欧州放送局が絶賛し、敵将が頭を抱えた大金星! 火の鳥NIPPONの“40年ぶり”のブラジル撃破で光った多彩な攻撃【世界バレー】

欧州放送局が絶賛し、敵将が頭を抱えた大金星! 火の鳥NIPPONの“40年ぶり”のブラジル撃破で光った多彩な攻撃【世界バレー】

古賀の穴を埋める活躍を見せた石川。彼女の出色のパフォーマンスもあって、日本は過去3勝しかできなかった難敵撃破に至った。(C)Getty Images

現地時間9月29日、国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する女子の『世界選手権』(オランダ/ポーランド共催)は一次ラウンド第4戦が行なわれ、世界ランク7位の日本代表が同2位のブラジル代表と対戦。セットカウント3-1(25-22、25-19、17-25、25-20)で東京五輪銀メダリストから大会40年ぶりとなる大金星を挙げ、2次ラウンド進出を決めた。

 ブラジルとの過去の対戦成績で3勝30敗と大きく負け越していた日本。昨夏の東京五輪でも予選ラウンドで完敗し、今年6月に行なわれたネーションズリーグの準々決勝でも1-3で敗戦。4強入りを阻まれた。

 中国戦で右足首を痛めた主将のアウトサイドヒッター(OH)古賀紗理那に代わり、石川真佑を先発起用した日本。第1セットは、その石川が定評のあるパワフルなサーブで開始から3連続ブレークをもたらし、チームを勢いづける。

 ミスも重なって、最大4点のリードを許した日本だったが、バリエーションに富んだ攻撃で徐々にブラジルを追い上げる。そして、石川の2本目のエースで逆転に成功すると、ブラジルはたまらずタイムアウト。終盤にはOH井上愛里沙が高速アタックを続けざまに相手コートへ沈め、さらにブロックでも得点。MB山田二千華のブロックアウトで2度目のセットポイントをものにしてセットを先取した。

 第2セットも日本の勢いは止まらない。序盤から順調にリードを広げ、攻めに徹したサーブでブラジルのミスを誘発。終盤に粘りを見せた相手を突き放してセットを連取した。2セットを終えてアタック決定率が73%だった林の得点力には、敵将のジョゼ・ギマラエス監督もコートサイドで頭を抱えた。

 第3セットを奪われた日本は、第4セットもレセプションに苦しんで、いきなり連続4失点。その後も守備が機能せずに最大7点のビハインドを負ってしまう。それでも、じわりじわりと点差を詰めながら反撃の機会を狙ったチームは、この日に冴えわたっていた山田のサーブで反攻を開始する。
  その後、井上のブロック1本を含む連続4得点などで6連続ブレークに成功した日本は、逆転から一気に4点のリードを奪取。終盤に後がなくなったブラジルに一度は同点とされるが、石川のレフト攻撃、井上の好守とエースで再び突き放す。

 迎えた2度目のマッチポイント。日本は先発に抜擢された石川がフルスイングで相手ブロックにスパイクを叩きつける。すると、大きく跳ね返ったボールはライン外に落下してゲームセット。東京五輪銀メダリストのブラジルから世界選手権では40年ぶり、公式戦では7年ぶりとなる大金星を挙げた。

 この試合で、井上は両チーム最多の27得点(アタック23、ブロック3、エース1)を記録。さらに石川が18得点(アタック16、エース2)、林が16得点(アタック14、エース2)、山田も8得点(アタック7、ブロック1)を挙げ、古賀不在の心配を吹き飛ばすパフォーマンスを見せた。

 戦前から日本の“善戦”を予想していたイタリア国営放送の実況解説者は、ブラジルを相手に7点ビハインドから5点差をつけて大勝利をつかんだチーム力に、「インクレディブル!」と絶叫。繰り返して称賛した。

 一次ラウンド突破を決めた“火の鳥NIPPON”は、3勝1敗で並ぶブラジルが失セット数で下回るため、D組3位に。現地時間10月1日に行なわれる同ラウンド最終戦では、2勝2敗で4位につける世界ランク17位のアルゼンチン代表と対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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