カリーとジョーダンの共通点は?2人を良く知るスティーブ・カーHCが両スーパースターを比較

カリーとジョーダンの共通点は?2人を良く知るスティーブ・カーHCが両スーパースターを比較

新旧スーパースターのジョーダン(左)とカリー(右)に共通する部分とは?(C)Getty Images

スティーブ・カーがゴールデンステイト・ウォリアーズのヘッドコーチ(HC)に就任してから早6シーズン。54歳の指揮官はステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの生え抜きスター3人を中心とした強固な基盤を築き、チームを2015、17、18年と3度のリーグ制覇へと導いてきた。

 ところが今季、トンプソンが左ヒザ前十字靭帯断裂のため全休、カリーは左手の骨折による長期離脱で出場わずか5試合、グリーンも故障がちで計22試合を欠場。主軸3人の不在が続いた結果、リーグワーストの15勝50敗(勝率23.1%)と大きく低迷してしまった。

 とはいえ、2月のトレードで平均20点前後が期待できるアンドリュー・ウィギンズをロースターに加え、エリック・パスカル、デイミオン・リー、マーキーズ・クリス、マイカル・ムルダーといった若手プレーヤーも台頭。今年のドラフトロッタリー(指名順位の抽選)では全体1位指名権を引き当てる確率が14%もあり、仮にそれを逃しても、上位指名権の獲得は確実視されている。

 即戦力ルーキーが入団し、カリー、トンプソン、グリーンも健康体を取り戻して万全な状態で来季に臨む――。これらの条件が揃えば、ウィリアーズが再び覇権争いに絡んでくるのは間違いないだろう。
  そんななか、先日行なわれたNFL(フットボール)フィラデルフィア・イーグルズとのビデオミーティングに参加したカーHCが、カリーのバスケットボールに対する姿勢を絶賛した。

「ステフを語る上でベストかつ見習うべき実例は、練習後に100本のショットに挑戦すること。しかもフル練習の後にね。彼は(チームとしての)仕事をこなした後でも、ハードワークに取り組むことができる。もっと多くの時間を自身のスキル向上に捧げているんだ」

 さらにカーHCは、4月下旬に行われたサンフランシスコ大とのビデオミーティングで、現役時代にシカゴ・ブルズでともにプレーしたマイケル・ジョーダンとカリーをこう比較している。
 「2人は信じられないくらいハードに練習するんだ。チームのベストプレーヤーが真っ先にジムやトレーニング施設に現われて、上手くなるべくひたすら籠って練習し続けている状況を考えてみてほしい。そういう選手がいれば、組織全体に良い雰囲気を作り出せる。それこそマイケルがやっていたことであり、ステフもそう。もの凄く真剣に練習するんだよ」
  トッププレーヤーとなっても常に全力でトレーニングに打ち込む謙虚さ、そしてチームメイトたちを巻き込む社交性を持つカリーは、チームのカルチャーを変えたと言っていい存在だ。指揮官が絶賛したこのフランチャイズプレーヤーが健在な限り、ウォリアーズは何度でも優勝候補となってリーグを席巻することだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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