「これからもヒートの一員でありたい」今季ブレイクしたバム・アデバヨが、尊敬する選手や将来について言及

「これからもヒートの一員でありたい」今季ブレイクしたバム・アデバヨが、尊敬する選手や将来について言及

今季ブレイクしたアデバヨの元には、来季終了後に多くのオファーが舞い込むはず。それでも本人は「ここにずっといたい」と話す。(C)Getty Images

新型コロナウイルスの影響により、2019−20シーズンは3月12日(日本時間13日、日付は以下同)から中断が続いている。再開できるかどうかは現時点では微妙で、このまま中止に追い込まれてしまう可能性もゼロではない。

 そんな状況下で、選手たちは自宅でワークアウトをこなしゲームシェイプに近いコンディションを保ちながら、家族との貴重な時間を過ごしたり、趣味に没頭したりしている。また、SNSを通じてファンや選手同士で交流、あるいはメディアのインタビューに応じるプレーヤーも多い。

 キャリア3年目を迎えた今季、オールスターに初選出されるなどブレイクを果たしたバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)もその1人だ。206cm・115kgのビッグマンは、ここまで65試合に平均34.4分出場し、16.2点、10.5リバウンド、5.1アシスト、1.20スティール、1.31ブロックとオールラウンドな活躍を披露。今季平均15点、10リバウンド、5アシスト以上をマークしているのは、リーグ全体でもヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ドマンタス・サボニス(インディアナ・ペイサーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、そしてアデバヨの4人しかいない。

 リーグ有数の万能型ビッグマンへと成長したアデバヨはまだ22歳。制限付きFA(フリーエージェント)となる来季終了後には、高額なサラリーを手にすることが容易に想像できる。
  そんなアデバヨが、4月27日に『iHeartRadio』とのインスタライブ・インタビューに登場。尊敬する選手として、今季でヒート一筋17シーズン目のユドニス・ハズレムの名前を挙げた。

 ハズレムはドラフト指名こそされなかったものの、昨季限りで現役を引退したドゥエイン・ウェイドと同じく2003年にヒートに入団し、通算3度の優勝に貢献。一時は引退説も囁かれたが、39歳となった今季もプレーを続けている生え抜きの大ベテランだ。

 このハズレムのように、長い間ヒートの選手としてプレーしたいとアデバヨは語っている。

「今の時点で言えば、俺の考えはイエスだ。でも自分の将来を決定することはさすがにできないからね。もしできるなら、(ハズレムのように)ここにずっといたいね」
  とはいえ、リーグ屈指の若手ビッグマンとして頭角を現わしたアデバヨの元には、制限付きFAとなった来季終了後に多くのオファーが舞い込むだろう。今季はチームトップのプレータイム、同2位の平均得点を記録しながら、1試合あたりのフィールドゴール試投数(11.1)は5番手。アンセルフィッシュなプレーを見せているが、ファーストオプションの座を望む可能性や、高額年俸を求めて移籍しないとも言い切れない。それでも、アデバヨはヒートに対して忠誠心を誓っている。

「将来何が起こるかなんて、誰にもわからないものさ。皆は(ウェイドが)財政状況を理由に一度マイアミを離れるまでは、ずっとここにいたと知ってるよね。だから、この先どうなるかなんてわからないよ。でも俺はこれからも(ヒートという)ひとつの組織の一員でありたい。尊敬しているUD(ハズレムの愛称)のようにね」
  29日にヒートの公式Twitterへ公開された動画のなかで、パット・ライリー球団社長は「私はまた新たなチャンピオンシップチームを作り上げたい。我々は(その位置まで)近づいている」と話していた。今回のインスタライブでのアデバヨの発言は、ライリーをはじめとしたチーム関係者にとって朗報となったに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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