新人王争いをリードするモラントがNBAデビューを控える“ドラ1”ザイオンにメッセージ「彼は兄弟のような存在」

新人王争いをリードするモラントがNBAデビューを控える“ドラ1”ザイオンにメッセージ「彼は兄弟のような存在」

昨年のドラフトで1位指名のザイオン(右)と2位指名を受けたモラント(左)。ケガで遅れを取ったザイオンは復帰後、モラント以上のインパクトを残せるか。(C)Getty Images

昨年6月20日(日本時間21日、日付は以下同)に行なわれたNBAドラフトで、いの1番にニューオリンズ・ペリカンズから指名されたのがザイオン・ウィリアムソンだった。

 ザイオンは198p・129sという規格外の体格に超人的な身体能力を兼備した超大物ルーキー。世界中から熱視線を浴びていたことは言うまでもない。

 だが、ザイオンはサマーリーグ初戦でヒザを痛めて戦線離脱。その後プレシーズンで4試合に出場し、平均27.2分、23.3点、6.5リバウンド、2.3アシスト、1.5スティールという好成績を残していたものの、右ヒザ半月板損傷のため、開幕直前に6〜8週間の戦線離脱が発表された。

 ニューオリンズ、そしてバスケットボール界の期待を背負う19歳は、8週間が経過した12月中旬に復帰することができず、懸命にリハビリを続けていた。

 そして1月15日。ペリカンズのバスケットボール運営部門副代表を務めるデイビッド・グリフィンが、ザイオンのNBAデビューは「22日にホームで行なわれるサンアントニオ・スパーズ戦になるだろう」と発言。

 昨夏の時点で新人王最有力候補と評されたザイオン。レギュラーシーズン後半ではあるものの、この男がコート上で豪快なダンクやブロック、リバウンドを披露することで、ペリカンズの起爆剤になることが大いに期待できる。
  ペリカンズは16日に開催されたユタ・ジャズ戦で、延長にもつれ込む激戦をブランドン・イングラムのクラッチショットで制したこともあり、今後勢いを増してくるに違いない。

 現在、新人王候補筆頭としてセンセーショナルな活躍を見せているのがジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)。昨年のドラフトでザイオンに次ぐ2位で指名を受けたポイントガードは、ここまで平均18.0点、3.5リバウンド、6.9アシストを残し、グリズリーズ6連勝の立て役者として評価を高めている。

 モラントはザイオンの復帰について嬉しそうにこう語っていた。

「彼は兄弟のような存在。彼の復帰を知って興奮したよ。僕らはそれぞれサウス・カロライナ州の代表のようなものだからね。僕は彼がこれまでに辛い経験をしてきたことを知ってる」

 20日に組まれているグリズリーズ対ペリカンズ戦は、ザイオンが欠場予定のため、昨年のドラフトトップ2指名による“直接対決”は1月31日まで持ち越しとなる。それでも、同州出身のモラントとザイオンによる競演は、大きな注目を集めること間違いなしだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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