「完ぺきなイーグルパットでした」絶好調宣言の渋野日向子が2位発進!ゴルフを楽しむ心の余裕も戻ってきた【リコーカップ】

「完ぺきなイーグルパットでした」絶好調宣言の渋野日向子が2位発進!ゴルフを楽しむ心の余裕も戻ってきた【リコーカップ】

ショット、パットともに好調だった渋野。今季最高の2位スタートを切った。(C)Getty Images

国内女子ツアーの今年最終戦であり、今季3戦目の公式戦『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』初日、渋野日向子が1イーグル、3バーディ、1ボギーの68で回り、首位と1打差の単独2位につけた。

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 大会前日に絶好調宣言をしていた渋野にウソはなかった。先週はアイアンショットに不安を感じていたが、この日は多少の距離感に誤差があったものの、グリーンを大きく外すこともなく、終始安定したゴルフを見せていた。3つ奪ったバーディは全て1ピン以内に第2打、あるいは第3打をつけており、ショットの精度が上がっていることは間違いない。
  ただ、ショット以上に今回注目したかったのはパッティングだった。先週開催された『大王製紙エリエールレディスオープン』の決勝ラウンドでは、3日目に26パット、最終日に28パットと調子を上げていた渋野。本来ならその感触を今週も生かしたいところだが、開催コースである宮崎カントリークラブのグリーンはコウライなのだ。

 ただでさえベントグリーンと比べて芝目の影響を受けやすいのに、今年は温暖な気候のため、この時期でも芝が元気だという。つまり、夏場のコウライグリーンとほとんど変わらない芝目の強さを持つわけだ。微妙なタッチよりも、芝目に負けないようにしっかり打つことが要求されるだけに、その切り替えを上手くできなければ上位にいくことは難しい。

 そんな心配をあっさりと吹き飛ばすかのように、この日の渋野はパットを決めまくる。4番パー4で2・5メートルを沈めると、7、8番でも寄せワンでパーセーブする。圧巻だったのは9番パー5だ。ピンまで残り234ヤードから3番ウッドで放った第2打がグリーンをとらえる。カップまでは約7メートルのスライスラインが残る。2週前までの渋野は同じようなラインを迎えたときに、カップの手前からボールが右に流れていくような外し方をすることが多かった。いわゆるアマチュアラインに外していたのだ。しかし、このホールでは違った。しっかりとボールをヒットし、プロライン側からカップにねじ込んで見せた。「運もあったと思いますが、きれいに入ってくれましたね。完ぺきなイーグルパットでした(笑)」と顔を崩した。
  結果的に27パットだったが、短いパットを打つときでもカップの反対側にボールをぶつけるようにして入れるシーンが少なくなかったこの日の渋野。それがコウライグリーンだからなのか、本来のパッティングスタイルに戻りつつあるのかは分からないが、プラス材料になっていることは間違いない。どちらにしても、以前のような不安げな様子はグリーン上では見られない。最終18番パー4では、約2メートルのパーパットを残したものの、カップのど真ん中から沈めてみせた。それもストロークとラインの読みに自信が出てきたからだろう。
  また、ドライバーショットでは以前よりも体重移動を行い、大きく振り上げて大きなフォロースルーを出すイメージで振るようにしたところ、飛距離が伸びて曲がりも少なくなってきたという。スイングや攻め方など一時期は昨年の自分に戻りたいと考えていたが、それがよくないことだと気づき、新たな自分を作り上げていくことに舵を切り直した。昨年の自分に戻ることは成長にはつながらないと考えたからだ。

 その判断が正解かどうかは分からないが、今のところ楽しくゴルフができるようになったと渋野は言う。2日目は今季初の最終組でのラウンドとなる。「緊張感を持って回れると思いますが、その中でも今自分ができることを最大限発揮できるように頑張りたいです」と語る。渋野のゴルフがどのように変わろうとしているのか、それを確かめる意味でも見どころの多い18ホールになりそうだ。

文●山西英希

 
 
 
 
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