「黄金時代の終焉か?」世界王者“全滅”となったフィリピン・ボクシング界に母国識者が嘆き!「本当に参っている」

「黄金時代の終焉か?」世界王者“全滅”となったフィリピン・ボクシング界に母国識者が嘆き!「本当に参っている」

左からマグサヨ、ドネア、カシメロ。今年に入ってフィリピンボクサーの王座陥落が相次いでいる。(C)Getty Images

アジア最高の“ボクシング大国”が危機に瀕している。

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 現地時間7月15日、「フィリピンボクシング、黄金時代の終焉?」とのタイトルで記事を掲載したのは、国内最大級のネットワークを誇る放送局『ABS-CBN』だ。同国の世界王者がひとりもいない現状を受け、解説員を務めるエド・トレンティーノ氏が、「いま、我々は本当にちょっと参っているんだ」と正直な心境を吐露したという。
 
 同氏が「今年は世界王者5人でのスタートだった」と話すとおり、ここ7か月間でWBCフェザー級王者のマーク・マグサヨ、IBFスーパーフライ級王者のジェルウィン・アンカハス、WBOバンタム級王者のジョンリエル・カシメロ、WBC同級王者のノニト・ドネア、IBFミニマム級王者のレネ・マーク・クアルトがそれぞれ王座から陥落した。
  そして今、フィリピンの世界チャンピオンは0人。この事態にトレンティーノ氏は、新型コロナのパンデミックでかつての調子を取り戻すのに苦労する選手がいた点、さらにキャリア終盤に差し掛かっている選手が少なくなかった点を、原因として指摘している。

 また、ドネアに加えてマニー・パッキャオ、ドニー・ニエテスというレジェンドの存在に触れると、「偉大な世界チャンピオンは、一夜にして生まれない」と言及。記事の最後は、「第二のパッキャオは現れないかもしれない」としつつ、「ボクシングをどうにか支えていく特別な存在はいる」との言葉で締めくくられた。

 ついに世界チャンピオン“全滅”まで追いやられてしまったフィリピンボクシング界。いま、大きな転換期を迎えてるが、はたして今後の巻き返しは見られるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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