レイカーズが逆転でのプレーオフ進出に決意!残り23試合の過酷日程にも指揮官は「勝利にフォーカス」と必勝態勢<DUNKSHOOT>
2023年02月24日 06時30分THE DIGEST

レブロン、デイビスらは残りシーズンを「キャリアで最も重要な23試合」「マストウィンゲーム」と必勝態勢で臨む。(C)Getty Images
現地時間2月22日、ロサンゼルス・レイカーズのダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)が、翌23日から再開するレギュラーシーズン後半戦へ向けて決意を語った。
レイカーズは昨季、ウエスタン・カンファレンス11位の33勝49敗(勝率40.2%)に低迷し、プレーオフどころかプレーイン・トーナメントにもこぎ着けずにシーズンを終了。今季も現時点で27勝32敗(同45.8%)の13位と苦しい戦いを強いられている。
レブロン・ジェームズは19日の会見で「レギュラーシーズンとして、俺のキャリアのなかで最も重要な23試合になる。そういうマインドセットでいる」と残り試合について言及。「2年連続で自分がポストシーズンにいないなど見たくない。それは俺のDNAにはない」とも語っており、なんとしてでも後半戦で巻き返し、ポストシーズンにチームを導く覚悟を示していた。
それは指揮官も同様で、7~10位によって争われるプレーイン・トーナメントを回避して、ストレートでプレーオフに出場できる6位以内に入ることを狙っていると話した。
「我々にとってのゴールは、どの試合でも自分たちがベストバージョンになることにある。もちろん、(プレーインを回避できる)安全な位置へ行くことができるかどうか、それが今の目標だ。プレーインの状況に陥ったとしても、それはそれで構わない。だが一番の目標はそれを回避すること。我々は(プレーオフに出場できる)スポットを獲得したいんだ」
レイカーズは9日のトレード・デッドラインでディアンジェロ・ラッセル、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・ヴァンダービルト、モー・バンバら新戦力を加えており、オールスターブレイク前のラストゲームとなった15日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に勝利。
プレーイン・トーナメント進出最終枠にいる10位オクラホマシティ・サンダー(28勝29敗/勝率49.1%)とは2.0ゲーム差、プレーオフ自動出場ラインの6位にいるダラス・マーベリックス(31勝29敗/勝率51.7%)と3.5ゲーム差だ。いずれも逆転可能な位置にいるとはいえ、そのためには残り23試合で大きく勝ち越していく必要がある。 ただ、残り23試合のうち、ウエストのチームとは18試合、イースタン・カンファレンスも含めてプレーイン圏外にいるチームとの対戦は5試合のみと厳しい日程が待ち受ける。イースト13位のオーランド・マジック(24勝35敗/勝率40.7%)と1試合、13勝45敗(勝率22.4%)でリーグワーストに沈むヒューストン・ロケッツとは2試合あり、特にこの3試合は落としたくないところだ(残りは26勝33敗でイースト11位のシカゴ・ブルズと2試合)。
前途多難な道のりではある。しかし、ハムHCが「勝利にフォーカスしている。それが自分たちを助ける唯一の手段であり、自分たちでコントロールできること」と語れば、ラッセルも「可能だと思う。レブロンとAD(アンソニー・デイビス)がコートにいて、サポーティングキャストたちが健在なら、どんなことだって起こりうるさ。みんなががむしゃらになると思うし、1試合1試合が勝負になってくると思う」と自信を覗かせている。
コンディション面で最も重要なカギを握る選手といっても過言ではないデイビスは「どの試合も俺たちにとってはマスト・ウィン(必勝の)ゲームになると思う」と意気込みを語る。
「俺たちはそういう状況にいる。だからチームの全員が揃うことがすごく重要になってくるし、どの試合もそのつもりで臨まないといけない。(プレーオフのシリーズ)第7戦のようにね。コートの両エンドで競い合い、やるべきことを遂行できれば、きっといいチャンスを得られるさ」
レイカーズのオールスター明け初戦は、23日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦。多くのファンの期待を背負うスター軍団は、過酷なレースを勝ち抜き、プレーオフへと駒を進めることができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
レイカーズは昨季、ウエスタン・カンファレンス11位の33勝49敗(勝率40.2%)に低迷し、プレーオフどころかプレーイン・トーナメントにもこぎ着けずにシーズンを終了。今季も現時点で27勝32敗(同45.8%)の13位と苦しい戦いを強いられている。
レブロン・ジェームズは19日の会見で「レギュラーシーズンとして、俺のキャリアのなかで最も重要な23試合になる。そういうマインドセットでいる」と残り試合について言及。「2年連続で自分がポストシーズンにいないなど見たくない。それは俺のDNAにはない」とも語っており、なんとしてでも後半戦で巻き返し、ポストシーズンにチームを導く覚悟を示していた。
それは指揮官も同様で、7~10位によって争われるプレーイン・トーナメントを回避して、ストレートでプレーオフに出場できる6位以内に入ることを狙っていると話した。
「我々にとってのゴールは、どの試合でも自分たちがベストバージョンになることにある。もちろん、(プレーインを回避できる)安全な位置へ行くことができるかどうか、それが今の目標だ。プレーインの状況に陥ったとしても、それはそれで構わない。だが一番の目標はそれを回避すること。我々は(プレーオフに出場できる)スポットを獲得したいんだ」
レイカーズは9日のトレード・デッドラインでディアンジェロ・ラッセル、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・ヴァンダービルト、モー・バンバら新戦力を加えており、オールスターブレイク前のラストゲームとなった15日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に勝利。
プレーイン・トーナメント進出最終枠にいる10位オクラホマシティ・サンダー(28勝29敗/勝率49.1%)とは2.0ゲーム差、プレーオフ自動出場ラインの6位にいるダラス・マーベリックス(31勝29敗/勝率51.7%)と3.5ゲーム差だ。いずれも逆転可能な位置にいるとはいえ、そのためには残り23試合で大きく勝ち越していく必要がある。 ただ、残り23試合のうち、ウエストのチームとは18試合、イースタン・カンファレンスも含めてプレーイン圏外にいるチームとの対戦は5試合のみと厳しい日程が待ち受ける。イースト13位のオーランド・マジック(24勝35敗/勝率40.7%)と1試合、13勝45敗(勝率22.4%)でリーグワーストに沈むヒューストン・ロケッツとは2試合あり、特にこの3試合は落としたくないところだ(残りは26勝33敗でイースト11位のシカゴ・ブルズと2試合)。
前途多難な道のりではある。しかし、ハムHCが「勝利にフォーカスしている。それが自分たちを助ける唯一の手段であり、自分たちでコントロールできること」と語れば、ラッセルも「可能だと思う。レブロンとAD(アンソニー・デイビス)がコートにいて、サポーティングキャストたちが健在なら、どんなことだって起こりうるさ。みんなががむしゃらになると思うし、1試合1試合が勝負になってくると思う」と自信を覗かせている。
コンディション面で最も重要なカギを握る選手といっても過言ではないデイビスは「どの試合も俺たちにとってはマスト・ウィン(必勝の)ゲームになると思う」と意気込みを語る。
「俺たちはそういう状況にいる。だからチームの全員が揃うことがすごく重要になってくるし、どの試合もそのつもりで臨まないといけない。(プレーオフのシリーズ)第7戦のようにね。コートの両エンドで競い合い、やるべきことを遂行できれば、きっといいチャンスを得られるさ」
レイカーズのオールスター明け初戦は、23日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦。多くのファンの期待を背負うスター軍団は、過酷なレースを勝ち抜き、プレーオフへと駒を進めることができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
記事にコメントを書いてみませんか?