日本でケミストリー構築を図るウィザーズ。強行日程も主砲ビールは「友情を育んで、互いの関係を構築できる」と歓迎<DUNKSHOOT>

日本でケミストリー構築を図るウィザーズ。強行日程も主砲ビールは「友情を育んで、互いの関係を構築できる」と歓迎<DUNKSHOOT>

ビールはジャパンゲームズについて、チームケミストリーを構築する上で重要な場であると語った。写真|田中研治(本誌写真部)

現在「NBAジャパンゲームズ2022」で来日中のワシントン・ウィザーズとゴールデンステイト・ウォリアーズ。9月30日の初戦では両チームともベンチメンバーを中心に戦い、96-87でウォリアーズが勝利した。

 短期間の日本滞在、しかも10月2日の第2戦を終えるとすぐさまアメリカへ戻り、両チームはそれぞれのプレシーズン日程をこなして、レギュラーシーズン開幕戦に備えていくことになる。

 強行日程とも受け取れるが、ウィザーズ在籍11年目のフランチャイズプレーヤー、ビールはこの機会を「重要だ」と語る。

「このチームの多くは家族と一緒じゃないけど、これは僕らにとって一緒に時間を過ごすことができる時間なんだ。友情を育んで、互いの関係を構築し、多くの時間を一緒に過ごせるからね。それがすべてなんだ。僕らはこの機会を活用しているんだ」

 初戦でウィザーズは、モリスやデロン・ライト、タージ・ギブソン、新人ジョニー・デイビスといった新加入選手たちをコートへ送り出していたのだが、ビールにとってもこの試合は大きな意味のあるものだった。

 というのも、ウィザーズのトップスコアラーは今年1月下旬に左手首を痛めたことで戦線離脱。その後手術に踏み切ったことで昨季を終えており、この日は約8か月ぶりの試合となったからだ。

 先発としてコートに立ったビールは、最初のポゼッションでポルジンギスのスクリーンで右から左へ動いてボールをもらい、挨拶代わりに美しいステップバックジャンパーを放り込んだ。
  ジャパンゲームズ初戦における先取点となったこのプレー。試合後の会見で聞いてみると、実はこの日のシュートアラウンドでウェス・アンセルドJr.HC(ヘッドコーチ)から言われ、チームとしてデザインされたプレーだったという。

 指揮官から今季最初のポゼッションを託されたことにビールは「すごく感謝している」とコメント。そして「最高だったよ。フロアに戻ってこれて、今日は超ワクワクしたんだ」と振り返っていた。

 また、この日はビールと昨季途中加入したポルジンギスにとってコートで初共演した日でもあった。29日の練習後に「本当に楽しみにしている。ブラッドがケガから戻ってこられることがすごく嬉しいんだ。いい練習もできているし、息が合うと感じることができたから、とてもワクワクしている」と話していたポルジンギスはビールと共に先発出場。

 試合ではビールのロブパスをポルジンギスが右腕1本でリムへ叩き込むなど会場を盛り上げた。また、ポルジンギスはポストプレーやジャンパーを沈めつつ、221㎝の高い壁となってブロックを決めるなど攻守両面で見せ場を作った。

 今季から新たに組む元オールスタービッグマンについて、ビールは「楽しいね。僕がこれまで一緒にプレーしてきた中で、一番才能に恵まれたビッグマンなんだ。背が高いし、ものすごくスキルが備わっていて、彼のタフネスが大好きだし、とても非利己的なんだ。これから守るのが難しくなるだろうね」と期待を寄せていた。

 2日に行なわれるジャパンゲームズ第2戦でも、両選手による息の合ったプレー、そして八村塁やカイル・クーズマ、モリスといった選手たちのプレーの数々に注目が集まる。

文●秋山裕之(フリーライター)

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