マレーとの共演に期待を寄せるヤング「どれほどダイナミックになるか。皆はまだ理解できていないと思う」<DUNKSHOOT>

マレーとの共演に期待を寄せるヤング「どれほどダイナミックになるか。皆はまだ理解できていないと思う」<DUNKSHOOT>

今季からホークスで共闘するヤング(右)とマレー(左)。周囲はもちろん、本人たちも期待に胸を躍らせている。(C)Getty Images

現地時間8月19日、アトランタ・ホークスのオールスターガード、トレイ・ヤングのインタビューが米メディア『Yahoo! Sports』で公開された。

 昨季2年ぶりにオールスターへ返り咲いたヤングは、リーグ4位の平均28.4点、3.7リバウンド、9.7アシスト、3ポイント38.2%(平均3.1本成功)をマーク。チームはイースタン・カンファレンス9位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終えると、プレーイン・トーナメントでシャーロット・ホーネッツ、クリーブランド・キャバリアーズを相次いで破り、2年連続でプレーオフ進出を果たした。

 だが、マイアミ・ヒートとの1回戦ではヤングの決勝弾で第3戦こそ勝利するも、ジミー・バトラーの活躍を許して1勝4敗で敗退。カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった一昨季から一歩後退となった。

 ヒートのタフなディフェンスの前に不発に終わったヤングにとって、オクラホマ大時代から比較されてきたステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が昨季4度目の頂点に立ったことが刺激になっているという。
 「僕らのゲームは違うと思っている。でもいくつか似ている部分もある。それに僕は何としてでもチャンピオンになりたいんだ。彼はまさにその基準を定めてくれたのさ」

 ヒートに完敗を喫したことで、今夏ホークスは大きな動きに出た。ダニーロ・ガリナーリ(現ボストン・セルティックス)と複数のドラフト指名権を手放し、サンアントニオ・スパーズからデジャンテ・マレーを獲得。

 先発SGのケビン・ハーターをサクラメント・キングスへ放出したものの、その見返りとしてモーリス・ハークレスとジャスティン・ホリデー、さらにFA戦線ではガードのアーロン・ホリデー、ストレッチ5のフランク・カミンスキーを加えて選手層を厚くした。

 なかでもマレーは昨季、ケガで欠場したドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)の代替選出ながら、オールスターに初出場。平均21.1点、8.3リバウンド、9.2アシストにリーグトップの2.0スティール、同2位のトリプルダブル13回を記録した。 先発バックコートにヤングとマレーというオールスターデュオを形成したことは、今季のホークス最大の目玉と言っていい。ヤング自身も新シーズンに胸を躍らせている。

「恐ろしいことになるだろうね。僕らがバックコートを形成することで、どれほどダイナミックなことになるか、皆はまだ本当の意味で理解できていないと思う。2人とも20得点以上を奪えて、しかも1試合で9本のアシストも残せるからね」

 ヤングとマレーは昨季いずれも平均20.0点、9.0アシスト以上を残しており、スタッツ上では恐ろしいデュオになる可能性を秘めている。ただ、どちらもメインのボールハンドラー役を務めていただけに、コート上で共演する際はどちらかが譲る必要はあるだろう。それでも、ヤングは新たな相棒とのプレーが待ち切れないようだ。
 「僕らをダブルチームなんてできないさ。そうしたら、どっちかにやられることになるからね。それにこのチームにはほかにも武器がある。だから今シーズンは楽しくなるさ。プレーメークもできるデジャンテみたいなガードがいるんだから、僕らにとってプラスに決まってるよ」

 今季のホークスはバックコートにヤングとマレーのオールスターデュオ、フロントコートにディアンドレ・ハンター、ジョン・コリンズ、クリント・カペラが並ぶ。さらにボグダン・ボグダノビッチ、ホリデー兄弟、ハークレス、カミンスキー、オニエカ・オコングらが控えており、選手層の厚いロスターを形成している。

 ともにプレーメーカー役とスコアリング役をこなせるヤングとマレー擁するホークス。相手からすればますます厄介なチームとなりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?