「少なくともQ3に進出したい」角田裕毅、「競争力の不足」に直面するも予選での躍進を誓う! 首脳陣は「セクター1が焦点」【日本GP】
2023年09月23日 09時31分THE DIGEST

Q3進出を目指したいと語った角田。2日目の走りに期待したい。(C) Getty Images
F1第16戦の日本グランプリが鈴鹿サーキットで開幕し、9月22日には2度のフリー走行(FP1、FP2)が実施された。
アルファタウリの角田裕毅は、直近の2レースで1周すら走り切ることができずに終わるという悔しさを味わっているだけに、リベンジの意味でも気合十分で母国グランプリに臨み、FP1では多くの観衆が見守る中で21周を走行して全体5番手となる1分32秒597というベストタイムを計測したが、続くFP2では26周回で1分32秒178と、こちらは18番手のタイムに止まった。
【PHOTO】各チームニューマシンを発表!2023年シーズンを戦うF1全チームの新車を一挙紹介! ロングランのペースは悪くなく、収穫もあったようだが、角田はチームの公式サイトを通して、「シンガポールで導入したアップデートの効果は感じていますが、今のところ、我々は望んでいたほど競争力は発揮できておらず、データを詳しく確認しなければなりません。改善の余地はあると感じているので、今夜は幾つかの分析を行ないます」と初日を振り返るとともに、予選への意気込みも語っている。
「明日の予選を楽しみにしています。なぜなら、それが週末で最も速いタイムを出せるセッションであり、特に鈴鹿では本物のF1のパフォーマンスを感じることができます。楽しみながら、できればQ3に進出して、ファンの皆さんを喜ばせられればと思います」
セッション後のF1公式サイト『F1.com』のインタビューでも、「空力の水準が十分でなく、競争力が不足していました。今後、どのように進歩できるかを見ていきます」と問題点を指摘。予選については、母国のファンのために「少なくともQ3に進出したい」と抱負を明かした。
アルファタウリはSNSで、彼がFP1で4番手(計測時)のタイムをマークした際には「何というラップ!」と賛辞を贈って「鈴鹿での非常に力強い週末のスタート」と投稿。また、「今日の仕事が週末の残りでも活かされるように」と2日目以降に期待を寄せている。
そして、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「FP1ではユウキが高速コーナーで苦戦し、リアム(・ローソン)は低速コーナーで苦労したため、両ドライバーともにFP2ではセットアップを変更し、これらの問題を解決した。バランスは両車ともに改善されたが、まだ完全には満足できず、明日はセクター1が主要な焦点となるだろう」とのコメントを残した。
海外の専門メディアの報道を見ると、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「ユウキは最初のセッションではトップ5に入ったが、FP2では順位を下げてしまった。日本人ドライバーは予選でのトップ10入りと決勝でのポイント獲得を目標としているが、それはホームレースを迎えた彼にとって、最低限のものである」と綴っている。
一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「イタリア・ファエンツァのチームは、シンガポールで導入したアップデートの効果を試す機会を得て、両ドライバーの作業プログラムとセットアップを多様化させた。そして、少なくとも初日の順位が示すところでは、優位に立ったのはローソンだった。FP1は9番手だった彼だが、FP2は15番手でチームメイトを上回った」と伝え、さらに以下のように続けた。
「一方、ホスト国のドライバーである角田にとっては、スタートは難しいものとなった。FP1では5番手につけたが、チームが2台の車のセットアップを同じにすることを決定すると、ユウキは18番手まで落ちた。しかし、まだ全てが終わったわけではなく、彼は予選に対して自信を持っている」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】FP2トップのフェルスタッペンの走りをチェック”!
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アルファタウリの角田裕毅は、直近の2レースで1周すら走り切ることができずに終わるという悔しさを味わっているだけに、リベンジの意味でも気合十分で母国グランプリに臨み、FP1では多くの観衆が見守る中で21周を走行して全体5番手となる1分32秒597というベストタイムを計測したが、続くFP2では26周回で1分32秒178と、こちらは18番手のタイムに止まった。
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「明日の予選を楽しみにしています。なぜなら、それが週末で最も速いタイムを出せるセッションであり、特に鈴鹿では本物のF1のパフォーマンスを感じることができます。楽しみながら、できればQ3に進出して、ファンの皆さんを喜ばせられればと思います」
セッション後のF1公式サイト『F1.com』のインタビューでも、「空力の水準が十分でなく、競争力が不足していました。今後、どのように進歩できるかを見ていきます」と問題点を指摘。予選については、母国のファンのために「少なくともQ3に進出したい」と抱負を明かした。
アルファタウリはSNSで、彼がFP1で4番手(計測時)のタイムをマークした際には「何というラップ!」と賛辞を贈って「鈴鹿での非常に力強い週末のスタート」と投稿。また、「今日の仕事が週末の残りでも活かされるように」と2日目以降に期待を寄せている。
そして、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「FP1ではユウキが高速コーナーで苦戦し、リアム(・ローソン)は低速コーナーで苦労したため、両ドライバーともにFP2ではセットアップを変更し、これらの問題を解決した。バランスは両車ともに改善されたが、まだ完全には満足できず、明日はセクター1が主要な焦点となるだろう」とのコメントを残した。
海外の専門メディアの報道を見ると、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「ユウキは最初のセッションではトップ5に入ったが、FP2では順位を下げてしまった。日本人ドライバーは予選でのトップ10入りと決勝でのポイント獲得を目標としているが、それはホームレースを迎えた彼にとって、最低限のものである」と綴っている。
一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「イタリア・ファエンツァのチームは、シンガポールで導入したアップデートの効果を試す機会を得て、両ドライバーの作業プログラムとセットアップを多様化させた。そして、少なくとも初日の順位が示すところでは、優位に立ったのはローソンだった。FP1は9番手だった彼だが、FP2は15番手でチームメイトを上回った」と伝え、さらに以下のように続けた。
「一方、ホスト国のドライバーである角田にとっては、スタートは難しいものとなった。FP1では5番手につけたが、チームが2台の車のセットアップを同じにすることを決定すると、ユウキは18番手まで落ちた。しかし、まだ全てが終わったわけではなく、彼は予選に対して自信を持っている」
構成●THE DIGEST編集部
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