渋野日向子、予選落ちもファンへの“神対応”を見せる! ギャラリーの声援には感謝「鳥肌が立つぐらい嬉しかった」
2023年05月21日 13時52分THE DIGEST

左手親指の付け根を痛めている渋野は、国内初戦は予選落ちで終わった。(C)Getty Images
渋野日向子にとって、今季国内女子ツアーの初戦となった『ブリヂストンレディスオープン』。日本では昨年の『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』以来の出場で、約半年ぶりのお目見えとなれば、多くのギャラリーが詰め掛けることが予想された。しかも、メディアなどの情報によると、今年のオフから青木翔コーチと再びタッグを組み、スイング改造に取り組んでいるというではないか。果たして、その改造がどこまで進んでいるかを確認したい人も相当いたはず。ましてや開催コースの中京ゴルフ俱楽部石野コースは、日本でも指折りのギャラリー集客率を誇る愛知県に所在するだけに、一体どれだけのギャラリーが集まるのか想像がつかなかった。
ところが、いざふたを開けてみると初日に集まったのは4090人。通常ならかなりの数といえるが、今回と同じコースで開催された19年大会では、初日に4585人とのギャラリーが集まっている。あれっ、今年はちょっと少ないんじゃないの? と拍子抜けしたのは間違いない。
しかし、単に表面上の数字だけで判断するのは早計というもの。7時40分と早いスタートだったにもかかわらず、渋野の組には朝から大勢のギャラリーが押し寄せていたのだ。ロープ際には常にギャラリーが控えており、大声援を送る。ファンの声援が大きければ大きいほど、その期待にしっかり応えてきた渋野だが、今回ばかりは簡単にいかず、第2ラウンドを終えた時点で、予選カットラインに5打及ばない8オーバー、102位タイでフィニッシュした。
「ギャラリーの多さを見て、鳥肌が立つぐらい嬉しかったですね。セカンド地点にいって後ろ振り返ったらめちゃくちゃ行列が歩いていて、自分の感情が昂りました。米国ではそんな光景を見ることがないので、感慨深いというか、本当に感謝ですし、ありがたいです」
大きな期待に応えたかった渋野だが、思うような結果を残せなかっただけに悔しさは募る。ただ、不調に終わった原因ははっきりとしていた。左手親指の付け根を痛めていたのだ。そのため、従来の練習量をこなすことができず、ショットやショートゲームに不安を抱えたまま大会に臨まざるを得なかった。もちろん、そのことを渋野は言い訳にしていない。単純に自分が期待に応えるだけのゴルフをできなかったとだけ語っていた。
そんな渋野だが、プレー中はどんなにスコアを叩いても目の前の1打に対して真摯に取り組む姿は以前と変わらなかった。さらに、ギャラリーへの気遣いも忘れない。雨でサスペンデッドとなった大会2日目も、「足元が悪く、派手にこけていた人がちらほらいたので、ギャラリーの方のほうが大変だったと思います」と心配な表情を浮かべれば、翌朝6時42分から再開した第2ラウンドの残り10ホールを回り終えると、「朝早くから大勢のギャラリーに来ていただきましたが、皆さん、何時起きだったんでしょうね」と気遣った。
サスペンデッドのおかげで、土曜日にプレーする姿を見せることができた渋野。ギャラリーは5252人とやはり19年大会での土曜日に入った7204人には及ばなかったが、渋野の組への集中度は初日を凌駕していた。プレー中だけでなく、ホールアウト後に18番グリーンからクラブハウスへと続く道路が渋野を間近に見たい人の波で全く動けなかったぐらいだ。
多くのギャラリーを集めた渋野だが、驚くべき神対応はホールアウト後に見られた。スコアが悪かったにもかかわらず、笑顔でメディアに応じた後、ファンが待つマスター室前へと向かっていく。そこには約250人もの人々が何重にも列を作っていたが、なんと全員にサインをしたのだ。しかも、ファンからの問いかけにも笑顔を浮かべながら対応する場面が見られるなど、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。
本来なら優勝争いに絡むことでギャラリーを喜ばせるべきだが、それは次戦となる『宮里藍サントリーレディスオープン』までのお楽しみ。まずは1日でも早くケガを治すべきだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】渋野日向子、惜敗後の振る舞いが話題! ブハイ夫への“激励シーン”に米記者から「最高だ!」と称賛の声
【関連記事】「朝8時から凄まじい人だかりだ!」渋野日向子の人気ぶりに海外男子プロが仰天! 大勢のギャラリーに「見ていて素晴らしい」と感銘
ところが、いざふたを開けてみると初日に集まったのは4090人。通常ならかなりの数といえるが、今回と同じコースで開催された19年大会では、初日に4585人とのギャラリーが集まっている。あれっ、今年はちょっと少ないんじゃないの? と拍子抜けしたのは間違いない。
しかし、単に表面上の数字だけで判断するのは早計というもの。7時40分と早いスタートだったにもかかわらず、渋野の組には朝から大勢のギャラリーが押し寄せていたのだ。ロープ際には常にギャラリーが控えており、大声援を送る。ファンの声援が大きければ大きいほど、その期待にしっかり応えてきた渋野だが、今回ばかりは簡単にいかず、第2ラウンドを終えた時点で、予選カットラインに5打及ばない8オーバー、102位タイでフィニッシュした。
「ギャラリーの多さを見て、鳥肌が立つぐらい嬉しかったですね。セカンド地点にいって後ろ振り返ったらめちゃくちゃ行列が歩いていて、自分の感情が昂りました。米国ではそんな光景を見ることがないので、感慨深いというか、本当に感謝ですし、ありがたいです」
大きな期待に応えたかった渋野だが、思うような結果を残せなかっただけに悔しさは募る。ただ、不調に終わった原因ははっきりとしていた。左手親指の付け根を痛めていたのだ。そのため、従来の練習量をこなすことができず、ショットやショートゲームに不安を抱えたまま大会に臨まざるを得なかった。もちろん、そのことを渋野は言い訳にしていない。単純に自分が期待に応えるだけのゴルフをできなかったとだけ語っていた。
そんな渋野だが、プレー中はどんなにスコアを叩いても目の前の1打に対して真摯に取り組む姿は以前と変わらなかった。さらに、ギャラリーへの気遣いも忘れない。雨でサスペンデッドとなった大会2日目も、「足元が悪く、派手にこけていた人がちらほらいたので、ギャラリーの方のほうが大変だったと思います」と心配な表情を浮かべれば、翌朝6時42分から再開した第2ラウンドの残り10ホールを回り終えると、「朝早くから大勢のギャラリーに来ていただきましたが、皆さん、何時起きだったんでしょうね」と気遣った。
サスペンデッドのおかげで、土曜日にプレーする姿を見せることができた渋野。ギャラリーは5252人とやはり19年大会での土曜日に入った7204人には及ばなかったが、渋野の組への集中度は初日を凌駕していた。プレー中だけでなく、ホールアウト後に18番グリーンからクラブハウスへと続く道路が渋野を間近に見たい人の波で全く動けなかったぐらいだ。
多くのギャラリーを集めた渋野だが、驚くべき神対応はホールアウト後に見られた。スコアが悪かったにもかかわらず、笑顔でメディアに応じた後、ファンが待つマスター室前へと向かっていく。そこには約250人もの人々が何重にも列を作っていたが、なんと全員にサインをしたのだ。しかも、ファンからの問いかけにも笑顔を浮かべながら対応する場面が見られるなど、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。
本来なら優勝争いに絡むことでギャラリーを喜ばせるべきだが、それは次戦となる『宮里藍サントリーレディスオープン』までのお楽しみ。まずは1日でも早くケガを治すべきだろう。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】渋野日向子、惜敗後の振る舞いが話題! ブハイ夫への“激励シーン”に米記者から「最高だ!」と称賛の声
【関連記事】「朝8時から凄まじい人だかりだ!」渋野日向子の人気ぶりに海外男子プロが仰天! 大勢のギャラリーに「見ていて素晴らしい」と感銘
記事にコメントを書いてみませんか?