「俺は大人になった」“トラブルメーカー”ウェイターズはレイカーズの“ラストピース”になれるか?

「俺は大人になった」“トラブルメーカー”ウェイターズはレイカーズの“ラストピース”になれるか?

今季のウェイターズは2度の出場停止処分を受けてヒートから厄介払いされたが、8年間のキャリアで平均13.2点と得点力には定評がある。(C)Getty Images

元マイアミ・ヒートのディオン・ウェイターズは、無所属となっていた3月6日にベテラン最低保証でロサンゼルス・レイカーズと契約を結んだ。2009−10シーズン以来のリーグ優勝をつかみ取るうえで起爆剤となるのか、それとも劇薬となるのか、注目ポイントと言っていいだろう。

 2012年のドラフト1巡目4位指名でクリーブランド・キャバリアーズに加入したウェイターズは、果敢なアタックと非凡なシュート力を兼ね備えたインスタントスコアラーとして台頭。2年目の2013−14シーズンには主にベンチスタートながら平均15.9点をあげたが、その後はオクラホマシティ・サンダーを経てヒートへ移籍。近年は故障が多いうえ、今季はチーム批判、大麻入りのグミを摂取してパニック発症、規律違反とトラブル続きで3度の出場停止処分を受け、トレード期限最終日にメンフィス・グリズリーズへトレードされた後に解雇された。

 すでにNBA8年目だが、まだ28歳。ウェイターズは「俺は大人になった。人は過ちから学ぶものさ。過去を掘り返し続けても意味はない。生きていれば学ぶ。球団もそれを理解してくれたから、話し合いも短くて済んだ」とレイカーズ入りの裏側を語る。
 「コーチ(フランク・ヴォーゲル)、ロブ(ペリンカGM)と話す機会が欲しかった。ロブは5年間、代理人を担当してくれた人物で、すべてが上手く進んだ。今はハッピーだし、興奮している。これからリズムを取り戻して、プレーを取り戻して、チームメイトについても知りたい」

 開幕直後も出場停止でプレーできておらず、今季コートに立ったのはわずか3試合(計42分間)のみ。平均9.3点、3.7リバウンド、1.0アシスト、FG成功率38.5%とトップフォームからは程遠い成績だが、本人は巻き返しに自信を見せている。

「俺はバスケットボールをするだけ。しっかり準備をして練習に臨むよ。身体もシャープな状態にしてね。実戦からは遠ざかっていたけど、バスケットはこれまでずっとやってきたことだから、難しいことじゃない。ワークアウトも何も心配していなかったよ」

 レイカーズでプレーするにあたって、レブロン・ジェームズとの相性は重要な条件のひとつだ。その点で、2014−15シーズンにキャバリアーズで半年間チームメイトだったウェイターズは、2人の関係性についても“問題なし”と胸を張る。
 「俺たちには絆がある。俺が(クリーブランドを)去った時でさえ、お互いに会い、愛を示してきた。それは何も変わってない。チームが違うだけだ。俺がここに来た時、彼らは両手を広げて歓迎してくれたよ」

 レイカーズはレギュラーシーズン中、大黒柱のレブロンとアンソニー・デイビスを中心に10〜11人でローテーションを回してきた。これがポストシーズンになれば縮小され、通常7〜8人になることを考えればウェイターズにとってはかなりの“狭き門”だ。
  オプションになる可能性があるとすれば、ラジョン・ロンドの代わりに“つなぎ役”を務めるシナリオか。『The Athletic』は、地元ファンからの人気が高いアレックス・カルーソは自信を増している一方で「アクロバティックなプレーに偏っている」とし、ケンビアス・コールドウェル・ポープとダニー・グリーンは「ボールハンドリング不足」、ロンドは「シュート力不足」と分析。その点で、ウェイターズは「ドライブはかつてほどの威力はないが、自分でジャンパーを放つ局面は作れる」と評価されている。

 チーム内の秩序を乱す行動を取れば、契約を即解除できるオプションがついているとされるウェイターズ。ヴォーゲル・ヘッドコーチは“レイカーズデビュー”まであと数試合を要する旨を明かしているが、はたして、ウェイターズは名門レイカーズにフィットするのか。シーズン終盤の戦いからも目が離せなくなりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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