名手ミラーが「グリーンはダーティーな選手ではない」と見解。「勝つために必要なことをしている」<DUNKSHOOT>

名手ミラーが「グリーンはダーティーな選手ではない」と見解。「勝つために必要なことをしている」<DUNKSHOOT>

自身も闘争心あふれるプレーでNBAを生き抜いたミラー(左)が、“ダーティープレー”に関する見解を語った。(C)Getty Images

メンフィス・グリズリーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのウエスタン・カンファレンス準決勝は2試合を終えて1勝1敗のタイ。第3戦からはウォリアーズのホームに舞台を移すが、ここまでシリーズは荒れに荒れている。

 第1戦でウォリアーズのドレイモンド・グリーン、第2戦ではグリズリーズのディロン・ブルックスがフレイグラントファウル2で一発退場。ブルックスのファウルを受けたゲイリー・ペイトン二世は左ヒジを骨折する大ケガを負った。しかし、レジェンドシューターのレジー・ミラーは、グリーンに関しては「ダーティー」な選手ではないと見解を述べている。

 現地時間5月1日に行なわれた第1戦の第2クォーター残り1分18秒、ウォリアーズのグリーンはグリズリーズのブランドン・クラークのシュートをゴール下で阻止しようとした際、左手にユニフォームが引っかかるような形で、コートに突き落としてしまった。これがフレイグラントファウル2と見なされ、グリーンは退場処分となった。
  “被害者”となったクラークは試合後、「彼(グリーン)はキャリアでフレイグラントファウルの男として知られている。それを見てきたし、今回のファウルに驚きはない」と、皮肉交じりに語っていた。

 さらに5月3日の第2戦では第1クォーター残り9分8秒、ウォリアーズのペイトン二世が速攻でレイアップを狙った際、グリズリーズのブルックスが背後からブロックに行き、右腕が顔面に入ってコートへ落下。ブルックスもフレイグラントファウル2で一発退場となった。しかも、ペイトン二世は左ヒジの骨折と靭帯損傷が発覚し、最低3週間以上の欠場が確定したとあって、このラフプレーには非難が殺到している。

 そうしたなかで、歴代4位の通算3ポイント成功数2560本を誇り、NBA75周年記念チームにも選出されている殿堂入り選手のミラーがスポーツトークショー『The Dan Patrick Show』に出演。相手のファウルを誘う老獪なプレーで知られるクリス・ポールも話題に上がり、「クリス・ポールとドレイモンド・グリーン、どちらがダーティーな選手だと思う?」という質問に対し、いずれもその言葉には該当しないと答えた。
 「私はどちらの選手もダーティーとは言わない。どちらもアスレティックなわけではなく、シンプルにスマートというレベルだ。バスケットボールに勝つために必要なことをしている。ジョン・ストックトンと対峙した選手の多くは、彼をダーティーと言った。ただ、私に言わせれば、ジョンは勝つために自分の能力を使ったに過ぎない」

 そんなミラーがダーティーだと感じるのは、“バッドボーイズ”の異名を取ったデトロイト・ピストンズの中心選手の1人で、ジョーダンを苦しめた“ジョーダン・ルール”の象徴でもあったビル・レインビアだという。
 「ビル・レインビアはダーティーだった。相手の選手を傷つけようとした。ドレイモンド・グリーンやクリス・ポールは相手を傷つけないが、バスケットボールに勝つために必要なことはなんでもする。この2人は『汚い』レッテルまでは至らない。

 ビル・レインビア、デニス・ロッドマン、アイザイア・トーマス、ドレイモンド・グリーンは、対戦相手として嫌われている。私は彼らが好きじゃなかった。でも、みんな彼らと一緒にプレーしたがった。私もドレイモンド、クリス・ポール、レインビアとプレーしたい。もしチームメイトなら、それで構わないさ」

 グリーンに関しては「殿堂入りすると思う。ディケンベ・ムトンボ、ベン・ウォーレスといった守備的な選手が殿堂入りを勝ち獲っているからね」と、その実力を高く評価しているミラー。相手に故意にケガをさせるか否かは、ダーティーのレッテルを貼るうえで、ひとつの指標となっているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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