「SNSやテレビを見てたらおかしくなるよ」セルティックスの“デュラント獲得報道”をテイタムがバッサリ「まるで真実のように話してる」<DUNKSHOOT>

「SNSやテレビを見てたらおかしくなるよ」セルティックスの“デュラント獲得報道”をテイタムがバッサリ「まるで真実のように話してる」<DUNKSHOOT>

過熱するデュラント獲得報道について、テイタムは「ただのアイデア」と否定した。(C)Getty Images

現地時間8月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが地元セントルイス州の高校でバスケットボールキャンプを開催。その際に応じた『NBC Sports』の取材で「僕はいつだって自分のこと、それにチームメイトたちのことを信じている」と口にし、さらにこう続けた。

「実際、僕らはあと少しだった。(NBAファイナルの)第6戦まで辿り着いたんだ。優勝には届かなかったけどね。だからこそ、このオフシーズンはあそこまで舞い戻ること、あの難関を乗り越えることがすべてなんだ。そこでこのチームは2人の最高のピースを加えてくれた。彼らは僕らをさらにいいチームに、そして見事に補完してくれる気がしている」

 昨季のセルティックスはイースタン・カンファレンスを勝ち上がり、NBAファイナル進出を果たした。ゴールデンステイト・ウォリアーズとの頂上決戦には2勝4敗で敗れ、球団史上18度目の優勝こそ逃したものの、一時は2勝1敗でシリーズを優位に進めていただけに、3連敗でプレーオフを終えたことは悔しかったに違いない。
  それでも、テイタムが話したとおり、セルティックスはファイナルでローテーション入りした8選手を誰1人放出することなく、トレードでマルコム・ブログドン、FA(フリーエージェント)でダニーロ・ガリナーリを獲得し、着実に戦力をアップさせた。

 今季の予想スターターは、バックコートにマーカス・スマートとジェイレン・ブラウン、フロントコートはテイタム、アル・ホーフォード、ロバート・ウィリアムズ三世という昨季と同様の布陣。ベンチにはブログドン、デリック・ホワイト、ペイトン・プリチャード、グラント・ウィリアムズ、ガリナーリらが控えており、リーグ最高級の豪華戦力を有している。

 ただ、7月下旬には『ESPN』と『The Athletic』が、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラント争奪戦にセルティックスが参戦していると報道。その交換要員にブラウンらが挙がっていると伝えており、トレード要員に挙がったブラウンやスマート、ホワイトは心中穏やかではないはずだ。
  24歳ながら名門球団でリーダー役もこなすテイタムは、5日に公開されたポッドキャスト番組『Celtics Lab』で、トレードの噂などについてこう語っていた。

「僕たちは今、そんな世界で生きているってこと。いつだって匿名の情報源が湧いて出てくるけど、そのほとんどが『ESPN』かTwitterだ。で、それをみんなが目にしてしまっている。だからそれが真実かどうかなんて、誰にもわからないんだ。

 でもある人たちはそれについて話し合ってしまう。僕からすればそれはただのアイデアなんだ。そういったことをしているTwitterやテレビを注視していたらおかしくなっちゃうよ。僕としては、自分の正気やペースを保たなきゃいけないってことを学ぶ場だと思っている。真実とは程遠いかもしれないのに、さも本当のことのように話しているんだから」
  NBAではテイタムをはじめ、数多くの選手たちがTwitterやインスタグラムといったSNSを使いこなしている。チームからではなく、テレビやSNSでトレードされたことを知るケースもあるだけに、その情報の速さは圧巻だ。

 テイタムもそのことは把握しており、ファンの心理についても「家にいる普通のファンなら、その違いがわからないんだ。そこで目にしたものを信じてしまう」と話していた。

 ただ、リーグのベストプレーヤーに、そしてセルティックスをチャンピオンへ導くという明確なゴールを設定しているテイタムは「自分でコントロールできることをやっていくだけ」と、過剰報道にも一喜一憂せず、目標へ向かって前へと進み続けている。

 NBAでは“トレードはビジネス”という言葉もあることから、今季開幕までにセルティックスが動く可能性があることは捨てきれない。それでも、テイタムならば自身がやるべきことをしっかりとこなし、キャリア6シーズン目を迎えることができそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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