「シカゴは僕のホーム」ブルズと再契約したラビーンが“チーム愛”と新シーズンへの意気込みを語る<DUNKSHOOT>

「シカゴは僕のホーム」ブルズと再契約したラビーンが“チーム愛”と新シーズンへの意気込みを語る<DUNKSHOOT>

去就が注目されたラビーンだが、MAX額でブルズと再契約を結んだ。(C)Getty Images

昨季はイースタン・カンファレンス6位の46勝36敗(勝率56.1%)でレギュラーシーズンを終え、2016−17シーズン以来、5年ぶりのプレーオフ進出を飾ったシカゴ・ブルズ。だがミルウォーキー・バックスとのプレーオフ1回戦では、左ヒザの関節鏡手術から回復が遅れていたロンゾ・ボールが全休、ザック・ラビーンとアレックス・カルーソが第5戦を欠場とベストメンバーが揃わなかったこともあり、1勝4敗で敗退しポストシーズンを終えた。

 デマー・デローザン、ボール、カルーソだけでなく、アヨ・ドスンムにデリック・ジョーンズJr.と、主力の多くが新加入選手だった昨季のブルズ。その状況下で、彼らのケガなどもあって終盤は苦しい戦いを強いられた。

 それでも、新体制でプレーオフまでこぎつけたことで、シーズンを終えたデローザンは「パーフェクトだ。これ以上ないほどね」とコメント。「控えめに言っても最高のシーズンだった。フロントオフィス、チームメイトたち、それにこの街。すべてのことが僕の想像できないほどのものだった。予想もしていなかったことが起こって、まるで夢が叶ったかのようなシーズンさ。僕はすでに来シーズンを楽しみにしている」とポジティブな言葉で締めくくった。
  迎えたオフシーズン、ブルズの最重要事項は完全FA(フリーエージェント)となるラビーンとの再契約。4月末のシーズン終了会見で「自分を評価してもらい、(高額契約が)支払われることは大事なことだと思う。僕は自分のことをリーグでもトップ(に相当する)選手だと見ている。この4年間で、僕はそのことを証明してきた」と語ったラビーンは「みんなのことは本当に、心の中では大好きだ。ただ、僕はビジネスとして決断していかなければいけない。1人の男としてね」と、去就について明言を避けていた。

 だが蓋を開けてみれば、現地時間7月1日(日本時間2日)に5年2億1500万ドル(約290億2500万円)のMAX額で再契約に合意。昨季はシーズン途中から左ヒザの痛みに悩まされたとはいえ、67試合の出場で平均24.4点、4.6リバウンド、4.5アシストをマークし2年連続でオールスターに選ばれた現有戦力の屋台骨が、長期契約を結んで残留したことは非常に大きい。
 「シカゴは僕のホーム。僕が本当の意味で有名になり始めたのはこの地なんだ。だからここでまた続けていきたい。もの凄く楽しみだ。ファンのみんなには感謝している。今このチームが進めている勝利へのプロセスを続けていく準備はできているよ」

 ラビーンは2日に地元メディア『NBC Sports Chicago』との電話インタビューでそう語り、ブルズ、そして自身のさらなる成功に向けて意気込んでいた。

 チームはこのFA戦線で、ベテランビッグマンのアンドレ・ドラモンド、経験豊富な司令塔のゴラン・ドラギッチを獲得しており、ジョーンズJr.との再契約にも合意と、着々と戦力増強を進めている。
  ボールにカルーソ、ドスンム、コビー・ホワイトもいるガード陣にドラギッチを加えたことは、ホワイトの放出を視野に入れているとも受け取れるが、同メディアによるとドスンムとホワイトの教育係として獲得に動いたようだ。ドラギッチと同じくビル・ダフィーを代理人とするニコラ・ヴュチェビッチは、このベテラン司令塔をリクルートする上で重要な役割を果たしており、若手たちがドラギッチから多くを学べると期待を寄せているという。

 昨季は主力の相次ぐケガに悩まされただけに、ドラギッチのような頼れるベテランがベンチに控えていることは、ブルズの選手たちにとっても心強いはず。ラビーン、デローザンのオールスターデュオを中心とするブルズは、今季こそプレーオフ1回戦突破だけでなく、さらに勝ち進むことを見据えているに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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