石川祐希のミラノは連敗で予選ラウンド敗退の窮地に。ミラノらしさ欠く試合に、監督は「張り詰めた糸が切れた」と嘆き節

石川祐希のミラノは連敗で予選ラウンド敗退の窮地に。ミラノらしさ欠く試合に、監督は「張り詰めた糸が切れた」と嘆き節

随所で活躍を見せた石川だが9得点に留まり、チームは連敗を喫した。(C)Lega Pallavolo Serie A

現地時間4月24日、イタリアセリエA2021-22シーズンプレーオフ5位決定戦の予選ラウンド第2戦が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがホームでトップバレー・チステルナと対戦。セットカウント1−3(20-25、25-21、21-25、16-25)で敗れ、まさかの連敗を喫した。

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 モンツァとの第1戦を逆転で落したミラノは、ホームで白星を挙げて波に乗りたいところ。対するは同じく黒星発進のチステルナ。ミラノにとって同チームはレギュラーシーズン前半に大接戦の末に惜敗するも、後半の対戦では、石川がシーズン2度目のMVP(マン・オブ・ザ・マッチ)を獲得するパフォーマンスを見せつけリベンジを果たしている。決勝ラウンド進出のために勝ち点が欲しいこの試合に石川は先発メンバーとして出場した。

 石川のサーブで試合をスタートさせたミラノは1セット目の序盤から劣勢を強いられるが、日本代表の主将がネット際の好守から得点を呼び込み接戦へ持ち込む。しかし、チームはレセプションの安定を欠いて攻撃のリズムが整わず、ラリーでも競り負け再びリードを許す。石川はノールックのストレートを決めて相手のセットポイントを阻止する奮闘を見せるが、4点差は重く先制を許す。

 続く第2セット、最大6点のビハインドを負った中盤に、相手の攻撃が精度を欠くと猛攻に転じる。守備で追い上げを演出した石川が、自らも3枚ブロックをかわしてコート中央へ鮮やかに叩き込み、好判断が光るミドルからの強打で追加点。さらに完璧なレセプションで引き寄せたセットポイントを司令塔パオロ・ポッロがエースでものにして試合を振り出しに戻した。

 石川のブロックなどで第3セットを立ち上がりから優位に進めたミラノだったが、中盤にジャン・パトリー(フランス代表)の攻撃が連続でブロックにつかまると形勢一変。この日アタック決定率71%をマークした昨シーズンのチームメート、ステファン・マー(カナダ代表)を軸に攻勢に出たチステルナに押し切られてこのセットを譲り渡す。気概を見せたい第4セットだったが、開始直後から連続失点に見舞われ、粘り強いミラノらしさが影をひそめたまま打つ手なく敗戦。
  石川は9得点(アタック8、ブロック1)に留まった。上位4位が決勝ラウンドへ進む予選でチームは、2戦目を終え勝ち点ゼロで5位となり、窮地に立たされた。

 試合後にロベルト・ピアッツァ監督は、「張り詰めた糸が切れた。ブラックアウトが起きて、それが後を引いてしまった。モデナとの優勝決定戦プレーオフに敗れた後、チームは精根尽きてしまっている。今それをリカバリーすることは非常に難しい状況だ」と、リーグ4強入りへ全身全霊で挑んだことでチームは疲弊していると明かした。

 それでも、背番号14は8日間で残る3試合をこなす正念場へ向け、「日程がタイトですし、すべて勝たないとこの先残っていない。コンディションの調整をしっかりとしてベストで戦い抜き、3試合しっかり勝ち切って次に繋げたい」と並々ならぬ覚悟を示した。

 決勝ラウンド進出に望みをかけるミラノは、第3戦(日本時間4月28日午前3時30分開始予定)で3位(1勝1敗)ヴェローナ・バレーとのアウェー戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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