ジョーダンとレブロンは2001年に対戦していた?ワールドピースが語る、“神様”と“キング”の邂逅の真実

ジョーダンとレブロンは2001年に対戦していた?ワールドピースが語る、“神様”と“キング”の邂逅の真実

2001年のオフ、ピックアップゲームでジョーダンとレブロンの夢の対決が実現していた。(C)Getty Imgaes

3月中旬、ある写真がツイッター上で瞬く間に拡散され、注目の的となった。スクリメージ(練習試合)で同じコートに立つ若き日のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と、“神様”マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の姿が収められた1枚だ。

 大手メディアでもこの時のビデオ映像入手には至っておらず、その場にいた人間の記憶だけが、当時の様子を知るための唯一の手掛かりとなっている。その1人であり、15〜16歳のレブロンがスターダムを駆け上がる最初の輝きを目撃した数少ないNBA選手が、メッタ・ワールドピース(元インディアナ・ペイサーズほか)だった。

 このピックアップゲームが行なわれたのは2001年のオフシーズン。当時レブロンは15歳、ジョーダン38歳。後に事あるごとに比較されるようになる2人は、この時に同じコートで邂逅していたようだ。ワールドピースは以前に『Players Tribune』で、当時の様子について次のように振り返っている。
 「(マイケル)フィンリー(元ダラス・マーベリックスほか)や(ジェリー)スタックハウス(元デトロイト・ピストンズほか)、レイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックス/現オクラホマシティ・サンダーほか)、ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、ジュワン・ハワード(元ワシントン・ブレッツ/現ワシントン・ウィザーズほか)、アントワン・ウォーカー(元ボストン・セルティックスほか)がいて、若き日のレブロンも一緒にプレーしていた。俺はファーストブレイクで彼に腕をぶつけたけど、意に介さず敵を料理していったよ。誰も彼を守れなかった。それがレブロン・ジェームズだ。彼は俺らを辱めたんだ」

 “CHOSEN ONE(選ばれし者)”としての地位を築く前から、異次元のパフォーマンスを見せていたというレブロン。そしてワールドピースは、先日配信したインスタライブのなかで、この時のゲームについて新たな証言を残している。
 「15歳のレブロンは素晴らしかったよ。でも、誰もその年でMJに張り合うなんてできなかった」

 明確な言及こそしていないが、“誰も張り合えなかった”という言葉から察するに、2001−02シーズンからウィザーズでのカムバックが決まっていた38歳のジョーダンが、レブロンのプレーを上回っていたようだ。しかし、ジョーダンはワールドピースとマッチアップした際に肋骨を折ってしまい、長期機脱を余儀なくされてしまったという。

「もし俺が彼の肋骨を折らなければ、MJは(2001−02シーズンに)平均35点をあげていただろう。彼は3カ月欠場しなければならなかった。でも、最終的に平均25点(実際には22.9点)を記録している。38歳でね」
  一方で、『Players Tribune』では「フルスピードでやってきたから、俺は腕で止めにいった。彼はいっそう勢いを増して、さらに料理をし始めた。当時はだいたい225ポンド(102kg)くらいだったけど、とにかくタフだったのを覚えている」と振り返っていたレブロンについても、改めてこのように高く評価している。

「レブロンは間違いなく素晴らしかった。彼は大きくて、強くて、誰も彼を守れなかった。上手くプレーしていたよ。疑いの余地はない」

 レブロンはジョーダンが引退した2003−04シーズンからNBA入りしたため、プロの舞台で直接対決は実現しなかったが、19年前の夏から2人の“比較の宿命”は始まっていたと言えるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集
 

関連記事(外部サイト)