ウィザーズ2連勝!MSGデビューの八村塁は1桁得点に終わるも、チームは20勝に乗せてオールスターブレイクへ

ウィザーズ2連勝!MSGデビューの八村塁は1桁得点に終わるも、チームは20勝に乗せてオールスターブレイクへ

復帰後初の1桁得点(8得点)に終わった八村だが、出場時間帯における得失点差でチーム2位の+14を記録した。(C)Getty Images

2月12日(日本時間13日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはオールスター前最後の試合として、ニューヨーク・ニックスと対戦した。

 11日にホームでシカゴ・ブルズ戦を終えたウィザーズは、ニューヨ―クへと移動し、世界で最も有名なアリーナと評されるマディソンスクエア・ガーデン(MSG)へと乗り込んだ。

 連戦となったウィザーズの八村塁は、ベテランのタージ・ギブソンとマッチアップ。序盤にギブソンのポストプレーと対峙する場面があったが、ファウルなしで踏ん張り、ショットまで持ち込ませない好ディフェンスを見せる。

 ただ、オフェンスではエルフリッド・ペイトンとのミスマッチからフックショットを放つもミス。続けてリング下のショットも落としてしまう。残り約4分に右コーナーから3ポイントを放つがこちらも決められず。しかし、こぼれ球を拾ったイシュ・スミスからトロイ・ブラウンJr.、八村へと繋がり、ボースハンドダンクを叩き込んで初得点をあげた。

 第1クォーター中盤にはアグレッシブな動きからブロックを決めるが、これはゴールテンディング。惜しくもカウントとなるも、八村は初の“聖地MSG”で恵まれた身体能力の高さを見せつけた。
  第2クォーター残り7分54秒でコートへ戻った八村は、センターポジションで起用されボビー・ポーティスとマッチアップ。フィジカル面で勝るポーティスのポストプレーでフックショットを放たれた際にファウルを吹かれる。残り3分34秒には、ミッチェル・ロビンソンに対してファウルを犯し、ベンチへ下がった。

 このクォーターはショットチャンスがなかなかつかめない中、トップ・オブ・ザ・キーからドライブでリング下までアタックしたが、レイアップがリングに嫌われるなど、得点は伸びず。

 試合は前半を終えて、ホームのニックスが50−46とリード。ウィザーズは2連戦による疲れの影響からか、前半最後の3分21秒は得点をあげられず逆転を許してしまった。八村も12分27秒プレーして2得点、2リバウンド、1アシスト。フィールドゴール20.0%(1/5)、3ポイント0.0%(0/1)と精彩を欠いていた。

 ところが、後半に入って流れは一変。八村は後半開始早々に左45度でボールを持つと、相手がフェイクに反応しなかったことでスルスルとフリースローライン付近へ持ち込み、RJ・バレット越しにジャンパーを決める。その後もファーストブレイクからリング下でパスをもらって粘り強く加点。ジュリアス・ランドルのファウルも獲得していたが、フリースローをミスしてしまい、3ポイントプレーはならず。
  残り10分、ペイトンのダンクにカバーへ入った八村がブロックするも、この日3つ目のファウルを吹かれてしまう。攻撃では同クォーター中盤にフリースローを2本とも成功させ、その2分後にベンチへ下がった。

 第4クォーターは、開始から約2分でニックスがペナルティに達するなどファウルがかさむ乱戦。さらにテクニカルファウルでポーティス、モリッツ・ヴァグナーが退場処分になるなど荒れ模様となる中、八村は残り5分18秒にコートへ。

 ウィザーズはニックスのピック&ロールを封じにかかり、ターンオーバーを誘発。攻めてはブラッドリー・ビールが要所で点を重ねていき、ウィザーズが2桁リードを保つと、残り2分10秒に八村を含めて主力を下げ、終わってみれば114−96で逆転勝利を収めた。

 2連勝となったウィザーズでは、ビールがゲームハイの30得点、ダービス・ベルターンスが16得点、アイザック・ボンガが13得点、5リバウンド、2スティール、2ブロック、ブラウンJr.が11得点、6アシストをマーク。
  八村は23分6秒のプレータイムで8得点、5リバウンド、1アシスト。フィールドゴール42.9%(3/7)、3ポイント0.0%(0/1)、フリースロー66.7%(2/3)。復帰後初の1桁得点に終わったものの、ハードスケジュールの中、出場時間帯における得失点差でビール(+16)に次ぐチーム2位の+14を残した。

 八村のMSGデビューは華々しいものではなかったが、守備で絶妙なヘルプやカバーリングで失点を抑える働きを見せており、まずまずのプレーだったと言えるだろう。

 ウィザーズはオールスターブレイク前に20勝(33敗)に到達。オールスターのイベントに出場しない選手たちにとっては、約1週間の休暇となるだけに、1度リフレッシュしてから勝負の後半戦へ臨んでほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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