高飛び込み、史上最年少で銀獲得の15歳玉井を金の中国選手が絶賛!「私は一生懸命に追いつこうとした」中国メディアに語る【世界水泳】

高飛び込み、史上最年少で銀獲得の15歳玉井を金の中国選手が絶賛!「私は一生懸命に追いつこうとした」中国メディアに語る【世界水泳】

男子高飛び込みで銀メダルを獲得した15歳の玉井。ライバルの中国選手も絶賛した。(C) Getty Images

3日にハンガリー・ブダペストで行なわれた水泳の世界選手権で、男子高飛び込みの決勝が行なわれ、昨夏の東京五輪で同種目7位の15歳・玉井陸斗(JSS宝塚)が銀メダルを獲得した。

 飛び込み競技における日本勢の世界選手権個人種目でのメダル獲得は、2002年福岡大会の3メートル板飛び込みで寺内健(ミキハウス)が銅メダルを受賞して以来であり、21年ぶり2度目の快挙。そして史上最年少での達成となった。
  この大会で圧倒的な強さを誇ったのは中国で13個の金メダルを独占し、飛び込みメダルランキングで1位となった。そんな中、日本の若手が中国勢に食い込み、銀メダルを獲得した意味は大きい。

 決勝戦4位で迎えた玉井は最終6本目で得意の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で鮮やかな入水を決め、95・40のハイスコアを出して逆転した。演技を終えると、何度もガッツポーズで喜びを表現した。表彰式後は、馬淵崇英コーチの首にメダルをかけ、馬淵コーチが感極まって涙を流すシーンもあった。

 今回の男子高飛込の順位は以下のとおりである。  
1位 YANG Jian(中国)515・55
2位玉井陸斗(JSS宝塚/須磨学園)488・00
3位 YANG Hao(中国)485・45

 玉井の快挙を中国の選手も絶賛しており、今夏の東京五輪で銀を獲得し、今回金メダルに輝いたYANG Jianは中国メディア『環球時報』に「日本のダイバーは非常に良い演技をし、決勝戦のほとんどの時間、私は彼らに追いつくために努力していた」と、日本選手団が脅威になっていたことを明かしている。

 玉井の高飛び込みでの銀メダルに加え、女子の飛板飛込の金戸、三上組ペアも決勝で303・00点をマークし、銀メダルを獲得した。今大会の日本勢は競泳、アーティスティックスイミングと合わせ、07年大会の過去最多に並ぶ13個のメダルを獲得している。

 7位に終わった東京五輪の後、自分の課題と向き合いながら、下半身の強化に取り組み、技を磨いてきた玉井は24年のパリ五輪では高飛び込みと板飛び込みでの出場を狙っているという。

 日本が飛び込み競技で最初に五輪に出場したのは1920年アントワープ大会であるが、100年以上経った今でも五輪でのメダルを一度も獲得したことがない。パリ五輪の際は高校3年生になる玉井が日本初のメダルを獲得するのか、パリ五輪期待の星に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部
水泳界はトランスジェンダー選手の女子競技への出場禁止を決定! 各国では賛否両論「酷だ」「間違いなく正しい方向へ」

【世界水泳】AS選手が演技中に失神。水中に沈む選手をコーチ自らの手で救出!「呼吸をしていないのが見えたので恐ろしかった」

関連記事(外部サイト)