「ルカはネクスト・レブロンにはなれない」ドンチッチを巡る世論にキングの元同僚が物申す「同じレベルはあり得ない」<DUNKSHOOT>

「ルカはネクスト・レブロンにはなれない」ドンチッチを巡る世論にキングの元同僚が物申す「同じレベルはあり得ない」<DUNKSHOOT>

シャンパートは元同僚のレブロン(左)と、23歳の若さでリーグを牽引するドンチッチ(右)の比較に疑問を呈した。(C)Getty Images

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、NBA4年目にして“リーグの顔”の1人となっている。23歳のスロベニア人はポイントフォワード的な役割を担い、トリプルダブルを量産するなど、活躍ぶりは目覚ましい。

 2018年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーから平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録して新人王を獲得。2年目には平均28.8点、9.4リバウンド、8.8アシストとさらに成績を伸ばし、20歳にしてオールスター出場を果たした。

 過去3年連続でオールスター出場、3年連続でオールNBA1stチーム選出。4年目にして通算トリプルダブル回数は歴代10位の46回を数えるなど、名実ともに現代NBAを牽引しているヤングスターの1人だ。

 今季は初めて1回戦を突破し、カンファレンス準決勝ではリーグ最高勝率のフェニックス・サンズに先に王手をかけられながら4勝3敗で逆転勝ち。自身は平均32.6点、9.9リバウンド、7.0アシスト、2.14スティールと目覚ましい活躍を見せ、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス決勝でも、4試合で2回の40得点超えと圧巻のパフォーマンスは続いている。
  そんなドンチッチには“ネクスト・レブロン”の期待も寄せられるが、クリーブランド・キャバリアーズでレブロン・ジェームズと3年半共闘し、16年にはともにリーグ優勝を経験した元同僚のイマン・シャンパートは『VLAD TV』のインタビューで、世間の論調に待ったをかけた。

「レブロンはルカがお気に入りの選手だと言っています。あなたはルカが“ネクスト・レブロン”になり得ると言いますか?」と尋ねられると、シャンパートは「ノー」と即答している。

「ルカはネクスト・レブロンにはなれない。レブロンは身長206cmで速く走れて、高く飛び、さまざまなシチュエーションに順応できる。ルカは違うスタイルで素晴らしいプレーを見せているが、同じスターのポテンシャルだと思うかい? マーケティングならまだしも、選手として同じレベルはあり得ない」

 ドンチッチは身長201センチで、大型ポイントガードとして攻撃を牽引。1学年下のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)のような爆発的な身体能力はないが、プルアップジャンパー、ステップバック3ポイント、ドリブルからのレイアップやフローター、ポストアップまで得点のバリエーションは豊富だ。 しかし、シャンパートはレブロンや“神様”マイケル・ジョーダンのようなアスティック能力がなければ、今以上のレベルに到達するのは難しいとの見解を示している。

「ルカを悪く言うつもりはないけど、最低限もっとサイズアップして、高く飛べるようにならないとね。ルカは効率的なプレーを見せている。ただ、相手がレブロンと同じプレッシャーをかけているかと言えばそうじゃない。ルカは今が4年目? レブロンの4年目の映像を見てみなよ。自陣から敵陣まで凄まじいスピードで攻めていた。マイク(マイケル・ジョーダン)も攻撃力は群を抜いていた

 ルカはレブロンやコビー(ブライアント)、マイク(ジョーダン)のようなアスレティック能力を持っていない。誰も太刀打ちできない驚異のアクロバティックなプレーが通常の限界点だ。
  しばらくしたら、ステップバックをやめようとする風潮があるかもしれない。ジェームズ・ハーデンがずっとステップバックしているのを見るのは不可能だからね。俺の意見が間違っていると証明するチャンスはあるけど、事実、俺はルカにレブロンと同じタイプの支配力を感じたことはない」

 カンファレンス決勝でウォリアーズに3連敗を喫し、王手をかけられて迎えたシリーズ第4戦、ドンチッチは30得点、14リバウンド、9アシストの活躍を見せてシリーズ初勝利に導いた。チームをさらなる高みに導けば、ドンチッチ評は今以上に上がっていくだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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