終盤の猛追で天敵を下したバックスが2年連続でイースト首位を確定!アデトクンボは「全ては俺たち次第」

終盤の猛追で天敵を下したバックスが2年連続でイースト首位を確定!アデトクンボは「全ては俺たち次第」

エースのアデトクンボはFG17本中13本を成功させる活躍でチームを勝利に導いた。(C)Getty Images

今季リーグトップの戦績を誇るミルウォーキー・バックスにとって、イースタン・カンファレンスのプレーオフ出場圏内にいるチームで唯一全敗していたのがマイアミ・ヒートだった。

 昨年10月26日(日本時間27日、日付は以下同)の今季初対戦は126−131で延長の末に惜敗。3月2日の試合では89−105と完敗を喫しており、プレーオフに向けてどうしても勝利しておきたい相手だった。

 迎えた8月6日の今季第3戦。ヒートはジミー・バトラー、ゴラン・ドラギッチと2人の主軸を欠きながら、前半に最大23点差をつけるなど、73−56とバックスから大量17点リードを奪って試合を折り返す。

 しかしそれで黙っているバックスではない。後半開始から徐々に巻き返し、第4クォーター残り5分から圧巻の20−0のランを見せて130−116で勝利。今季戦績を55勝14敗(勝率79.7%)とし、イースト首位の座を確定させてNBAファイナルまでのホームコート・アドバンテージを手にした。
  バックスは再開後の初戦でボストン・セルティックスを119−112で下すも、8月2日のヒューストン・ロケッツ戦(116−120)は接戦を落とし、4日のブルックリン・ネッツ戦(116−119)は主力を温存して連敗を喫していた。

 そんな状況で迎えた天敵との一戦で、アデトクンボが33得点、12リバウンド、4アシスト、ミドルトンは3ポイント83.3%(5/6)を含む33得点に6リバウンド、8アシストの大暴れ。さらにブルック・ロペスが17得点、2スティール、2ブロック、パット・カナトンが11得点、エリック・ブレッドソーとウェスリー・マシューズがそれぞれ3ポイント66.7%(2/3)を沈める活躍で勝利に貢献した。

 後半から見事に立て直して勝利を飾った試合後、ミドルトンは「チームとして努力しただけ」と勝因を語った。

「俺たちは(ハーフタイムで)ずっと話し合ってたんだ。自分たちのベストなバスケットボールができていない。何もかも1歩2歩遅れていたってね。だから俺たちはもっとハードに、いいプレーをすることにフォーカスしたのさ」
  バックスはこの試合で相手のオールスタービッグマン、バム・アデバヨをフィールドゴール20.0%(2/10)のわずか6得点にシャットアウト。ダンカン・ロビンソンに21得点、タイラー・ヒロに20得点など計7選手に2桁得点を許したものの、後半に入ってディフェンスの強度を上げて計43得点に封じており、プレーオフに向けて収穫の多い試合となった。

 この日51歳の誕生日を迎えたマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は選手たちの働きを絶賛している。

「今まで8月6日にNBAの試合を指揮することはなかったから、何だか不思議な気分だし、勝利することもこの先ないだろう。でももっと重要なのは、このチームがイースタン・カンファレンスでベストレコードを残したこと。選手たちへの賛辞と言っていいね。彼らが毎晩やってきたこと、どれほどのものをこのチームにもたらしてくれたかを表している。彼らのことをとても誇りに思うよ」
  エースのアデトクンボは「俺たちにとって最大のチャレンジというのは、自分たち自身」と、まだまだ気を緩める気配はない。

「どうやってプレーしていくか? どれだけハードにプレーできるのか? ハードなディフェンスができるのか? リバウンドを奪えるのか? これまで以上の努力ができるのか? フロアにダイブできるか? 全ては俺たち次第。俺たち自身にかかってるということだ」

 シーディングゲーム8試合のうち4試合を終えたバックスは、8日にダラス・マーベリックス、10日にトロント・ラプターズ、11日にワシントン・ウィザーズ、13日にメンフィス・グリズリーズと戦い、プレーオフを迎える。今後のシーディングゲームで最も注目すべきはラプターズ戦だろう。昨季のプレーオフ、イースト決勝で2連勝からまさかの4連敗を喫した相手に勝ち切ることができるのか。イーストの仮想カンファレンス・ファイナルとも言うべき10日の直接対決は、多くの注目を集めるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】並外れた身体能力とド迫力のダンクでスター街道を驀進!“グリーク・フリーク”ヤニス・アデトクンボの厳選ショット集!

関連記事(外部サイト)