名手オリーが“仲良しこよし”の現代NBAに苦言「良好な関係を築きたいなら引退後にやればいい」<DUNKSHOOT>

名手オリーが“仲良しこよし”の現代NBAに苦言「良好な関係を築きたいなら引退後にやればいい」<DUNKSHOOT>

チームへのトレード要求でリーグを騒がせているデュラントら、近年はスター選手の移籍が頻発している。(C)Getty Images

ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、FA市場解禁直前にチームにトレードを要求してリーグを揺るがせた。この行動に対して様々な批判が寄せられているなかで、レジェンドのロバート・オリーは現代の“仲良しこよし”の傾向に釘を刺している。

 2007年にNBA入りしたデュラントは、オクラホマシティ・サンダーでの9年間で優勝に手が届かず、16年7月にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍。ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンと強力カルテットを形成して17、18年にリーグ連覇を果たし、自身も2年連続でファイナルMVPに輝いた。

 その後、19年夏にサイン&トレードでネッツへ移籍。カイリー・アービングとタッグを組み、21年1月にはジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)も加わったが、プレーオフではカンファレンス準決勝進出が最高と思うような結果を残せていない。

 今オフ、アービングは3690万ドル(約50億1840万円)のプレーヤーオプションを行使して残留した一方で、エースのデュラントがまさかのトレード要求。歴代7位タイの優勝7回を誇る名脇役のオリーは、自身がホストを務める『Big Shot Bob Podcast』で、3人のスターを引き合いに出しながら現代の傾向に見解を述べている。
 「今の時代、友人たちとのプレーを優先する選手が多い。私だったら勝利を追い求める選手とチームメイトになりたいね。友達関係になるんじゃなく、チャンピオンシップを勝ち獲ろうとする。バスケットボールにおいて、ベストのひとつであるレガシーを築きたいとね。オフコートで良好な関係を築きたいなら引退後にやればいい。

 コビー・ブライアント(在籍20年)、ダーク・ノビツキー(同21年)、ティム・ダンカン(同19年)らは、そのレガシーの素晴らしさに疑いの余地はない。彼らは1チームに20年近く在籍し、良い時も悪い時もプレーし続けた。そういった存在が、組織をより強固なものにする。彼らのためにチームへ加わろうとも思うからね。私もティムがサンアントニオにいなければ、移籍はしていなかった。リーダーシップを含めて、チャンピオンシップ獲得を後押ししてくれる存在だ」

 オリーのなかでは、今のリーグにはトレード不可能な“アンタッチャブルな存在”は、3人しかいないという。

「ルカ(ドンチッチ/ダラス・マーベリックス)とステフ(カリー)はアンタッチャブルだ。ヤニス(アデトクンボ/ミルウォーキー・バックス)? ああ、彼もそうだね。ほかの選手はトレード可能だ。レイカーズがレブロン(ジェームズ)との交換でKD(デュラント)を差し出されたとしたら、トレードすべきだ。KDはあと10年近く(キャリアが)残っているが、レブロンはあと3年だからね」

 はたしてデュラントは2022−23シーズンをどのチームでプレーするのか。引き続き大きな注目を集めそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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