レイカーズの復権を託されたハムHCが語る“成功への近道”「選手の健康を保ち、パフォーマンスを計算していく必要がある」<DUNKSHOOT>

レイカーズの復権を託されたハムHCが語る“成功への近道”「選手の健康を保ち、パフォーマンスを計算していく必要がある」<DUNKSHOOT>

新HCのハムはレブロンをはじめ、選手のコンディション面の整備を徹底していくことを明かした。(C)Getty Images

ロサンゼルス・レイカーズは新ヘッドコーチ(HC)にダービン・ハムを迎え、2022−23シーズンにプレーオフ進出を逃した今季の巻き返しを誓う。フランチャイズの28代目指揮官となった48歳は、大黒柱レブロン・ジェームズの負担をいかに軽減させるかが、“成功への近道”だとビジョンを明かした。

 レイカーズは2021−22シーズン、リーグ優勝の最右翼に挙げられていた。“キング”ことレブロンとアンソニー・デイビスのほか、トレードでラッセル・ウエストブルック、フリーエージェント(FA)でカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードらを獲得し、強力な陣容を完成させていたからだ。

 しかし、懸念されていたウエストブルックが案の定アジャストに苦しんだのに加え、レブロンとデイビスがケガで長期離脱。シーズンを通して調子は上向かず、現地時間1月25日(日本時間26日)のブルックリン・ネッツ戦を最後に借金生活に突入し、レギュラーシーズン33勝49敗でウエスタン・カンファレンス11位とプレーイン・トーナメントにさえ進出できずに終わった。

 レギュラーシーズン終了直後にフランク・ヴォーゲルHCを解任。新HCの人選が注目されていたなかで、これまでレイカーズ、アトランタ・ホークス、ミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチを歴任してきたハムが後任の座に就いた。
  ハムは2004年にデトロイト・ピストンズで選手として、21年にバックスで指導者として優勝を経験。マイク・ブラウン、マイク・ダントーニ、マイク・ブーデンホルザーHCの下で右腕として経験を積んできたが、NBAでHCを務めるのは初となる。

 就任会見では、今季チームが苦しめられたコンディション面の整備を徹底していくことを明かした。

「ブロン(レブロン)は身体のメンテナンスをすることで、キャリアを通して驚異的な仕事をしてきた。リソースを費やし、正しい人間と協力して、ずっとそのレベルを保ってきたんだ。それはブロンだけでなく、AD(デイビス)、ラス(ウエストブルック)、我々のグループ全体もそうでないといけない。全員のために、選手の健康を保ち、チームのパフォーマンスを計算していく必要がある。シーズンが長くなればなるほど、強くなるプランだ」

 事実、レブロン、デイビス、ウエストブルックのビッグ3は今季わずか21試合しか揃わず。レブロンは腹部と足首の痛みに悩まされ、キャリアで3番目に少ない56試合の出場に終わっている。
  一方、今年12月に38歳と大ベテランの域に入っているとはいえ、平均30.3点と記録するなどスコアリング能力は衰えていない。ハムとしては、エースの存在を最大限に生かすべく、負担を軽減して、1年間を通してパフォーマンスを保ってほしいと考えているようだ。

「ブロンの消耗を抑えるのが一番の目標だ。彼のプレーレベルが一気に落ちるとは思わない。だから、そのレベルを維持できるようにサポートしたい」
  スモールフォワードとしてシーズンをスタートし、ポイントガードとバックアップセンターの役割をこなしたレブロンはレギュラーシーズン終了後の記者会見で、「俺の個人的な目標は、どのポジションでもプレーできるようにすること。対戦相手やニーズによって、センターをしたり、ポイントガードをしたり、ウイングでプレーしたりする。勝つために最高の状態でいるつもりだ」と、どんな仕事もこなす覚悟を口にしている。

 勝負を懸けた2022−23シーズンも、レブロンの出来がチームの命運を握ることになりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
 

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