木村花さん、満員札止めとなった"12.24決戦"「好きで好きでたまらない」ジュリアとのライバル関係

木村花さん、満員札止めとなった"12.24決戦"「好きで好きでたまらない」ジュリアとのライバル関係

未来の女子プロレスを担うはずだった木村さん(左)。ジュリア(右)とはライバル関係だった。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

5月23日に22歳の若さで死去したスターダム所属の女子プロレスラー木村花さんと、昨年スターダム参戦時からライバル関係にあったジュリアが、ライバルの死にツイッター(@giulia0221g)で重い口を開いた。

「なあ 私の事 踏み潰すんじゃなかったのかよ」

 ジュリアの短い言葉の中にはいろいろな思いが込められているのは言うまでもない。昨年11月28日に行なわれたスターダムの新体制発表会見で、ジュリアのスターダム入団が発表されると、真っ先に噛み付いたのが花さんだった。

「あんたのせいで、ウチらも迷惑してる。ハーフは1人しかいらない」(※表現まま)

 花さんがジュリアを罵倒すると、ジュリアも応戦。気がつけば2人はお互いの髪の毛を掴み合う大乱闘に発展し、これを見たロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは、12.24後楽園ホール大会でのシングルマッチを決定した。

 同大会は前売券が完売し、超満員札止めに。試合は殺伐としたムードの中、お互いに打撃で痛めつけ合うケンカマッチになり、15分フルタイムドローとなったが、試合後の2人は髪を掴み合ったものの、グータッチを交わしてリングを降りており、花さんは「私的にジュリアに共感する部分があったというか…。すべて理解できないわけじゃない。私自身も生え抜きじゃないし、居場所を求めてここに来たので。15分じゃ足りない。次は時間無制限で組んで欲しい。(グータッチは)またやろうなという意味のグーだから」とコメントした。
  ジュリアも「ジュリアのことが好きで好きでたまらない木村花。今日試合をして私と絡みたいんだなということがわかった。今日が終わりじゃない。むしろ始まり。2020年、木村花にジュリアをたっぷり味わわせてやりたい」と前向きな発言をしたため、新日本プロレス1.4東京ドーム大会では、この2人がタッグを結成することになる。

 ドーム大会では、2人の誤爆が原因で、花さんが岩谷麻優のムーンサルトプレスを食らいフォール負け。試合後、2人の口からは「やっぱり組むより闘う方がいい」という発言が出たことから、1.19後楽園大会では、花さん率いるTCSと、ジュリアが新たに結成した新ユニットとの6人タッグマッチがラインナップされ、2人は再び対角線へ。

 この日、ジュリアは朱里をパートナーに連れてきて「ジュリアのことが、好きで好きでたまらない木村花。きょうはアンタが嫌いなハーフをもうひとり連れてきちゃったの。おわかり?アンタの嫌がること、もっともっとやってやるから!」(※表現まま)と挑発。ジュリアは舞華を加えた3人で新ユニットDDMを結成した。TCSに勝った勢いもあり、2.11後楽園大会では、アーティスト・オブ・スターダム王座(6人タッグのベルト)を奪取した。
  最後に2人が対戦したのは、無観客試合で行なわれた3.8後楽園大会。花さんはジャングル叫女(きょうな)とのタッグで、ジュリア&舞華と対戦。TCSが勝利を収めている。

 試合後、ジュリアは「木村花も最近別のことに気を取られてるのか知らないけど、ジュリアには興味がなくなった」と話しており、この日は叫女がジュリアとの対戦を迫る場面が見られた。その後、花さんにとって最後の大会となった『シンデレラトーナメント2020』3.24後楽園大会では、ジュリアが優勝した。

 花さんは1回戦で岩谷と引き分けているが、ジュリアは白いベルトことワンダー・オブ・スターダム王座に、花さんは赤いベルトことワールド・オブ・スターダム王座にそれぞれ狙いを定めていた。2人がまた交わる時は、お互いにスターダムを象徴するベルトを巻いてからだった可能性が高い。
  ジュリアにとって、ワンダー王者だった星輝ありささんの引退発表から、間髪入れずに起こってしまったライバルの訃報には、ショックを受けたはずだ。他の選手が追悼コメントを出す中、24日までコメントを出せなかった。

 ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーも「ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった」とコメントをしていたように、スターダムの未来はこの2人が築いていくと思っていたファンも多かったのではないだろうか。

「好きで好きでたまらない」木村花さんというライバルのためにも、ジュリアにはスターダムのトップに立ってもらいたい。

文●どら増田

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※「ハーフ」という言葉は「ミックス」、「ダブル」への言い換えが進んでいますが、今回は本人のコメントをそのまま掲載しました
 

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