位の33勝49敗(勝率40.2%)でポストシーズンも逃してしまった。

 昨夏の補強戦線で、レイカーズはウエストブルックというスーパースターとベテラン陣を獲得。しかしその一方で、一昨季に優勝に貢献したカイル・クーズマとケンテイビアス・コールドウェル・ポープはワシントン・ウィザーズ、アレックス・カルーソはシカゴ・ブルズ、マーキーフ・モリスはマイアミ・ヒートへ移籍した。
  昨季リーグトップの106.8を記録したディフェンシブ・レーティングは、貴重な脇役陣を失ったことで同21位の112.8まで悪化。レブロンは昨夏の補強について「俺が決めたことじゃない。フロントオフィスの決断なんだ。彼らが俺に聞いてきたかもしれないけど、最終的にはこの球団がベストな方向へ進むために彼らが決断を下したこと」と語った。

「コーチ、それに人として俺はフランクのことをリスペクトしている。これから先、どうなるのか分からないけど、彼にはリスペクトしかない」

 レブロンはフランク・ヴォーゲル・ヘッドコーチ(HC)についてそう話していたものの、会見後にレイカーズは指揮官の退任を発表。一昨季に優勝へ導き、ケガ人続出の状況下で奮闘してきた指揮官は、3シーズンでチームを去った。

「このボールクラブがより良いクラブになることを助けるべく、フロントオフィスは何がなんでもやってくれると俺は思っている。自分の意見を求められればそうするだろう。でも最終的には彼らがフランチャイズにとってベストだと思うことを決断して動いてくれるだろう」(レブロン)
  レイカーズはペリンカがリーダーとなって、今夏に新たな指揮官を招聘し、ロースターにメスを入れていくこととなる。

 今季のチームでレブロンは平均30.3点、8.2リバウンド、6.2アシスト、デイビスが同23.2点、9.9リバウンド、2.3ブロック、ウエストブルックは同18.5点、7.4リバウンド、7.1アシストを記録するも、この3選手がコート上で共演できたのは21試合のみ。「俺たちがうまくいかなかった要因、それはフロアでほとんど一緒にプレーできなかったことにある。それが一番の要因だ」とレブロンは悔しがっていた。

 37歳ながらリーグの一線級で活躍を続けるレブロンは、通算4度の優勝を勝ち取っており、レイカーズでも一昨季にリーグを制してファイナルMVPも手にした。今年の年末には38歳を迎えるものの、彼の目標が変わることはない。
 「俺はチャンピオンシップを勝ち取るためにここへ来た。もっと勝ちたいんだ。これまで、俺は望んだものを手に入れてきたけど、依然としてハングリーなんだ。この球団も王座獲得を望んでいると自信を持って言えるし、それこそこの球団がこれまでやってきたこと。俺たちは(NBA制覇を)成し遂げた。だが俺はまたやり遂げたいんだ」

 来季も契約下にいるのはレブロン、デイビス、テイレン・ホルトン・タッカー、オースティン・リーブス、ウェニエン・ガブリエルの5人のみ。ウエストブルックとケンドリック・ナンの来季契約はプレーヤーオプションで、ジョンソンはチームオプションとなるため、ロースターが来季に向けて変動することは間違いない。

 そうした中で、レイカーズが来季レブロンを軸とした布陣で覇権争いへ舞い戻ることができるのか。早すぎるオフシーズンを迎えたが、レブロン率いるチームがこのまま終わるとは考えにくいだけに、今後の動向から目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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