八村塁は2戦連続1桁得点も“プレーメーカー”として手応え。指揮官も「タフで良いプレーができている」と評価

八村塁は2戦連続1桁得点も“プレーメーカー”として手応え。指揮官も「タフで良いプレーができている」と評価

「プレーメークの部分を重視している」と語る八村は、本日のペイサーズ戦でキャリアハイの6アシストを記録した。(C)Getty Images

八村塁の所属するワシントン・ウィザーズは3日(日本時間4日)、イースタン・カンファレンス5位のインディアナ・ペイサーズと対戦。最大22点のビハインドを1桁点差に詰めるなど粘りを見せたものの、100−111で敗れ、シーディングゲーム3連敗となった。

 この日の八村は9得点(フィールドゴール4/12、フリースロー1/2)、7リバウンド、6アシストを記録したが、得点は1日のネッツ戦に続いて、2戦連続の1桁に。試合後には「積極的にいったんですけど、途中ファウルをもらえなかったのもありますし、シュートを決められなかったです」と反省を述べた。

 試合中、八村はファウルをコールされずに両手を広げて「Why?(なんで?)」のジェスチャーを何度もしていた。アシスト6本についても、すべてが流れるようなボールムーブではなく、ジャンパーを放つべく跳んだ体勢、あるいはペイントエリアから苦し紛れにパスした際にチームメイトが決めたものもあった。

 とはいえ、アシストではトロイ・ブラウンJr.(8本)に次ぐ、チーム2位にしてキャリアハイの6本を記録。第4クォーター残り4分34秒には、アイザック・ボンガがミスしたフリースローのオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、ロビンソンの3ポイントへとつなげたパスは素晴らしく、このプレーでペイサーズは流れを止めるべく即タイムアウトを要求した。

 そのため、試合後に八村が語った「今、ディフェンスのマークが厳しくなってるので、僕としてもパス回しとかプレーメークの部分を重視していて、アシストの結果が出るというのはうれしいです。チームとしてボール回しがうまいところがあるので、そこはしっかりと続けていきたいなと思います」という言葉にはいつも以上に重みを感じられた。
  また、オフェンスのファーストオプションとして、八村はポストプレーやジャンパー、3ポイントなど積極的にショットを放ち続けたことは評価していいはず。

「今日、得点こそ多くなかったが、内容は良かったと思うね。しっかりとリバウンド、パスができた。先日、ルイには『タフで良いプレーができている』と伝えたんだ。ドライブも良くなった。リング周りでも、(これまでより)もっと決められるようになった。あとはもっと視野を広げて、チームメイトにボールを回すこと。その課題についてもしっかり取り組んでいる。すごくうれしいね。今日はしっかりバウンスバック(挽回)できた」

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチもこの日八村がコート上で見せたパフォーマンスを評価しており、決して悪いものではなかった。試合残り約5分には、ブラウンJr.をPGに配置し、ボンガ、ジェローム・ロビンソン、八村、トーマス・ブライアントという布陣で7点差まで詰めており、今後に向けて収穫と言える部分もあった。

 5日に対戦するフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、オールスターのジョエル・エンビードとベン・シモンズを筆頭にイースト有数の戦力を誇り、選手層も厚いだけに、ウィザーズが第二幕で初勝利を挙げることができるかは微妙。だがこの試合で掴んだポジティブな部分を継続し、ディフェンス時のコミュニケーションミスを減らすことができれば、勝利を手にする可能性があるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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