「みんなが僕を見ることになる」ペイサーズのターナーが地元インディアナ開催のオールスター選出に自信!<DUNKSHOOT>

「みんなが僕を見ることになる」ペイサーズのターナーが地元インディアナ開催のオールスター選出に自信!<DUNKSHOOT>

ペイサーズ生え抜きのターナーが、来年2月に地元で開催されるオールスター出場に自信を示した。(C)Getty Images

9月12日、昨季ダラス・マーベリックスでプレーしたテオ・ピンソンがホスト役を務める『Tidal League network』のポッドキャスト番組「Run Your Race」に、インディアナ・ペイサーズのマイルズ・ターナーがゲスト出演した。

 2015年のドラフト1巡目11位でペイサーズから指名されたターナーは、ドラフト当時にエグゼクティブを務めていたラリー・バードとのやり取りや好きなファッション、ポール・ジョージ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とプレーしたことや、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と対戦したエピソードなどを番組内で話した。

 NBA入り後はペイサーズ一筋でプレーを続けてきたターナーは、これまで何度もトレードの噂があったが、今年1月末に延長契約を締結。昨季は62試合の出場でいずれもキャリアハイとなる平均18.0点、7.5リバウンド、フィールドゴール成功率54.8%に2.3ブロックをマークした。

 ペイサーズはイースタン・カンファレンス11位の35勝47敗(勝率42.7%)に終わり、3シーズン連続でプレーオフ進出を逃したものの、一昨季から10勝の上積みに成功するなど、チーム状況は着実に好転している。
  現在のチームを引っ張るのは、昨季オールスターへ初選出され、今夏には「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のアメリカ代表メンバーにも選ばれた司令塔のタイリース・ハリバートン。今季はこのハリバートンにベネディクト・マサリン、バディ・ヒールド、新人ジャレス・ウォーカー、ターナーの先発が予想される。

 ベンチにはTJ・マッコネルにアンドリュー・ネムハード、アーロン・ネスミス、ジョーダン・ウォーラ、ジェイレン・スミスという昨季のメンバーに、ブルース・ブラウンとオビ・トッピンが加わり、戦力増強に成功している。

 ターナーは番組内で、来年2月にインディアナポリスで開催される「NBAオールスター2024」へ出場するという目標を掲げていた。

「オールスターゲームを楽しみにしているよ。今年(今季)はインディアナで開催されるんだ。みんなが僕を見ることになる。この話をしたのは君(ピンソン)が最初だよ」

 昨季ペイサーズからはハリバートンがオールスターに選出されており、今季も昨季と同等の活躍を見せれば、2年連続のメンバー入りは可能だろう。一方でターナーが選ばれるにはリーグトップクラス、少なくともイースト上位の戦績を残して前半戦を終えることが求められる。 さらにターナーにとって気がかりなのがチームの露出が少ないこと。今季のレギュラーシーズンにおいて『TNT』、『ESPN』、『ABC』で全米中継されるのはゴールデンステイト・ウォリアーズがリーグ1位の29回なのに対し、ペイサーズは『ESPN』の1回のみ。ペイサーズを筆頭に、8チームが1回の全米中継となるため、オールスターのファン投票では不利に働くことが容易に想像できる。

 それでも、チーム生え抜きの27歳は「たくさんの人たちへ間違っているんだと証明するのが楽しみで仕方ないね」と自信を見せていた。
 「僕らは年にたった1回しかテレビ中継されないから、プレーオフまで自分たちの試合を観ることができる人はほとんどいない。だからこそ、もっと多くの人に僕たちへ興味を持ってもらえるようにしているところさ。今年の僕らはすごくいいチームになるからね」

 主力の多くが20代前半と伸びしろを多く残すチームは、今季リーグに旋風を巻き起こすことができるか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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