キングスの躍進を現地記者が大胆予想「プレーオフ不出場記録が途切れ、マレーが新人王、フォックスはオールスターに選ばれる」<DUNKSHOOT>

キングスの躍進を現地記者が大胆予想「プレーオフ不出場記録が途切れ、マレーが新人王、フォックスはオールスターに選ばれる」<DUNKSHOOT>

スピアーズ氏は今季のキングスの躍進を予想。はたしてプレーオフ不出場記録は終わりを迎えるのか?(C)Getty Images

ディフェンディング・チャンピオンのゴールデンステイト・ウォリアーズのほか、昨季リーグベストの64勝18敗(勝率78.0%)をマークしたフェニックス・サンズ、同2位の56勝26敗(勝率68.3%)を記録したメンフィス・グリズリーズと、群雄割拠の様相を呈している今季のウエスタン・カンファレンス。

 さらに、2年連続シーズンMVPのニコラ・ヨキッチに加え、ジャマール・マレーとマイケル・ポーターJr.が健康体を取り戻して復帰する見込みのデンバー・ナゲッツ、昨季プレーオフへ進出した戦力にルディ・ゴベアやベテラン陣を加えたミネソタ・ティンバーウルブズ、カワイ・レナードがケガから戻ってくるロサンゼルス・クリッパーズなども虎視眈々とトップの座を狙っており、昨季以上の混戦になるのは間違いない。

 そんななか、米スポーツ専門局『ESPN』のマーク・J・スピアーズ記者が現地時間7月19日(日本時間20日、日付は以下同)、同メディアの『NBA Today』に出演した際、サクラメント・キングスについてこんな大胆予想をしていた。
 「(今季の新人王は)キーガン・マレー。彼はプレーオフチームでプレーすることになるからだ。キングスは連続記録が終わりを迎え、(マレーは)ルーキーたちのなかでベストな記録を残すだろう。そう、キーガン・マレーが新人王になる」

 マレーは今年のドラフト1巡目4位でキングスから指名された、203cm・97kgの体格を誇るフォワード。ラスベガスで開催されたサマーリーグでは平均23.3点、7.0リバウンド、2.0アシスト、1.3スティール、フィールドゴール成功率50.0%、3ポイント成功率40.0%(1試合平均3.5本成功)、フリースロー成功率80.8%と、安定した成績を残してMVPに選ばれた。

 マイク・ブラウンを新指揮官に据えた今季のキングスは、ディアロン・フォックス、ドマンタス・サボニス、ハリソン・バーンズ、ケビン・ハーター、マレーを先発として起用予定。ベンチにはデイビオン・ミッチェル、マリーク・モンク、テレンス・デイビス、ジェレミー・ラム、トレイ・ライルズ、リショーン・ホームズといった面々が控えており、楽しみなロースターを完成させた。
  とはいえ、キングスは2006年を最後にプレーオフから遠ざかっており、16年連続のポストシーズン不出場はNBA史上ワースト記録。ブラウンHC(ヘッドコーチ)就任1シーズン目で、そう簡単に事態が好転するかは疑わしい。

 だが、スピアーズは今季のキングスを高く評価していた。

「元オールスターのサボニスとディアロン・フォックスは素晴らしい。あの2人のピック&ロールを見てくれ。彼らの連携はスペシャルなことになる。あの2人がトレーニングキャンプから一緒にプレーできることで、フォックスはオールスター選手になるだろう。

 デイビオン・ミッチェルは次のシーズンで新たなレベルに達する。サマーリーグMVPのキーガン・マレーがいて、元NBAチャンピオンのハリソン・バーンズもいる。ケビン・ハーターとマリーク・モンクは堅実なベテランであり、過小評価されているリショーン・ホームズもいる」
  ウエストにはほかにも、昨季プレーオフへ出場したロースターにザイオン・ウィリアムソンが合流するニューオリンズ・ペリカンズ、ルカ・ドンチッチ率いるダラス・マーベリックス、戦力補強に成功したポートランド・トレイルブレイザーズ、昨季の汚名返上に燃えるロサンゼルス・レイカーズがおり、プレーオフ進出どころかプレーイン・トーナメント参戦も高いハードルとなる。

 それでも、スピアーズ記者は「彼らは第8シードでプレーオフに進出するさ」と自信を見せていた。

 キングスの選手たちにとっては嬉しいコメントであり、これから迎えるトレーニングキャンプ、プレシーズンゲーム、レギュラーシーズンに向けて大きなモチベーションとなるだろう。

 現時点でキングスがプレーオフへ返り咲くことができる保証はどこにもないのだが、ブラウンHCがディフェンスを改善させ、若手とベテランが上手く噛み合うのであれば、その可能性は決してゼロではないはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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