「優勝争いはできるけど、俺たちは倒せない」レブロン&アービング再結成が噂されるレイカーズに王者グリーンが先制攻撃<DUNKSHOOT>

「優勝争いはできるけど、俺たちは倒せない」レブロン&アービング再結成が噂されるレイカーズに王者グリーンが先制攻撃<DUNKSHOOT>

再結成の噂も出ているレブロン&アービング(左)。しかし彼らが揃ったレイカーズに対し、グリーンは「優勝争いはできるけど、俺たちは倒せない」と一蹴した。(C)Getty Images

現地時間6月23日(日本時間24日、日付は以下同)に開催されたドラフトを終え、現在のNBAは7月のFA(フリーエージェント)戦線に向けてさまざまな噂が飛び交っている。

 なかでも注目を集めているのは、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)の去就だろう。新型コロナウイルスのワクチン未接種により、今季はレギュラーシーズン終盤までホームゲームに出場できなかったものの、平均27.4点、4.4リバウンド、5.8アシスト、1.4スティールと見事なスタッツをマーク。依然としてリーグ有数のスコアリングガードであることを示した。

 アービングは来季契約はプレーヤーオプション。約3693万ドル(約49億4862万円)の契約を破棄し、今夏にネッツと延長契約を結ぶことが可能だった。

 ところが、23日に『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じたところによると、アービングは延長契約にこぎ着けなかった場合はサイン&トレードを検討することを望んでおり、移籍希望先についてもリストを作っているという。
  そのリストにはロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックス、マイアミ・ヒート、ダラス・マーベリックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが含まれているとのこと。もしアービングが移籍となれば、リーグに新たなスーパーチームが結成されるかもしれない。

 とはいえ、ここまで挙がったチームはいずれもキャップスペースに余裕がなく、アービングを獲得するためには相応の見返りを放出することが必須となる。

 一部のチームはアービングに興味がないとも報じられているのだが、獲得へ動く可能性があるチームとして浮上しているのがレイカーズ。もしラッセル・ウエストブルックがプレーヤーオプションを行使して残留となれば、両者を絡めた大型トレードによって移籍が実現する可能性もありそうだ。

 レイカーズには、クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年、ともに球団史上初優勝を成し遂げたレブロン・ジェームズという元チームメイトがいる。ここにリーグ最高級のビッグマン、アンソニー・デイビスが健康体でプレーできるのであれば、来季のレイカーズはますます必見のチームになると言っていい。

 とはいえ、これはあくまで7月以降に“起こるかもしれない机上の空論”に過ぎず、アービング、ウエストブルックとも現チームに残留して来季を迎える可能性も十分にある。
  そんななか、今季の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが26日に『Bloomberg』のインタビューに応じ、レイカーズについて持論を口にしていた。

「レブロンに、カイリーのような点取り屋が加われば、彼らは(優勝する)チャンスを手にするだろうな。レブロンは彼をそのポジションに専念させられる唯一の男だからだ。カイリーは素晴らしいリーダーであることを証明できていない。だがレブロンならその点をカバーできるだろう」

 ウォリアーズは2015〜18年にかけて、4シーズン連続でレブロン率いるキャブズとNBAファイナルで激突。そのうちアービングは2015〜17年に出場し、2015年は第1戦でケガをしたため無念の離脱となるも、2016年はシリーズ平均27.1点、17年も同29.4点をマーク。変幻自在のボールハンドリングとバラエティに富んだスキルの数々、正確無比なシュート力を見せつけてきた。
  もしアービング(2011年)がレイカーズ入りしてレブロン(2003年)と再びタッグを組み、デイビス(2012年)と“ドラ1トリオ”を形成するならば、グリーンは優勝するチャンスがあると見ているようだ。

 ただし、グリーンはステフィン・カリー、クレイ・トンプソンとともに強固な基盤を構築し、8年間で4度目の優勝を飾ったこともあり「彼らが(チャンピオンシップを)争うことはできるかもね。だが俺たちのことは倒せないだろうな」と自信を見せていた。

 今季NBAチャンピオンとなったことで、来季のウォリアーズは再び29チームから追われる立場となる。レギュラーシーズンでも強豪から弱小まで、全球団が目の色を変えて金星を掴むべく積極果敢に立ち向かってくることだろう。

 そうしたなかで、レイカーズはプレーオフ返り咲き、そして覇権争いへ参戦できるのか。アービングの動向はこれからも注目されることになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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