テイタム擁するセルティックスとの決戦を心待ちにするバトラー「ベストになるには、ベストを倒さなきゃならない」<DUNKSHOOT>

テイタム擁するセルティックスとの決戦を心待ちにするバトラー「ベストになるには、ベストを倒さなきゃならない」<DUNKSHOOT>

バトラー率いる今季のヒートはシーズンをイースト1位で終了。プレーオフに入っても順調に勝ち進み、2020年以来のカンファレンス決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

今年のイースタン・カンファレンス・ファイナルは、マイアミ・ヒートとボストン・セルティックスというカードとなった。ヒートはカンファレンス1位の53勝29敗(勝率64.6%)、セルティックスは同2位の51勝31敗(勝率62.2%)でレギュラーシーズンを終えており、まさにトップ2の激突と言っていい。

 レギュラーシーズンにおける直接対決の戦績はセルティックスの2勝1敗。ディフェンシブ・レーティングではセルティックスがリーグトップ(106.2)でヒートが4位(108.4)と、リーグ屈指の守備力を有する2チームだけに、激しいバトルが展開されるに違いない。

 カンファレンス・セミファイナルでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを4勝2敗で下し、一足早くカンファレンス決勝進出を決めたヒートのジミー・バトラーは次のように話していた。

「ミルウォーキー(バックス)にせよボストンにせよ、どちらも本当に、本当に優れたチーム。相手はボストンになった。俺たちは楽しみにしている。ベストになるには、ベストを倒さなきゃならないからね」

 両チームは2020年のカンファレンス決勝でも対戦しており、この年はヒートが4勝2敗で勝利。ヒートは2年ぶり、セルティックスは10年以来となるNBAファイナル進出がかかっているが、ヒートにはバトラー、セルティックスにはジェイソン・テイタムという絶対的なスコアラーがいる。
  今年のプレーオフで、バトラーはリーグ4位の平均28.7点に7.6リバウンド、5.4アシスト、2.1スティール、テイタムは同5位の平均28.3点、5.6リバウンド、6.1アシスト、1.3スティールを残しており、シリーズ中は2人がマッチアップする場面もあるだろう。

「今の彼はリーグでもベストの1人。オフェンス面で最大限に注意しなければならない。そして俺が本当に感心しているのは、ディフェンスで彼が見せている激しさだ。これには敬意を表するべきだし、リスペクトしている。俺はそういう選手たちと対戦したくてたまらないのさ」とバトラーはテイタムとの対戦を心待ちにする。

 ヒートは第1戦でハムストリングを痛めているカイル・ラウリーの欠場を発表。だが昨季バックスで優勝し、“連覇”がかかるPJ・タッカーは以下のように語っている。

「俺たちは多くの布陣で戦ってきた。いろんなチームメイトたちとね。このチームには勝利を助けられるGリーグ上がりの選手だっている。バム(アデバヨ)やジミーが不在の時も、カイルがいない時だってあった」
  さらに5月5日に37歳を迎えた大ベテランは、カンファレンス決勝に向けてチームの強みについて、「このチームはどの選手にも“next man up”メンタリティが備わっていると思うね。シーズンを通してずっと、誰かがステップアップしてきた。それが俺たちに自信を植え付け、一丸となって勝利するという姿、本物の欲望へと変わっていったんだと思う」と語った。

 一方、セルティックスのビッグマン、アル・ホーフォードもヒートとのシリーズに向けてこう話していた。
 「これはプレーオフなんだ。ラウンドが進むにつれて、もっと激しく、フィジカルさが増してくる。ファーストラウンドもすごくフィジカルだったけど、それが変わることはないだろうね。両チームがハードに戦っている。(ヒートが)リーグでもトップチームのひとつなのは確かだ」

 ヒートとセルティックスによるシリーズは、フィジカルコンタクトを前面に押し出した肉弾戦が繰り広げられることが予想できる。シリーズは現地時間5月17日(日本時間18日)に幕を開ける。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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