「かわいそうなのは彼だ」ドネア、防衛戦ドタキャンで窮地のカシメロを擁護!「サウナは多くの選手が使っている」と持論

「かわいそうなのは彼だ」ドネア、防衛戦ドタキャンで窮地のカシメロを擁護!「サウナは多くの選手が使っている」と持論

井上との大一番に臨むドネア(左)は、騒動の渦中にあるカシメロ(右)を擁護した。(C)Getty Images

日本が誇る“モンスター”との対決を控えるフィリピンのベテラン戦士は、失態続きの同胞チャンプを擁護した。
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 来る6月7日にWBAスーパー&IBFバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)との3団体王座統一戦を控えるWBC同級王者のノニト・ドネア(フィリピン)が、サポートする意向を明らかにしたのは、WBO同級王者のジョン・リエル・カシメロ(フィリピン)だ。

 いまカシメロは世界中のバッシングの的となっている。というのも、今月19日に英ボクシング管理委員会(BBBoC)の規定で禁止とされている減量目的でのサウナ使用が発覚。それにより、3日後に英リバプールで予定していた同級1位ポール・バトラー(英国)との防衛戦が急遽取りやめとなっていた。

 昨年12月にもバトラー戦を前日計量に現れずにドタキャン。この時は後に胃腸炎であったことが発覚するのだが、まさかの2連続での防衛戦キャンセルには、フィリピン国内も含めて批判の声が殺到。他でもない王座挑戦をふいにされ続けているバトラーが、「体重超過や今回のようなことをやらかせば、普通は王座をはく奪されるはずだ」と激昂するなど、波紋を広げている。

 一部ではカシメロが2年間も保持してきたベルトのはく奪が有力視される。そんななかで、公然と異論を唱えたのが、ドネアだった。

 ドネアは失態を繰り返してしまったカシメロと同じプロモート会社に所属しているため、その関係性もあるのだろう。だが、39歳の鉄人は、母国紙『Manila Standard』のインタビューで、「WBOはまだベルトをはく奪するかを検討中だから、何とも言えないところはある。いずれにしても違反をしたのはよくない」と前置きしたうえで、逆風にさらされる同胞の身を案じた。
「かわいそうな点はカシメロにもある。なにせ、サウナ減量をやってはいけないというルールや現地の厳しい規定を知らされていなかったんだ。それにサウナでの減量は誰もがやっていることだ。それで罰せられるのはクレイジーだ」

 さらに「私もサウナはよく利用する」とキッパリと言い放ったドネアは、こうも続けている。

「私を含めて多くの選手たちが使っているはずだよ。旅行先でも使うし、私は住んでいる家にもあるぐらいだ。筋肉を無駄にそぎ落とすことなく、効果的な結果を得られるから、一生懸命にトレーニングを重ねるのと同じぐらいに重要なんだ」

 世論とは逆行するようにカシメロをかばったドネア。はたして、彼の願いは届き、WBOのベルトは現状維持となるのか。バンタム級戦線が慌ただしくなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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