復帰間近のシモンズが新天地ネッツでの活躍に自信「自分にはもの凄く高いIQがある」<DUNKSHOOT>

復帰間近のシモンズが新天地ネッツでの活躍に自信「自分にはもの凄く高いIQがある」<DUNKSHOOT>

復帰間近となっているシモンズ。はたして新天地ネッツでどのようなプレーを見せてくれるのか。(C)Getty Images

現地時間4月22日、ブルックリン・ネッツのベン・シモンズがメディア向けの会見を行ない、プレーオフ期間中に新天地デビューする意向を語った。

 211センチ・108キロの体格を誇る大型PG(ポイントガード)は、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属していた昨季のプレーオフ、カンファレンス準決勝第7戦を最後に、約10か月間コートに立っていない。

 昨季終了後からシクサーズとの関係が悪化し、トレーニングキャンプからプレシーズンゲーム、そしてレギュラーシーズンにも出場せず。今年2月にネッツへトレード移籍したものの、その後も椎間板ヘルニアを抱えていたこともあり、レギュラーシーズンならびにプレーイン・ゲームも欠場していた。

「今は文字どおり、day-to-day(その日のコンディショ次第)になっている。そう、最高の日々を送ることができている。(コンディションを)強化していく上で凄くいい状態なんだ。俺たちは一緒にプレーして、ここ数日最高の日々を過ごせているから、ハイレベルな状態でフロアに戻るべく、強化し続けていきたい。もし今すぐプレーできるなら、コートに立っているだろう。それが現実ってやつさ」
 ネッツは現在、ボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦を戦っているが、ここまで2試合を終えて2連敗。ケビン・デュラントが平均25.0点、4.0リバウンド、4.0アシスト、カイリー・アービングが同24.5点、6.5リバウンド、3.5アシスト、2.0スティールをマークするも、セルティックスが誇る堅守の前に苦しんでいるというのが現状だ。

 ホームのバークレイズ・センターで行なわれる23日の第3戦、ネッツはシモンズが欠場することを発表しているものの、25日の第4戦では10〜15分の制限を設けて出場することを望んでいるという。

「いいチャレンジになる。俺はそれを楽しみにしているよ。このチームのみんなとプレーするんだからね。カイ(アービング)やセス(カリー)、ケブ(デュラント)とプレーしていく上で、自分にはもの凄く高いIQがあると見ている。

 彼らのプレーを観ていて、俺には彼らがどうやってプレーするか、彼らが何を望んでいるのかわかっている。俺としては、彼らを正しいスポットへ配置し、フロア・ジェネラルになることが楽しみで仕方ないね。本当にワクワクしている」 スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)はシモンズがどうなるかについて「わからないね。それについては答えらえない。答えられる人なんているかい?」と切り出すも、このように期待を寄せていた。

「ベンがプレーするなら、彼がプレーしようとしてくれるなら我々はハッピーだ。でもそれはあくまで彼の準備が整った時に限るということ。彼がプレーできないなら、それまでだ。ベンが戻るまで、出場時間をカウントすることもできない。ただ、我々はベンがプレーする準備を整えて出場すること、インパクトを残してくれることを望んでいる」

 シモンズはこれまでのキャリアで3ポイントやフリースローといったアウトサイドシュートを苦手としてきた。ネッツで練習を重ねているとはいえ、コートに出てすぐさま変貌するかどうかは微妙なところだ。
 それでも、トランジションオフェンスにおけるボールプッシュとプレーメーキング、そしてリーグでプレーするすべての選手たちとマッチアップできると言われるほどのディフェンス力が、大きな武器となるのは間違いない。センター顔負けの高さとパワー、ガード並みのクイックネスを持ち、フィジカルコンタクトにも秀でた強靭な体幹を駆使すれば、セルティックス相手にも十分通用するだろう。

「自分の身体の準備さえ整えば、このチームの勝利を助けられる存在になりたい。俺はそのためにここへ来たんだから」

 シリーズで劣勢となっているネッツにおいて、この男がディファレンス・メーカー(違いを生み出す存在)、あるいは救世主として舞い降りることはできるのか。シモンズのポテンシャルを考えれば、十二分に期待できる選手と言っていいはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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