アデバヨはオールスターに興味なし?ファン投票で圏外、現地メディアは落選予想も「僕が気にかけているのは勝利だけ」<DUNKSHOOT>
2023年01月16日 17時01分THE DIGEST

リーグ屈指の実力を有する一方、オールスター出場の当落線上にいるアデバヨ。はたして選出なるか。(C)Getty Images
現地時間1月12日(日本時間13日、日付は以下同)、NBAは今年のオールスターゲームのファン投票途中経過第2弾を発表。ウエスタン・カンファレンスはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が全体トップの482万5229票、イースタン・カンファレンスではケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が450万9238票でここまでのトップ得票となった。
途中経過第3弾の発表は19日で、最終結果は21日。26日にはオールスターのスターター枠と、ファン投票で各カンファレンストップの票を集めたキャプテンが『TNT』の番組内で発表される。オールスターのスターター枠は、ファン投票が50%、現役選手の投票とメディア投票がそれぞれ25%の割合を占めることになる。
ただ、現時点で各カンファレンスのガード部門、フロントコート部門でトップ10入りしていない選手たちがスターター枠に入り込むことは、現実的に厳しいと言わざるを得ない。
15日を終えた時点で24勝20敗(勝率54.5%)、イースト7位に位置するマイアミ・ヒートにおいて、ジミー・バトラーとともに主軸を務めるバム・アデバヨもその1人。バトラーがイーストのフロントコート部門で5位の68万8993票を集めている一方、アデバヨは2回連続でトップ10圏外にいる。
平均21.7点、6.5リバウンド、5.2アシスト、2.1スティールをマークしているバトラーと比べても、今季のアデバヨは遜色ない数字を記録。キャリアハイの平均21.5点に10.1リバウンド、3.1アシスト、1.1スティール、0.8ブロック、フィールドゴール成功率53.8%、フリースロー成功率も自己最高の80.2%と、上々の成績を残している。
206cm・115kgの体格を誇るアデバヨは、2019-20シーズンにヘッドコーチ(HC)投票でオールスターに初選出されたほか、同シーズンから3年連続でオールディフェンシブ2ndチーム入りを果たしているリーグ屈指のビッグマン。
だがファン投票の途中経過第2弾の結果について記者から質問が飛ぶと、アデバヨは苦笑いを浮かべ、「最終的に、僕は自分の仕事をしていくだけ。そのことについて注意することはない。だって僕が気にかけているのは勝利することだけだから」と話していた。
今年アデバヨが、自身2度目のオールスター入りを果たす可能性は決してゼロではないはず。今季ここまで平均20.0点、10.0リバウンド以上を残しているのは、自身とヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ジュリアス・ランドル(ニューヨーク・ニックス)の4選手しかいない。
だが、アデトクンボとヨキッチはスターター枠でのオールスター選出が確実視され、ランドルとアデバヨによるイーストのリザーブ最終枠争いは、ランドルが制するだろうと『The Athletic』が12日の記事で予想していた。
同メディアがイーストのオールスターメンバーとしてセレクトしたのは、スターター枠としてタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、アデトクンボ、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、デュラント。
リザーブ枠はジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン(いずれもボストン・セルティックス)、バトラー、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)、ドリュー・ホリデー(バックス)、そして最後の枠にランドルが入っていた。
ニックスはイースト6位の25勝19敗(勝率56.8%)で、ランドルはいずれもキャリアハイとなる平均24.5点、10.5リバウンドをマーク。
オフェンス面こそランドルに分があるとはいえ、ディフェンスに関してはオールスイッチが可能で、リムプロテクターも務めるアデバヨに分があるのだが、今季フル出場しているランドルに対し、アデバヨはヒザや足首、手首を痛めたことで計5試合を欠場。その点が決め手になると同メディアは評している。
ただ、リザーブメンバーは各チームのHC投票によって決まるため、ランドルよりもアデバヨを高く評価する指揮官がいるのであれば、選ばれる可能性も十分にあるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
途中経過第3弾の発表は19日で、最終結果は21日。26日にはオールスターのスターター枠と、ファン投票で各カンファレンストップの票を集めたキャプテンが『TNT』の番組内で発表される。オールスターのスターター枠は、ファン投票が50%、現役選手の投票とメディア投票がそれぞれ25%の割合を占めることになる。
ただ、現時点で各カンファレンスのガード部門、フロントコート部門でトップ10入りしていない選手たちがスターター枠に入り込むことは、現実的に厳しいと言わざるを得ない。
15日を終えた時点で24勝20敗(勝率54.5%)、イースト7位に位置するマイアミ・ヒートにおいて、ジミー・バトラーとともに主軸を務めるバム・アデバヨもその1人。バトラーがイーストのフロントコート部門で5位の68万8993票を集めている一方、アデバヨは2回連続でトップ10圏外にいる。
平均21.7点、6.5リバウンド、5.2アシスト、2.1スティールをマークしているバトラーと比べても、今季のアデバヨは遜色ない数字を記録。キャリアハイの平均21.5点に10.1リバウンド、3.1アシスト、1.1スティール、0.8ブロック、フィールドゴール成功率53.8%、フリースロー成功率も自己最高の80.2%と、上々の成績を残している。
206cm・115kgの体格を誇るアデバヨは、2019-20シーズンにヘッドコーチ(HC)投票でオールスターに初選出されたほか、同シーズンから3年連続でオールディフェンシブ2ndチーム入りを果たしているリーグ屈指のビッグマン。
だがファン投票の途中経過第2弾の結果について記者から質問が飛ぶと、アデバヨは苦笑いを浮かべ、「最終的に、僕は自分の仕事をしていくだけ。そのことについて注意することはない。だって僕が気にかけているのは勝利することだけだから」と話していた。
今年アデバヨが、自身2度目のオールスター入りを果たす可能性は決してゼロではないはず。今季ここまで平均20.0点、10.0リバウンド以上を残しているのは、自身とヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ジュリアス・ランドル(ニューヨーク・ニックス)の4選手しかいない。
だが、アデトクンボとヨキッチはスターター枠でのオールスター選出が確実視され、ランドルとアデバヨによるイーストのリザーブ最終枠争いは、ランドルが制するだろうと『The Athletic』が12日の記事で予想していた。
同メディアがイーストのオールスターメンバーとしてセレクトしたのは、スターター枠としてタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、アデトクンボ、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、デュラント。
リザーブ枠はジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン(いずれもボストン・セルティックス)、バトラー、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、パスカル・シアカム(トロント・ラプターズ)、ドリュー・ホリデー(バックス)、そして最後の枠にランドルが入っていた。
ニックスはイースト6位の25勝19敗(勝率56.8%)で、ランドルはいずれもキャリアハイとなる平均24.5点、10.5リバウンドをマーク。
オフェンス面こそランドルに分があるとはいえ、ディフェンスに関してはオールスイッチが可能で、リムプロテクターも務めるアデバヨに分があるのだが、今季フル出場しているランドルに対し、アデバヨはヒザや足首、手首を痛めたことで計5試合を欠場。その点が決め手になると同メディアは評している。
ただ、リザーブメンバーは各チームのHC投票によって決まるため、ランドルよりもアデバヨを高く評価する指揮官がいるのであれば、選ばれる可能性も十分にあるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
記事にコメントを書いてみませんか?