ハーデンは“歴代”最高の1オン1プレーヤーなのか? ご意見番バークレーの主張に波紋!?

ハーデンは“歴代”最高の1オン1プレーヤーなのか? ご意見番バークレーの主張に波紋!?

史上8人目となる3年連続得点王となったハーデン。球団OBでもあるバークレーは「歴代最強」と太鼓判を押した。(C)Getty Images

ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは今季レギュラーシーズンで平均34.3得点をマークし、史上8人目となる3年連続得点王の偉業を成し遂げた。現代最強スコアラーの呼び声も高いが、バスケットボール殿堂入り選手で“ご意見番”のチャールズ・バークレーは、ハーデンこそが「歴代最強の1オン1プレーヤー」だと主張して波紋を呼んでいる。

 オクラホマシティ・サンダー時代はケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、ラッセル・ウエストブルック(現ロケッツ)に次ぐ“3番手扱い”だったハーデンだが、2012年のロケッツ移籍を転機にスーパースターへ飛躍。平均30.4点をあげた2018年に自身初のシーズンMVPを受賞すると、2018−19シーズンには平均36.1点のハイスタッツを叩き出した。

 今季もロケッツの絶対的エースとして君臨し、史上7番目の若さ(30歳138日)で通算2万得点を達成。さらにジョージ・マイカン、ニール・ジョンストン、ウィルト・チェンバレン、ボブ・マッカドゥー、ジョージ・ガービン、マイケル・ジョーダン、デュラントと錚々たるメンバーに肩を並べ、史上8人目の3年連続得点王に輝いた。
  ボールを支配する独占的スタイルは時に非難の対象となってきたが、歴代得点王の中でハーデンが昨季あげた平均36.1点を上回るのは、1試合100点の大記録を持つチェンバレンと“神様”ジョーダンのみ。ハーデンのスコアリング能力は現代NBAにおいて突出している。

 1984〜2000年の現役期間中、通算得点1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387点)から同2位のカール・マローン(3万6928点)、コビー・ブライアント(3万3643点)まで多くのレジェンドたちと対峙してきたバークレーは、ロケッツとオクラホマシティ・サンダーとのプレーオフ1回戦を『TNT』で解説した際、“ハーデン最強説”を唱えた。

「以前にも言ったけど、ジェームズ・ハーデンは俺が今まで見てきた中で最強の1オン1プレーヤーだ」

 これにはかつてアキーム・オラジュワンらとともにロケッツの2連覇に貢献したケニー・スミスが、「歴代だって!?」と驚きを隠せない反応を示した。それでもバークレーは一歩も引かなかった。
 「マイケルとコビーも同様に素晴らしかったが、彼らはハーデンのような3ポイントシューターではなかった。俺の意見は受け入れられる必要がある」

 実際、ハーデンをアンストッパブルな存在にしている必殺技が、ステップバックジャンパーだ。特に3ポイントラインよりも後ろから放つ一撃は、相手のチェックさえも無効化してしまう。37得点をあげたプレーオフ1回戦初戦では、サンダーのデニス・シュルーダーの上からステップバック3ポイントを決め、実況も「ありえないショットだ」と絶叫した。
  バークレーがハーデンを推すのは今回が初めてではなく、過去にも「今まで見た中で最高のオフェンシブプレーヤーだ」と常に最大級の評価を与えてきた。

「かつては見る人間の大半がハーデンを嫌っていた。ドリブル、ドリブル、ドリブル…ボールをずっと持ったセルフィッシュなプレーヤーとしてね。でも、今はキックアウトもできるし、何よりステップバック3でNBAのスタイルの伝統さえも変えてしまった。偉大だよ」

 フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内に設けられたバブル(隔離地域)入り後も好調をキープし続けているハーデン。今季、ロケッツを1994−95シーズン以来となる優勝に導けば、バークレーの主張に賛同する声は一気に増えるに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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