『Forbes』がウィザーズの選手たちを格付け!エースのビールはA−、ベルターンスはA+、気になる八村塁の評価は……

『Forbes』がウィザーズの選手たちを格付け!エースのビールはA−、ベルターンスはA+、気になる八村塁の評価は……

八村は得点力の高さを評価しつつも、守備力や線の細さがマイナスとなり、B評価となった。(C)Getty Images

4月16日(日本時間17日、日付は以下同)。経済誌『Forbes』が今季のワシントン・ウィザーズでスターターを務める5選手の格付けを掲載した。パーカー・コットン記者によるスターター陣とその評価は以下の通り。

■『Forbes』によるウィザーズのスターター格付け
ブラッドリー・ビール:A−
八村塁:B
イザック・ボンガ:C
トーマス・ブライアント:B
イシュ・スミス:B+

 ビールをAにしなかったこと、そして今季オールスター入りできなかった理由として、同記者はディフェンス面を理由に挙げた。ウィザーズはディフェンシブ・レーティング(100回のポゼッションにおける失点)でリーグワースト(115.0)なのだが、ビールは117.6を記録している。ただ、ビールが務めるシューティングガードにはスコアラーが多く、他のポジションと比較しても不利な点は否めない。

 とはいえ、今季のビールはリーグ最多の1試合平均22.9本のシュートを放ち、成功率は45.5%(593/1303)と、ガードとして悪くない数字を残しており、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ/平均34.4点)に次ぐリーグ2位の平均30.5点をマーク。アシストもキャリアハイの6.1本と、相手の厳しいマークに遭うなかで素晴らしい成績を残したと言っていいだろう。
  八村については、「どのポジションでプレーするのか?」「ジャンプショットを向上できるのか?」「NBAレベルで得点できるのか?」「このレベルの選手たちをガードできるのか?」といった開幕前の疑問に対して、3ポイントこそ成功率27.4%(20/73)と低かったものの、今季のルーキー全体で5位の平均13.4点を奪取しB評価を獲得。

 3ポイントについては、オールスター前の23.6%からオールスター後は38.9%まで成功率をアップさせているのは良い傾向だ。しかし同記者は八村に対してもディフェンシブ・レーティング(117.8)の悪さを指摘。まだ線が細く、ストレッチ4としてプレーしていくにはディフェンス力の向上が不可欠と評している。

 ちなみに、ウィザーズの選手のなかで、ここまで最もディフェンシブ・レーティングが良いのはボンガの107.4。だが彼の場合、ビールや八村とは対照的にオフェンスに難を抱えているためC評価となった。センターのブライアントはオフェンスの評価は高くとも、ディフェンス面で昨季より数字がダウンしていることを理由にB評価に。

 スミスについては、先発と控えを交互にこなしながら平均10.5点、4.8アシストを記録。今季途中まで在籍したアイザイア・トーマス(現FA)と途中加入のシャバズ・ネイピアーよりも、アシストとターンオーバー比率で3.7と最も高かったことがB+という評価につながったのだろう。
  続いて、翌17日に掲載されたウィザーズのリザーブ選手たちの格付けも見ていこう。

■『Forbes』によるウィザーズのリザーブ格付け
ダービス・ベルターンス:A+
モリッツ・ヴァグナー:B
トロイ・ブラウンJr.:C+
イアン・マヒンミ:B+
ゲイリー・ペイトン二世:C−
シャバズ・ネイピアー:B+

 ブラウンJr.とペイトン二世はショットの正確性に難があるため低評価に。ネイピアーはウィザーズ加入後に平均12.0点、4.4アシスト、1.7スティールと及第点を与えられる成績を記録したと言っていいだろう。

 ヴァグナー、マヒンミもまずまずの評価を得たのだが、特筆すべきはベルターンスだ。リーグ中断の時点で、200本以上の3ポイントを沈めた7選手のうちの1人であり、成功率42.4%はマイアミ・ヒートのダンカン・ロビンソン(243本成功/成功率44.8%)に次ぐリーグ2位という好成績を残した。
  ディフェンス面についてはビールや八村と同様に好数字ではないものの、今季54試合以上に出場した選手の中で、ベルターンスはリーグ15位タイのオフェンシブ・レーティング(113.6)を誇る。この数字はビールだけでなく、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やジミー・バトラー(ヒート)をも上回っているという。

 ペースとスペーシングを重視する現代のNBAにおいて、ベルターンスの存在は貴重。本人ならびに代理人とチーム側は相思相愛と報じられており、今季終了後に再契約する見込みは十分ある。来季は司令塔のジョン・ウォールも復帰するだけに、フロントは何としても27歳のピュアシューターを引き留めたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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