「もはやイメージは失墜した」8年資格停止の孫楊がついに“故郷”にも見放されて…

「もはやイメージは失墜した」8年資格停止の孫楊がついに“故郷”にも見放されて…

ここ数日は沈黙を守っている孫楊。はたしてスイス最高裁ではなにを語るのか。(C)Getty Images

競泳界のスーパースター、孫楊が故郷での“要職”を解かれそうだ。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)が中国の英雄に8年間の資格停止処分を言い渡してから、早や2週間が経過した。2018年9月に孫楊の別荘で実施された抜き打ちドーピング検査で、選手側が検査官の資格と正当性に異議を唱えて、血液検体の容器をハンマーで破壊。世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の告発を受けたCASが審理を重ね、最終的に検査拒否の「有罪」とジャッジし、厳罰を下したのだ。

 孫楊と弁護団はこれを不服とし、すぐさまスイス最高裁判所に提訴。事態はこれから最終局面に突入するが、欧米メディアは裁定が覆る可能性はきわめて低いと見ている。

 そんななか、香港の有力紙『The South China Morning Post』は、孫楊が現在務めている「アジア大会2022」アンバサダーの職を解かれる公算が高いと報じている。大会は孫楊の故郷である杭州市で開催される予定で、2018年ジャカルタ(インドネシア)大会の閉会式には『Alibaba』の創始者であるジャック・マー氏と揃って登場。大会旗を引き継ぐ大役をこなし、まさに故郷を代表する顔として立ち振る舞った。

 だが、匿名の大会事務局員は同紙の取材に対して「もし裁定が覆らなければ、いくら杭州のヒーローと言えども続投はありえない。すでにほかの出身アスリートを2名リストアップした」と明言。同紙も「もはやイメージが失墜してしまった。勝訴する可能性はきわめて低く、彼は故郷にフラれることになるだろう」と予測している。

  過去のアジア大会では金メダル9個と銀メダル5個を祖国にもたらした孫楊。中国国内では依然として擁護派が大勢を占めるが、採決後の不遜な物言いや自己中心的なリアクションが反感を買い、アジア各国をはじめ、世界的な規模でバッシングが鳴りやまない。

 はたしてスイス最高裁ではなにが語られ、騒動はどのような結末を迎えるのか。新事実でも明かされないかぎり、孫楊側の不利は揺るがないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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