予選Q1で3位の驚速ラップ! 角田裕毅、予期せぬQ3進出に「ビッグサプライズ」と本音! 「彼に才能があるのは間違いない」と専門サイトも称賛

予選Q1で3位の驚速ラップ! 角田裕毅、予期せぬQ3進出に「ビッグサプライズ」と本音! 「彼に才能があるのは間違いない」と専門サイトも称賛

オランダGPでは9番手スタートとなった角田。予選で目覚ましい走りを見せた。(C) Getty Images

F1第15戦のオランダ・グランプリは9月3日に予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は、3戦ぶりのQ3進出を果たし、9番グリッドを手に入れた。

【動画】実況&解説も驚き! 角田が予選Q1でスーパーラップを叩き出す!  初日のフリー走行(FP)2回目では11番手のベストタイムを出したものの、2日目午前のフリー走行3回目では22周を走行してベストタイムが全体16番手の1分13秒256に終わったこともあり、予選での苦戦が予想された。しかし迎えたQ1、アタック1回目でトラックリミットにより記録抹消となるなど、ラストアタックはよりプレッシャーがかかる状況となったが、ここで角田は渾身の走りで全体3番目となる1分11秒427を叩き出す。

 第2セクターがトップタイムというスーパーラップを刻んだ彼は、Q2では最後まで当落線上ギリギリのラインを争っていたが、チームメイトであるピエール・ガスリーを0.084秒の僅差で破って10番手に入り、ここでも突破に成功。そしてQ3では、ラストアタックでミック・シューマッハー(ハース)を上回るペースで走行したものの、セルジオ・ペレス(レッドブル)のスピンで減速を余儀なくされて終了、9番手に落ち着いた。

 角田はチームの公式サイトを通し、「今日の予選のパフォーマンスには、とても満足しています。正直に言うと、FP3のペースを考えると、Q3進出には少しばかり驚いています。ただ、フリー走行の後に我々は幾つか良いセッティングの変更を施し、うまくまとめて車が最大限の力を引き出すことができました」とポジティブに予選を振り返り、さらに以下のように続けている。

「チームのハードワークが午後に報われ、Q3に進出できたことは、本当にポジティブなことです。今日、これほどの改善が図れたことを嬉しく思います。そして我々は、レースに向けて集中する必要しなければなりません。調べ直すための有力なデータを多く得られたので、明日トップ10でレースを終えるために、今夜ハードワークをする必要があります」

 また、予選後のF1公式サイト『F1.com』のインタビューでも、「このパフォーマンスは、ビッグサプライズでした。FP3を考えると、我々がQ2で走るには遅すぎると見られていました。だから、本当に驚きました」と告白。また、トラックリミットで抹消となった1回目のアタックでも、「まだラップタイムは中団の11番手か12番手ぐらいでした」として、その後のフライングラップやQ3進出は全く予想できなかったことを明かした(オランダのF1専門サイト『GRAND PRIX RADIO』より)。
  チームはSNSで「ユウキ、何という走りだ!」「華々しく、Q3に帰ってきた」と角田のパフォーマンスを称賛し、喜びを示したが、アルファタウリの車両パフォーマンスのチーフエンジニアであるクラウディオ・バレストリは、苦戦の原因である高速コーナーでのグリップ不足を徹夜で改善したものの、FP3でも解決できず、予選前に再度セットアップを変えたことが奏功したと明かし、彼も結果に満足し、レースに期待を寄せている。

「最後に、ユウキが9番手、ピエールが11番手で決勝をスタートできることを嬉しく思う。レースが楽しみだ。レースでは、タイヤのデグラデーションをうまくコントロールできれば、我々はポイント争いができるだろう」
  現地メディアの反応を見ると、前述の『GRAND PRIX RADIO』は、「FP3後のチームの作業は、日曜日のレースを迎えるにあたって、両ドライバーにとって良い兆候となった」と報道。イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』はQ1での3番手タイムに注目し、「日本人ドライバーはコースの改善をうまく利用した」と綴り、Q3進出を可能にしたガスリーとの対決について「“髪の毛”ほどの僅差でチームメイトを押し出した」と表現した。

 英国のF1専門サイト『CRASH』は「予選で最も印象的だった、プレッシャーのかかっているドライバートリオ」と題した記事で、ミック(8番手)、アストンマーティンのランス・ストロール(10番手)とともに角田を取り上げ、「日本人ドライバーはザントフォールトで、チームメイト相手に今季6度目の勝利を挙げ、苦戦した1年目と比べて目覚ましい状況の好転ぶりを見せた」と伝え、さらに「彼に才能があるのは間違いなく、ガスリーが2023年にアルピーヌに移籍すれば、角田は事実上のチームリーダーになるだろう」と綴っている。

 オランダの『GPFANS』も角田の去就について触れ、「自分のシートが本当に安全かどうかはまだ分かりませんが、最善を尽くしています。それは僕がコントロールできるものではありません。僕が集中しているのは、ドライビングです。それについては、今のところ満足しています。今は、この先何が起こるかを待っているところです。もし契約が延長されなければ、大きな驚きとなるでしょう」とのコメントを紹介した。

 なお同メディアは、Q1でピットレーンを走行中、角田がランド・ノリス(マクラーレン)に強引に割り込まれたことにも注目し、ここでの「マクラーレンのチームスタッフが、僕のことを確認していたのに、あそこでランドを行かせたことに驚いている」「まさに僕の目の前に割り込み、ブレーキでタイヤがロックしたほどで、かなり危険だった。ジョージ(・ラッセル/メルセデス)も後ろにいて、彼が追突しなかったのもラッキーだった」との彼のコメントも記されている(なおノリスはこれで5000ユーロの罰金)。

構成●THE DIGEST編集部
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