【TTT】ガッツ石島、“CRAZY KID”竹田誠志も合流した「渡鳥連合」に屈辱連敗…「12月は倍にして返す」

【TTT】ガッツ石島、“CRAZY KID”竹田誠志も合流した「渡鳥連合」に屈辱連敗…「12月は倍にして返す」

TTTのリングにて秀旺とガッツの抗争は今もなお続いている。

 “インディー統一”を掲げるプロレス団体TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)「SCRAMBLE 8」が新木場で行なわれた。前大会同様、コロナ禍の中でも140人の上限いっぱいの観客が詰め寄せ、完売御礼の札止めとなった。

秀旺vsガッツの抗争が拡大

 ガッツワールド解散後、2018年のGOING-UPから抗争を続け、TTTの旗揚げ会見にも乱入したヒール軍「渡鳥連合」を率いる藤原秀旺。GOING-UP参戦時はスーツ姿にサーベル、引き連れる仲間も“秀・オブザ・イルミナティ”、秀・マリー=ウォーシュ、スーパードクター・秀など見た目もファイトスタイルも怪しい雰囲気のオンパレードで、インディマニアを中心にカルト的人気を博していた。

 TTT参戦と同時に「渡鳥連合」を結成し、派手なアロハシャツ姿でリング上でカードゲームに興じるなどやりたい放題。独特の世界観で周囲を唖然とさせる事も多いが、実力は折り紙つきで、前回大会ではヘビー級のガッツ石島を軽々と持ち上げ堂々のピンフォール勝ち。TTTでも圧倒的な存在感を示している。

 対するガッツ石島は2004年に「ガッツワールド」を設立。2018年まで団体の長として活躍し、その後もGOING UPを経てTTTでもトップとして君臨しているインディを代表するヘビー級レスラー。

 前大会で屈辱のピンフォール負けを喫したガッツは今回、セミで8人タッグで雪辱を期し「初めて秀旺に3つ取られてしまったので、同期4人で協力して必ず秀旺から3つ取り返したい。狙うは秀旺の首一つ!」と、SOSのバナナ千賀&ツトム・オースギに忍を加えた“2004年デビュー“の同期タッグを結成。しかし「渡鳥連合」もレギュラーの木村太輔と塚本拓海に“CRAZY KID”竹田誠志を助っ人に迎えさらに戦力アップし、試合前から大注目のカードとなった。
  前大会同様、入場時にリングにテーブルを持ち込み、今回は「黒ひげ危機一髪(昭和版)」を楽しむ木村、塚本と竹田。秀旺は派手な衣装が掛かったハンガーラックを場内に持ち込み登場。怒り心頭のガッツはリングインとともにテーブルを蹴り上げ、8人が各々場外戦を繰り広げるカオス状態に。

 試合中もソフビの戦隊人形を並べ悦に入る塚本、頻繁に衣装を変える秀旺、忍の尻に黒ひげを突き刺し発射させる反則攻撃…次々行なわれる常人には理解不能のプロレスに、ガッツ組もSOSの華麗な連携、忍のケブラーダ(尻は丸出し)、ガッツのパワーと正統派プロレスで立ち向かうが、最後は秀旺がガッツの背後から「ビデオ安売王」のジャンバーを被せ視界を奪うと、木村が丸め込み3カウント。経過はともかく軍配はまたしても渡鳥連合に上がった。
  納得いかず暴れるガッツ軍を蹴散し、意気揚々とマイクを手にする渡鳥連合。竹田も「何故俺を呼んだ!?」とデスマッチファイターとして名を馳せる実力者は秀旺に問いかけるも「何となく楽しかったよ。また呼んでください」と渡鳥に興味深々。塚本は「竹田のために歌ってくれ」とリクエストし、これを受けた秀旺はリング中央でスポットライトを浴びながら玉置浩二の「メロディ」を熱唱。プロレス界唯一無二の存在感を見せつけリングを降りた。

 試合後も「今このプロレスっていうものの幅を狭くしてる連中、例えば世の中のネットの書き込みなどには一切屈しない。俺たちはこのプロレスというジャンルを広めようと活動してる」と理念を説明。また「今日は助っ人の竹田誠志だが、正式加入でやっていく」と勢力拡大も宣言し「これからの渡鳥連合はストロングスタイルを追究していくから。超ストロングスタイル。身体と身体のぶつかり合いのプロレスやってくから。凶器とかは今日で最後だ」とうそぶいた。

 今回も大将でありながら黒星を喫してしまったガッツは「汚い手を使いやがって!2連敗した借りは12月絶対倍にして返してやる!」と、興奮状態でリベンジを誓った。
 ミステリーvs佐山のシングルは佐山が劇勝

 前大会でタッグながらTTTの重鎮マスクドミステリーのチョークスラムの前に苦汁をのんだ次世代エース佐山駿介は今回、メインでミステリーとシングルで決着戦。佐山はチョークスラム対策と重みを増した得意のキックに磨きをかけ、14分弱の熱戦に幕。次戦はビッグネーム#STRONG HEARTSのCIMAとシングル対決が決定した。

 秀旺VSガッツ含め「おもちゃ箱を引っくり返したようなプロレス」が目白押しの次回大会は12月5日新木場。インディならではのカオス感溢れるTTTに要注目だ。
 
<11月14日 東京・新木場1stRing 観衆140人(札止め)>

取材・文●萩原孝弘

関連記事(外部サイト)