クリッパーズへ移籍したイバカが古巣ラプターズへの思いを語る「加入した初日からホームだと感じた」

クリッパーズへ移籍したイバカが古巣ラプターズへの思いを語る「加入した初日からホームだと感じた」

クリッパーズ行きを決断したイバカ。自身のインスタグラムで古巣ラプターズへの思いを綴った。(C)Getty Images

11月21日(日本時間22日、日付は以下同)、今年のFA(フリーエージェント)戦線の目玉のひとりとして注目を集めていたサージ・イバカが、ロサンゼルス・クリッパーズと2年1900万ドル(約19億5700万円)の契約に合意。31歳のビッグマンに対しては昨季の覇者ロサンゼルス・レイカーズをはじめ、ブルックリン・ネッツ、そして再契約を希望していたトロント・ラプターズなど、優勝候補のチームが秋風を送ったものの、激しい争奪戦はクリッパーズに軍配が上がったようだ。

 イバカは11年間のキャリアでオールディフェンシブチームに3度選出、ブロック王に2度輝いたほか、ラプターズ時代の2019年に優勝、オクラホマシティ・サンダー時代の2012年にもNBAファイナルに進出。213cm・106kgの体格を誇る、経験豊富なビッグマンだ。

 ネッツはサンダー時代のチームメイト、ケビン・デュラントがイバカを勧誘し、ラプターズも優勝に大きく貢献した功労者に対して猛アタックしたものの、最後はラプターズ時代のエース、カワイ・レナードと再びプレーする決断を下す形に。クリッパーズとしては、昨季最優秀シックスマン賞に輝いたモントレズ・ハレルがレイカーズへ移籍していただけに、攻守両面で頼れるイバカを補強できたことは大きな動きと言っていいだろう。
  ラプターズに約4シーズン所属し、平均27.6分の出場で14.2点、7.4リバウンド、1.1アシスト、1.2ブロックを残したイバカは、22日に自身のインスタグラムを更新。古巣ラプターズとそのファンへ感謝の思いを綴った。

「トロント、カナダ、そしてラプターズが俺にとってどれほど大きなものか、どうやって語ればいいんだろうか?俺は新しい国、新たなチームへ3年前に加入して、最初の日からホームだと感じていたよ。この街とファン、ラプターズという組織のためにプレーできたことを本当に感謝している。その期間にみんなが与えてくれた愛を、俺は決して忘れたりはしない。トロント・ラプターズという組織全体にありがとうと伝えたい。選手たちをケアしてくれる本当に素晴らしい球団であり、NBAチャンピオンになることができたことを嬉しく思う。素晴らしいチームメイトたち、フロント、スタッフたちに恵まれたんだ。そしてもちろん、このチームのファンベースは唯一無二のものだった。ありがとう、トロント。ありがとう、カナダ。ありがとう、ラプターズ。俺はこれからもずっとあなた方のものだ」
  スターター、ベンチスタートを問わず、イバカはコートに出ればエネルギッシュなプレーでチームを盛り立てた。得点やリバウンド、ブロックに加えて、スクリーンやボックスアウト、ディフェンスといった数字に残らない地味な仕事までこなし、熱のこもったパフォーマンスで絶大な貢献をしてきたと言っていい。
  ラプターズは今オフ、フレッド・ヴァンブリートとの再契約に成功したものの、重要な役割をこなしたイバカ、そしてマルク・ガソル(レイカーズと契約合意)という2人のビッグマンが移籍。その代役としてアーロン・ベインズと2年1430万ドル(約14億7290万円)、FAとなっていたクリス・ブーシェと2年1350万ドル(約13億9050万円)で再契約したものの、戦力ダウンしてしまったことは否めない。はたしてチームは、来季も変わらず強豪として君臨することができるのだろうか?

文●秋山裕之(フリーライター)

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