「いつか必ず道が交わる日が来るって 信じてた」ジュリア、かつての“妹分”鈴季すず相手に赤いベルト初防衛!

「いつか必ず道が交わる日が来るって 信じてた」ジュリア、かつての“妹分”鈴季すず相手に赤いベルト初防衛!

妹分の鈴季すずを相手に赤いベルトを防衛したジュリア。(C) FUZKI

ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは『スターダム12周年記念STARDOM Supreme Fight 2023~おおきにスターダム~』2.4大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場大会を開催した。

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 メインイベントでは、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合が行なわれ、チャンピオンのジュリアにプロミネンスの鈴季すずが挑戦。昨年1月に開催された愛知・ドルフィンズアリーナ大会でプロミネンスがスターダムに殴り込みをかけて以来、アイスリボン時代は姉妹のような関係だったジュリアとすずは抗争を繰り広げ、昨年の5★STAR GP 2022ではついにシングル戦が実現するも、時間切れ引き分けに終わっている。

 すずは「1年前スターダムに上がったとき、私はジュリアにとてつもない憎しみをぶつけた。3年前、ずーっと一緒に生活してた、姉のように慕ってたジュリアが突然、消えた。そんなジュリアに対して、人間として、妹として、憎しみしか感じられなかった。でも、5★STARでジュリアとシングルして15分間で3年のすべてをジュリアにぶつけて、気づいたらもう憎しみとか恨みとか、どっか行っちゃってたなって。いまの私は、ジュリアをプロレスラーとして尊敬してる。でも、それ以上にプロレスラーとしてジュリアを超える自信がある。3年前に大好きな大好きなジュリアが突然消えて、ひっどい目に遭ったよ。でも、鈴季すずはそれを乗り越えてこんなに強くなった。だから今度は、私がオマエからその赤いベルトを取って、オマエのことを痛い目に合わせてやるから覚悟しとけよ」と5★STAR GPで対戦したことにより、心境に変化があったことを明らかにした。

 一方のジュリアも「去年シングルやって15分間闘って、もう因縁はないって言ってたけど、でもさあ、すずはあんなもんじゃないよねえ。すずは、う~ん、もっとすげえ選手なんだよなあって。なんかそう思うんだよね。まだまだスターダムで見せてない部分もある。まあそんな天才肌でプロレスの申し子みたいなすずとこうやってこういうシチュエーションでお互いの全力ぶつけて、お互いのプロレス、レスリングをしっかりぶつけ合う、そういう勝負がこの試合でできるんじゃないかなって私は思ってます」と既にわだかまりのようなものはないようだ。
 ジュリアは新しいテーマ曲で入場。試合はお互いにグラウンドでの攻防を見せる静かな立ち上がりを見せた。 一進一退の攻防が続く中、試合は15分を経過すると、ジュリアはテキーラショットを繰り出すもこれはすずが交わし膝を叩き込み逆にテキーラショットを決めるもカウントは2。さらにロコモーション式のジャーマンを放つも決まらない。
  攻勢をかけるすずはコーナーからスパイダージャーマンを狙うも耐えるジュリア。すると、すずはトップコーナーから雪崩式ジャーマンを放つ。そこからすずがグラン・マエストロ・テキーラ、ジュリアが雁之助クラッチと丸め込みの応酬も2人ともギリギリで返すが、最後はジュリアがグロリアスドライバーからノーザンライトボムを決めてカウント3。激戦に終止符を打った。

 試合後ジュリアは「すず、これがワールドオブスターダム、スターダムの最高峰の景色。
 そして最高の空間どうでしたか? 私はあんたのこと可愛い、可愛い妹で大事な妹を捨ててここに来た。でも、いつか必ず道が交わる日が来るって 信じてた。だから、ジュリアのこと忘れないで、ここまで来てくれて、ほんとにありがとう。すずも後ろの世羅(りさ)もさ、すっかりスターダムのこと気に入っちゃったみたいだけど、まぁ、そのうち私はすずと隣に並べる日が来るってことをちょっと楽しみにしてるね」と含みを持たせる発言。

 これに応えたすずは「ジュリア、お前めちゃくちゃ強え。
 あの時見てた夢を語り合ってたジュリアと全然違うよ。でもな、きょうお前から新しい目標ができたよ。鈴季すずがその赤いベルトのチャンピオンになって、スターダムでもっともっと面白いプロレスの景色を見せる、そんな目標がきょうできたよ。ジュリア、隣りに立ってあげるよなんて言わねえよ。残念ながらジュリアと隣りに立つ感動的な…最後は、楽しみにしてた諸君残念ながら、そんな日は一生来ねーじゃねーかな。ジュリアと鈴季すずの物語はまだまだ終わらせねーよ」と語り、ジュリアとのタッグ結成は拒否の姿勢を見せた。

 バックステージではプロレスを引退した元テキーラ沙弥さんがアイスリボン時代に親交が深かった2人を労う場面もあったことも特筆しておきたい。

◆スターダム◆
『スターダム12周年記念STARDOM Supreme Fight 2023~おおきにスターダム~』
2023年2月4日
大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場
観衆 1832人(満員)
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○ジュリア(24分04秒 片エビ固め)鈴季すず●<挑戦者>
※ノーザンライトボム
※第15代王者が初防衛に成功。

取材・文⚫︎どら増田 / FUZKI
写真⚫︎FUZKI
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