「圧倒している」井上尚弥のPFP1位に不満? ウェルター級王者クロフォードが「俺こそがナンバーワン」と断言

「圧倒している」井上尚弥のPFP1位に不満? ウェルター級王者クロフォードが「俺こそがナンバーワン」と断言

ドネアに圧勝してPFPでも堂々の1位となった井上(左)。しかし、そんな“モンスター”への評価に納得しきれていないのが、ウェルター級の猛者クロフォード(右)だ。(C)AP/AFLO、(C)Getty Images

去る6月8日に発表された“あるパウンド・フォー・パウンド(PFP)”は、ボクシング界で小さくない話題となった。米老舗ボクシング誌『The Ring』がWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)を1位に選出したのだ。

 1922年に創刊されて以来、「最も権威があるボクシング誌」と評される同誌による史上初の日本人選手のトップ選出は世界を驚かせた。それと同時にノニト・ドネア(フィリピン)を、わずか267秒で打ちのめして声価を高めた井上のポテンシャルが改めて証明された瞬間でもあった。

 もっとも、階級を度外視した格付けであるPFPは、媒体や選手の価値観によって結果も様々だ。ゆえに『The Ring』の結果に不満を抱く者もいる。WBOウェルター級世界王者のテレンス・クロフォード(米国)もそのひとりだ。

 現地時間8月7日に米ポッドキャスト番組「Showtime Boxing」に出演した34歳の猛者は、自身が4位に選出されたPFPの結果について、「俺が実際のナンバーワンだってことは分かってるさ」と断言。そして、井上たちを引き合いに出して、こう続けた。

「これは『もしかしたら』とか『かも』って話じゃない。俺は1位なんだ。もう何年もそうなんだ。ボクシング・ファンに聞いても『テレンス・クロフォードがナンバーワンだ』と言うだろう。たしかにイノウエはドネア戦でかなり良かった。(2位の)カネロもこないだの負けた試合を除いては良い試合を続けていた。だけど、誰も俺に正当な評価は下していないように思える。まぁそれが次の試合に向けた闘志になるんだけどね」
  さらに「俺は本当にナンバーワンだということを証明し、それを世界に示す」と意気込んだクロフォードは、「これはエゴなんかじゃない。シンプルに自信があるだけだ」と強調した。

「何よりも俺がこれまでやってきたことが全てを示してるだろ? 俺はウェルター級の全員を倒してる。それに一度たりとも接戦にならずに圧倒している。これは紛れもないナンバーワンたる証拠だ」

 己の強さに自信を深めたクロフォード。同級の3団体王者エロール・スペンス(米国)との統一戦の実現が近いとされる34歳は、来る大一番で勝利し、「世界一だ」と語る自らの実力を証明できるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】カシメロは「魅力がない」と糾弾! 英誌が井上尚弥を“倒す可能性がある5人”を分析。「リスクを冒す価値がある」相手とは?

【関連記事】カシメロの“身勝手発言”にWBO王者は「コイツとはおさらば」と憤慨! 井上尚弥戦の実現を再強調「俺はレジェンド級とやる」

【関連記事】「え、俺はやられたのか?」ドネアが明かした井上尚弥戦の舞台裏! 1Rのダウンは失神していた「瞬間的に真っ白になった」

関連記事(外部サイト)