【男子バレー】イタリア代表監督が日本の成長ぶりを称賛!「もはや“レセプションと守備”のチームではない」と警戒

【男子バレー】イタリア代表監督が日本の成長ぶりを称賛!「もはや“レセプションと守備”のチームではない」と警戒

主将の石川(中央)を中心とする龍神NIPPONは、イタリア、米国とのテストマッチに挑む。(C)Getty Images

男子バレーボール界で世界トップクラスを追い落とす存在へと変貌を遂げつつある日本代表。今年一番の大舞台へ向け、強豪2チームとのテストマッチに臨む。

 男子日本代表は、6月上旬からおよそ1カ月半にわたり16カ国の代表が熱戦を繰り広げた国際バレーボール連盟主催の『ネーションズリーグ(VNL)』で、初の決勝ラウンドへ進出。準々決勝で東京五輪金メダリストのフランスに敗れたものの過去最高成績となるベスト8入りを果たし、パリ五輪出場の資格獲得に重要な世界ランクも11位から9位へジャンプアップを成し遂げた。

 沖縄での紅白戦を終えた日本代表は、8月28日に開幕する『世界選手権』へ向けて、現在、東京都内で合宿中。この後、当初予定していたポーランドでの大会へは出場せず、イタリアで同ランク5位米国と6位イタリアとのテストマッチで最終調整を行う。

“Road To World Championship (世界選手権への道)”のスローガンを掲げたこのテストマッチは、イタリア北部ピエモンテ州のクーネオで日本時間8月19日〜21日に開催される。ミラノから西へおよそ250キロの同市は、フィリップ・ブラン監督にとって、1989年から現役最後の2シーズンを過ごし、指導者としてのキャリアをスタートさせた思い入れの深い場所だ。

 このテストマッチを主催するイタリアバレーボール連盟同州支部が7月末に開いた会見で、同国代表のフェルナンド・デ・ジョルジ監督は日本代表について言及。「日本はVNLで素晴らしい成果を残した。(決勝ラウンドは)イシカワの負傷が痛手となってしまい不運だった」と進化を目に見える形で示した日本代表を讃えると同時に、それを支える石川の存在の大きさに触れた。

 さらに、VNL予選ラウンドでは首位通過を果たしたアッズーリに逆転で黒星をつけた難敵について、「日本はVNL期間中に大きな躍進を見せた。サーブ力も格段に向上させていた。もはや“レセプションと守備”のチームではない」と強豪勢と渡り合える攻撃面の成長ぶりを高く評価。同大会準優勝の米国を加えた三つ巴の戦いを、「(世界選手権に向け)技術的な観点で非常に重要な試合」と考えているという。
  また、同代表のチームマネージャーを務めるジャコモ・ジレット氏は、「世界基準でトップクラスに入る3チームが対戦するのだから、最高にハイレベルな大会になるはず。VNLで決勝ラウンド進出を果たして世界選手権へ臨むチームが繰り広げる3試合は、興味深い試合となるだろう」とコメント。今年の代表シーズンを締めくくる大舞台で上位進出を狙う3代表が集結するとあって、バレーボール人気の高い現地では、テストマッチにもかかわらず国営放送での生中継が決定した。(7日時点の発表はイタリア戦のみ)

【日程/日本時間】
19日:イタリアvs.米国、20日:日本vs.米国、21日:イタリアvs.日本、各試合4時10分開始

 2年後のパリ五輪を見据え若返りを図るイタリアは、2008年の初招集から数々のメダル獲得に貢献してきた36歳のオポジット、イヴァン・ザイチェフを世界選手権のロースターから外すことを決断。一方、米国はマシュー・アンダーソンを今シーズン初招集している。国際バレーボール協会が公開した日本代表の登録メンバーには、怪我の回復具合が心配されている石川の名前が確認され、ファンは胸をなでおろしている。

 日本代表は8月14日にイタリア入りする模様。この最終調整で目標に掲げる世界選手権8強入りへのさらなる手がかりをつかんでくれることだろう。龍神NIPPONの『世界選手権』は8月26日のカタール戦で幕を開ける。

構成●THE DIGEST編集部

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