角田裕毅が「馬鹿げたミス」でリタイア。ピットアウト時のクラッシュを海外メディアは酷評!「恥ずかしいコースアウト」

角田裕毅が「馬鹿げたミス」でリタイア。ピットアウト時のクラッシュを海外メディアは酷評!「恥ずかしいコースアウト」

カナダGP決勝では、リタイアに終わった角田。チームの公式サイトを通して失望している様子を窺わせた。(C)Getty Images

F1第9戦のカナダ・グランプリは6月19日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅はピットアウトの際にウォールに直進してリタイアを喫した。

 パワーユニットの交換で最後尾からのスタートが決定していたため、全セッションでレースに焦点を合わせたアプローチを施してきた角田は、15番手まで浮上したところでヴァーチャルセーフティーカーが出動したのを利用してピットイン。そこからさらに11番手まで順位を上げると、ランス・ストロールを先頭とする隊列の中で膠着状態となり、タイヤが限界を迎えた47周目で2度目のタイヤ交換を行なった。

 ところが、ピットの出口で、まだタイヤが温まっていない状態ながらスピードを上げ、(路面にバンプもあったようだが)そのままコースアウト。ウォールに衝突して車を降りることに……。今季はレース中に背後からプッシュを受けても冷静な対応を見せるなど成長ぶりを示してきた角田だが、今回は彼らしからぬミスで、順調だったレースを終えなければならなかった。

 チームの公式サイトを通して、彼は「ガレージでチームの全員に謝罪しました。ピットの出口でプッシュし過ぎ、不運にもウォールにぶつかってしまいました。今日のペースはとても良く、ポイント圏内まで力強いリカバーを見せました。追い抜きは難しかったとはいえ、このような終わり方には失望しています」と心情を吐露している。
  また、レース後のインタビューでも「あのような形で終わってしまって本当に残念ですが、また次に切り替えて頑張りたいと思います」と語った角田。チームメイトのピエール・ガスリーも苦しんで14位に終わり、アルファタウリはSNSに「レース前は多くの希望を感じていただけに、この結果は我々の望んでいたものではなかった」「次のシルバーストーン(イギリスGP)では良いことがあるだろう」と投稿した。

 また、テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは「ユウキは最初のスティントで力強く、タイヤのマネジメントもうまくいっていた」と振り返ったうえで、「ポイント獲得も見込める順位も可能だったが、残念ながら2度目のピットインの後、コースアウトしてレースは終わった。(ガスリーを含めての)この結果は、我々が中団争いにおいて後退したことを意味する。次のレースでリカバーする必要がある」とコメントを残している。 姉妹チームであるレッドブルは、セルジオ・ペレスはリタイアに終わったものの、マックス・フェルスタッペンがわずか0.993秒差でカルロス・サインツの猛追をかわして勝利し、フェラーリとのチャンピオンシップポイント差を76に維持したが、公式サイトでは角田について「ジル・ビルヌーブ・サーキットでのデビュー戦で、うっかりミスでひとつのヘッドラインを提供してしまった」と伝えた。

 海外メディアでは、オランダのF1専門サイト『RN365』が「馬鹿げたミス」、フランスのF1専門サイト『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』は「やや恥ずかしいコースアウト」と、それぞれがクラッシュの場面を厳しく表現し、スペイン・マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「理解しがたいコースアウト。奇妙な出来事」とネガティブに評している。

 英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「カナダGPの勝者と敗者」と題した記事において、アルファタウリを後者に選定。角田については「ルーキーシーズンであれば違和感はなかったかもしれないが、2年目のツノダに対しては、予測することはできないミスだった」と、評価していたがゆえの、驚きも示した。
  最後にアルゼンチンのニュースサイト『infobae』は、「冷たいタイヤでピットを離れる場合に細心の注意を払うべきことは、カートドライバーでも知っていることだ」と記し、「ツノダは日曜日に初心者のミスを犯し、彼自身とチームに多大な損害を与えた」と厳しく報じている。

 また、同メディアは、このアクシデントによるセーフティーカー出動を利用したサインツがタイヤを交換してフェルスタッペンを猛追したことで、「終盤のエキサイティングな場面を提供し、ツノダはSNSでファンに感謝されたが、もしサインツがフェルスタッペンを追い抜いていた場合、レッドブルにも大損害を与えていたかもしれない」と指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

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