「このグループには勢いがある」セルティックスのホーフォードが2年連続のファイナル進出に自信!<DUNKSHOOT>
2022年10月14日 18時16分THE DIGEST

ホーフォードは2年連続のファイナル進出に自信を見せている。(C)Getty Images
今季のイースタン・カンファレンスは、ミルウォーキー・バックスやマイアミ・ヒート、フィラデルフィア・セブンティシクサーズといった豪華戦力を誇るチームが複数あり、プレーオフのシード争いは昨季以上に激化する様相となっている。
ただ、現時点におけるイースト覇者は、昨季ファイナル進出を果たしたボストン・セルティックスだ。ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートというコアは健在で、アル・ホーフォード、ロバート・ウィリアムズ三世、グラント・ウィリアムズ、デリック・ホワイトといった脇役陣も残留し、今夏にはマルコム・ブログドン、ダニーロ・ガリナーリという即戦力も加えた。
ただ、イーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)がチームのポリシーに違反したため今季活動停止となり、ジョー・マズーラAC(アシスタントコーチ)が暫定HCに。そしてウィリアムズ三世とガリナーリはケガのため出遅れることが決定しており、ベストメンバーが揃うのはシーズン終盤になりそうな情勢だ。
そんななか、現地時間10月12日に米メディア『The Athletic』でホーフォードのインタビューが公開された。14日にトロント・ラプターズとのプレシーズン最終戦、18日にはシクサーズとのレギュラーシーズン開幕戦が控えるチームについて、経験豊富なビッグマンは「このチームには昨年と同じことがいくつもある。自分たちとしては持続できているから、ポジティブなことだね」と話していた。
ウィリアムズ三世が復帰するまで、チームはホーフォードをセンターに、テイタムとブラウンが両フォワードに入り、スマートとホワイトとともにスターターを形成する見込みで、ホーフォードの控えにはベテランのブレイク・グリフィン、テイタムの控えにはウィリアムズが入ってローテーションを組むこととなる。
セルティックスは昨季ファイナルを2勝4敗で落とし、あと2勝で球団史上18度目の優勝を逃した。とはいえ、カンファレンス・セミファイナルはクリス・ミドルトンを欠いたバックスに2勝3敗へ追い込まれてから2連勝、ヒートとのカンファレンス・ファイナルでは第7戦の末に僅差で勝利をモノにしており、もし終盤にジミー・バトラーの3ポイントが決まっていれば、もっと早くプレーオフから姿を消していたかもしれない。
もっとも、セルティックスは現時点で満足している兆候はなく、ホーフォードも「僕らは何も段階をスキップしてはいない」と切り出し、このように続けていた。
「それが一番大事なことだと思う。トレーニングキャンプにはすごく満足しているし、このチームの皆は互いにフォーカスすること、約束することが明確で、練習に励んでいた」
今オフにはケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)のトレード要求報道で移籍先候補の一角に挙がり、ブラウンやスマート、ホワイトが交換要員として報じられるなど、ロスター解体の噂もあるなか、セルティックスはコアメンバーを死守し、その周囲をさらに強化して戦力増強に成功。
NBAファイナルに舞い戻るためには、82試合のレギュラーシーズンを戦い、プレーオフで3度のシリーズを勝ち上がるという長い道のりだが、チーム最年長の36歳は自信を見せていた。
「このグループには依然として勢いがある。それがすごく大事になってくると思う。来年に(ファイナルへ)戻れなければ、何の意味もないんだから。またあの舞台へ舞い戻るために、フレッシュな状態で始めて新たにチームを築き上げていかなきゃいけない」
イーストはアトランタ・ホークスやクリーブランド・キャバリアーズ、ネッツ、ニューヨーク・ニックスといったチームも戦力アップしており、いくら下馬評が高くてもプレーオフ進出が約束されているわけではない。
その点、チームを正しい方向へ導くことのできるホーフォードがいることは、セルティックスにとって非常に大きいと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
ただ、現時点におけるイースト覇者は、昨季ファイナル進出を果たしたボストン・セルティックスだ。ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートというコアは健在で、アル・ホーフォード、ロバート・ウィリアムズ三世、グラント・ウィリアムズ、デリック・ホワイトといった脇役陣も残留し、今夏にはマルコム・ブログドン、ダニーロ・ガリナーリという即戦力も加えた。
ただ、イーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)がチームのポリシーに違反したため今季活動停止となり、ジョー・マズーラAC(アシスタントコーチ)が暫定HCに。そしてウィリアムズ三世とガリナーリはケガのため出遅れることが決定しており、ベストメンバーが揃うのはシーズン終盤になりそうな情勢だ。
そんななか、現地時間10月12日に米メディア『The Athletic』でホーフォードのインタビューが公開された。14日にトロント・ラプターズとのプレシーズン最終戦、18日にはシクサーズとのレギュラーシーズン開幕戦が控えるチームについて、経験豊富なビッグマンは「このチームには昨年と同じことがいくつもある。自分たちとしては持続できているから、ポジティブなことだね」と話していた。
ウィリアムズ三世が復帰するまで、チームはホーフォードをセンターに、テイタムとブラウンが両フォワードに入り、スマートとホワイトとともにスターターを形成する見込みで、ホーフォードの控えにはベテランのブレイク・グリフィン、テイタムの控えにはウィリアムズが入ってローテーションを組むこととなる。
セルティックスは昨季ファイナルを2勝4敗で落とし、あと2勝で球団史上18度目の優勝を逃した。とはいえ、カンファレンス・セミファイナルはクリス・ミドルトンを欠いたバックスに2勝3敗へ追い込まれてから2連勝、ヒートとのカンファレンス・ファイナルでは第7戦の末に僅差で勝利をモノにしており、もし終盤にジミー・バトラーの3ポイントが決まっていれば、もっと早くプレーオフから姿を消していたかもしれない。
もっとも、セルティックスは現時点で満足している兆候はなく、ホーフォードも「僕らは何も段階をスキップしてはいない」と切り出し、このように続けていた。
「それが一番大事なことだと思う。トレーニングキャンプにはすごく満足しているし、このチームの皆は互いにフォーカスすること、約束することが明確で、練習に励んでいた」
今オフにはケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)のトレード要求報道で移籍先候補の一角に挙がり、ブラウンやスマート、ホワイトが交換要員として報じられるなど、ロスター解体の噂もあるなか、セルティックスはコアメンバーを死守し、その周囲をさらに強化して戦力増強に成功。
NBAファイナルに舞い戻るためには、82試合のレギュラーシーズンを戦い、プレーオフで3度のシリーズを勝ち上がるという長い道のりだが、チーム最年長の36歳は自信を見せていた。
「このグループには依然として勢いがある。それがすごく大事になってくると思う。来年に(ファイナルへ)戻れなければ、何の意味もないんだから。またあの舞台へ舞い戻るために、フレッシュな状態で始めて新たにチームを築き上げていかなきゃいけない」
イーストはアトランタ・ホークスやクリーブランド・キャバリアーズ、ネッツ、ニューヨーク・ニックスといったチームも戦力アップしており、いくら下馬評が高くてもプレーオフ進出が約束されているわけではない。
その点、チームを正しい方向へ導くことのできるホーフォードがいることは、セルティックスにとって非常に大きいと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
記事にコメントを書いてみませんか?