“おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス” TTT次世代エース・佐山駿介がメインで激勝!藤原秀旺はガッツ石島を襲撃!

“おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス” TTT次世代エース・佐山駿介がメインで激勝!藤原秀旺はガッツ石島を襲撃!

メインはかつての同門、佐山(左)と瀧澤(右)。一進一退の攻防を繰り広げた。

“インディー統一”を掲げるプロレス団体TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)「SCRAMBLE 7」が新木場1stRINGで行なわれた。

 TTTとは、ガッツ石島が「実力を持つ選手を集めてインディーの中で一大勢力を作る」との理想を掲げ、今年1月25日に旗揚げしたばかりのプロレス団体。所属はガッツ石島とガッツワールド時代からの盟友・マスクドミステリー、大阪で活躍し、東京に拠点を移したTORU、若手のホープ・佐山駿介の4名。彼らを中心に、全国様々な団体から実力派のプレーヤーを集め、武骨な闘いを繰り広げるのが特色だ。

 現在はエースのTORUが負傷欠場中で、メインイベントは次世代エース候補の佐山駿介に任された。相手は解散したASUKA PROJECTの先輩、瀧澤晃頼とのシングルマッチで、お互いの意地が爆発する熱戦となった。

 序盤は再会を楽しむようにテクニカルなグラウンドの攻防を見せ、観客も固唾を飲んで見守る緊張感漂う展開に。その後佐山が瀧澤の右腕に照準を絞りチキンウイング、キックと次々と攻勢をかけるも、瀧澤もチンクラッシャーで流れを変え、トリッキーなムーヴ後、619から場外にフランケンシュタイナーで形勢逆転する。
  一気に試合を決めにかかった瀧澤がコーナーに上るも佐山がそれに追従し、雪崩式ブレーンバスターで返すなど、お互いを知り尽くした同門対決らしい攻防が続いた。

 その後も佐山の右ストレートにハイキック、瀧澤のRKO、高さ十分のドロップキックなど一進一退の戦いを展開したが、最後は佐山が渾身のバズソーキックを連発しピンフォール。16分38秒の熱戦の結末は佐山が先輩越えを果たすとともに、ホームリングで初勝利を掴んだ。

 試合後リング上で「やっとやっと、TTTのリングで勝つことができたぞー!!」と喜びを表し「またバチバチやりましょう。今日はありがとうございました」と感謝。道場での練習後のようにお互い正座で敬意を表し、ガッチリと握手してリングを降りた。

 バックステージでは瀧澤が「後輩に負けるのは悔しいですね」と言いつつも、「お互いの成長を確かめるためにもまたどこかでシングルをやりたいね」と、佐山に問うと「はい、ぜひお願いしたいです」とそれに答えた。今後再びのマッチアップが期待される。
  またこの日は休憩中に事件が起きた。ガッツワールド解散後のGOING-UPから抗争が続き、TTTの旗揚げ会見にも乱入したヒール軍「渡鳥連合」を率いる藤原秀旺が突然現れ、売店に立つガッツ石島を拳銃で殴打。「料理研究家に専念するためプロレスを無期限休業としていたが、コロナ禍で仕事が全くない現状。これによりプロレスに電撃復帰する。10月10日新木場大会に強行参戦する」との声明文をばら撒きタクシーで過ぎ去った。患部を押さえながらガッツは「お客さんの前で殴られた。10月はリングに上げて1回で終わらせてやる」と激昂しながら「渡鳥連合」討伐を誓った。
  他にも第2試合には恒例のFMWレジェンド対決で黒田哲弘と戸井克成のシングルマッチが実現。じっくりとした中にも懐かしいムーヴが散りばめられたマニア垂涎の試合は、サムソンクラッチで黒田が勝利。

 第3試合は久しぶりに翔太がマスクドミステリーと組み、阿部史典&薄井鉄央のBASARAチームと対戦し翔太が“プロレス頭”をフル回転し勝利を収めた。

 セミファイナルでは新納刃&バナナ千賀VS正岡純&木下亨平のイケメン実力派が揃い踏みした、スピード感溢れる好勝負は千賀のカンクントルネードで木下を仕留め、CCW認定カナディアンヘビー級選手権試合は、王者・ガッツ石島が曲者CHANGOの奇襲にも慌てず、圧勝で2回目の防衛に成功した。

 バチバチのしばき合いから、熟練されたベテランの味、ジュニアの目まぐるしいスピード感に歴史あるベルトのタイトルマッチ。まさにここには「おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス」がギッチリと詰まっている。インディー統一を目指し、TTTは野望とともに邁進して行く。
 ◆TTTプロレスリング◆
『SCRAMBLE 7』
2020年9月3日(木)
東京・新木場1stRING
観衆 100人(札止め)

①「新木場闘会始」(30分1本勝負)
○忍(9分40秒 片エビ固め)鬼塚一聖●
※ミサイルキック

②「FMWレジェンド対決!」(30分1本勝負)
○黒田哲広(8分39秒 サムソンクラッチ)戸井克成●

③「SURVIVAL TAG WAR」(45分1本勝負)
マスクドミステリー&○翔太(9分49秒 片エビ固め)阿部史典&薄井鉄央●
※薄井の片エビ固めを切り返す

④「CCW認定カナディアンヘビー級選手権試合」(60分1本勝負)
<王者>○ガッツ石島(9分06秒 片エビ固め)CHANGO●<挑戦者>
※フェイスバスター
※第10代王者2度目の防衛に成功
■休憩時間
タクシーで藤原秀旺が売店に現れ、石島を襲撃。銃で殴打するなど、新木場の駐車場は騒然となる。藤原は声明文を撒くと、待たせたタクシーで去っていった。声明文には料理研究家への専念をしようとしたが、コロナ禍で仕事がないため、10.10新木場大会への参戦を表明。マッチメイクの扱いが悪い場合は、TTTに陰湿な嫌がらせをするという。石島は「やってやるよ!」と応戦したが、どうなるか?
 ⑤「インディージュニア世代闘争」(60分1本勝負)
新納刃&○バナナ千賀(15分37秒 片エビ固め)政岡純&木下亨平●
※カンクントルネード

⑥「スペシャルシングルマッチ」(60分1本勝負)
○佐山駿介(16分38秒 エビ固め)瀧澤晃頼●
※パズソーキック


文 ●萩原孝弘
 

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