【天皇賞・春】7馬身差で逃げ切りの圧勝! 真のステイヤーはタイトルホルダーだけだったのか?

【天皇賞・春】7馬身差で逃げ切りの圧勝! 真のステイヤーはタイトルホルダーだけだったのか?

天皇賞・春を制したタイトルホルダー。写真:産経新聞社

5月1日、第165回となる天皇賞(春)(G1、阪神・芝3200m)が、2番人気に推されたタイトルホルダー(牡4歳/美浦・栗田徹厩舎)が逃げ切って圧勝。1番人気のディープボンド(牡5歳/栗東・大久保龍志厩舎)が2着、4番人気のテーオーロイヤル(牡4歳/栗東・岡田稲男厩舎)が3着となり、人気サイドの決着となった。

 昨年の菊花賞(G1、阪神・芝3000m)を制し、今回の出走馬中ただ1頭のG1ホースだったタイトルホルダーが、文字どおり後続に影をも踏ませぬ鮮やかな逃げ切りで、二つ目のビッグタイトルを手に入れた。

【関連記事】ディープボンド、タイトルホルダーの2強は揺るがない。馬券圏内突入を狙う意外性に満ちた“大穴候補”も【天皇賞・春プレビュー】 シルヴァーソニック(牡6歳/栗東・池江泰寿厩舎)が躓いたために落馬するというアクシデントからスタートしたこのレース。外の16番枠からダッシュをきかせたタイトルホルダーが先頭に立つと、ディープボンド、テーオーロイヤル、3番人気のアイアンバローズ(牡5歳/栗東・上村洋行厩舎)が先行集団を形成し、5番人気のヒートオンビート(牡5歳/栗東・友道康夫厩舎)は中団の後ろ目にポジションを取った。

“カラ馬”となったシルヴァーソニックが馬群の前目へと上がっていったため、後続馬の騎手が気を使わざるを得なくなるなか、タイトルホルダーは先行集団に数馬身の差を付けながら1周目のホームストレッチを単騎逃げのかたちで通過。最初の1000mのラップは60秒5と、稍重のタフな馬場状態にしてはやや速めだったが、ここからグッとペースを落として”息を入れる”という理想的な展開に持ち込んだ。

 3コーナーからディープボンドが和田竜二騎手に気合を付けられながら追撃態勢に入り、後続馬群は先頭との差を詰めながら最後の直線へ向いた。

 しかし、この時点で勝負はすでに決まっていた。

 途中でいったんペースを落として息を入れたタイトルホルダーが、最速の上がりとなる3ハロン36秒4という力強い末脚でテーオーロイヤルを突き放し、独走態勢のままゴール。最後にようやく伸びてきたディープボンドが2着に上がったが、その差は7馬身(1秒1)にも広がっていた。
  タイトルホルダーは最初のコーナーを先頭で通過したレースは、これで5戦5勝。逃げれば強いG1ホースが、前に有利なこの日のトラックバイアスも味方につけての圧勝、というのが「解」だったわけである。これからは2000〜2400mあたりの中距離戦への対応力が試される。

 本馬の父は、2015年のクラシックで春季二冠を制した名馬で、昨年の8月に急死したドゥラメンテ。先日の桜花賞を制したスターズオンアース(牝3歳/美浦・高柳瑞樹厩舎)に続いて、ことし二つ目のG1制覇となった。つくづく早世が悔やまれるが、ゆくゆくはタイトルホルダーがその後継種牡馬になってくれるよう期待したい。
 
 横山和生騎手はデビュー12年目にしてのG1初制覇で、祖父・富雄さん(1971年のメジロムサシ)、父・典弘騎手(1996年のサクラローレル、2004年のイングランディーレ、2015年のゴールドシップ)に次いで、天皇賞・春の親子三代制覇という快挙も達成した。

 父の典弘騎手は、前記のイングランディーレでの天皇賞・春に加え、1998年のセイウンスカイでの菊花賞制覇と、思い切った飛び出しと絶妙なペース配分を絡め合わせた長距離戦での逃げの名手としても知られるところ。和生騎手のこの勝利から、父譲りのサムシングをかぎ取ったファンも多かったのではないだろうか。

 昨年は79勝を挙げてリーディング上位として定着したところでのG1初制覇。先にブレイクした弟の武史騎手との競り合いも楽しみになってきた。

 昨年と2年連続の1番人気で2着に敗れたディープボンについて、和田竜二騎手が「向正面で手応え的にしんどくなった」と振り返っている。傍目にはステイヤーとしての資質が高いように見えるが、実はそれは思い込みで、本質は2400m前後の距離に向くのかもしれない。

 テーオーロイヤルは、GT初挑戦というキャリアを考えれば、この3着は先々に期待を持たせる内容と評価していいだろう。年齢はまだ4歳。伸びしろは十分にある。

 ちなみに1〜3着は日高産の馬たち。これは3200mという、唯一の長距離G1の特異さを表しているのかもしれない。

取材・文●三好達彦
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