「レイカーズは全員が自分の仕事を受け入れているが、クリッパーズは…」“ご意見番”アリナスがタレント軍団の問題点を指摘

「レイカーズは全員が自分の仕事を受け入れているが、クリッパーズは…」“ご意見番”アリナスがタレント軍団の問題点を指摘

アリナスは、タレント軍団の問題点を指摘した。(C)Getty Images

ロサンゼルス・クリッパーズは今季の優勝候補の一角に挙げられていた。しかしプレーオフのカンファレンス準決勝、デンバー・ナゲッツ相手に3勝1敗と先に王手をかけたが、そこから3連敗で逆転負けを喫した。現役時代に“エージェント・ゼロ”の異名を取ったスコアリングマシンのギルバート・アリナスは、タレント軍団の問題点を指摘している。

 クリッパーズは開幕前に、史上初めて東西のチームでファイナルMVPに輝いたカワイ・レナード、オールラウンダーのポール・ジョージを獲得。名ディフェンダーのパトリック・ベバリー、強力シックスマンのルー・ウィリアムズ&モントレズ・ハレル、さらに今季途中には得点力のあるマーカス・モリスを補強するなど充実の陣容を完成させた。

 レギュラーシーズンは49勝23敗(勝率68.1%)でロサンゼルス・レイカーズに次ぐウエスタン・カンファレンス2位につけたが、プレーオフではダラス・マーベリックスとの1回戦、ナゲッツとのカンファレンス準決勝ともに苦戦。特にナゲッツとのシリーズでは3勝1敗と王手をかけた時点で、カンファレンス決勝はレイカーズとの“LA対決”が濃厚と見られたなかで、3連敗での敗退は大きな衝撃を残した。
  特に、3連敗を喫した第4〜6戦はいずれも前半にリードを奪いながら、後半に逆転されて地力の差を見せつけられる形となった。アリナスは『Fubo Sports』のインタビューで、クリッパーズが抱える“問題点”について指摘している。

「俺は最初からレイカーズがファイナルに勝ち上がると言っていた。レイカーズはそれぞれが役割を理解しているからだ。(選手)全員が自分の仕事を受け入れている。クリッパーズがそうだったかと言えば疑問だね。メディアにはクリッパーズ派が多かったけど、今年の彼らは支配的ではなかった。連勝は最長で7。ニューオリンズ(ペリカンズ)やニューヨーク(ニックス)のようなチームにも負けている。唯一負けていないのはカンファレンス最下位のチーム(クリーブランド・キャバリアーズとゴールデンステイト・ウォリアーズ)なんだ」
  レギュラーシーズンから取りこぼしが多かったクリッパーズはレナード、ジョージ、ウィリアムズ、今季の最優秀シックスマンに輝いたハレルとオプションが豊富な一方で、絶対的な存在はいなかったというのがアリナスの主張だ。

「ポール・ジョージやカワイ(レナード)、さらにベンチからルー・ウィリアムズとトレズ(モントレズ・ハレル)が出てくる。ラストショットで誰がボールを手にする? ルー・ウィリアムズ? それともカワイ? そういうことになってしまうんだ。ルー・ウィリアムズは毎年ビッグショットを決めてきた。カワイも(2019年に)ファイナルMVPを獲得して、プレーオフでビッグショットを決めている。一般的には彼(レナード)と言うだろうけど、ルー・ウィリアムズを得意な領域(役割)に配置するのが筋さ。ディフェンスとの駆け引きに長けた選手で、相手にコンタクトして、ファウルをもらう技術は天才的だからね」
  カンファレンス準決勝敗退が決定後、ジョージは「期待に応えられなかったのは事実だ。でも、俺たちは別に『今年チャンピオンにならなかったら失敗』と思いながらプレーしていたわけじゃない。時間をかけて一緒にいることで、俺たちはもっと上手く機能するようになるはずだ」と語っている。カンファレンス決勝不出場のNBA最長記録を更新してしまったクリッパーズだが、この悔しさをバネに来季こそは不名誉なジンクスから脱出できるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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